フォトコンテスト応募休止 [写真・撮影]
私が愚息のサッカーを撮り始めたのが2002年秋のこと。ちょうど10年前になります。
試合を見ているうちに、この子達の表情、感動を形にして残しておきたい、そんな想いからでした。最初はフィルム一眼レフカメラと安価なタムロンレンズでしたが、翌年からデジタル一眼レフカメラに切り替え、機材も買足し・買い替えて、ここまできました。その間、腕試しと選者の評価が聞きたいのと、何よりこの子達を誌面に載せてあげたいとの思いから、雑誌のフォトコンテストに応募を続けました。載った子の保護者の方からの感謝の言葉が、一層の励みになったことは事実です。その後、雑誌以外のフォトコンにも応募を続け、新聞紙上に紹介されたりもしました。表彰式に出席したこともあり、このブログにコメントをくださるノリックさんやこぶ平さんと出会うこともできました。それら全てを振り返り、自分なりに納得のいく結果を残せたこと、そしてそれが自身の励みと向上につながったことは、これまで何回かここで書いてきましたし、前回までの記事のような私見を書くことができました。
一方で、ちょっと達成感に近い想いもあります。2006年・2008年の名古屋スポーツフォトコンテストでV2達成。全日本スポーツフォトコンテストでは2007年から連続入選し、昨年末に念願のタイトル獲得。2008年のベストスマイル・オブ・サ・イヤー・フォトコンテスト受賞で地元新聞に顔写真入りで紹介されてしまいましたし、雑誌CAPAのフォトコンでも一席獲得で、顔写真も載ってしまいました。そして、スポーツフォトの最難関と私は思っている、キヤノンフォトコンテストにも2004年・2007年と入選させていただきました。毎年一つぐらいは何か欲しい、と続けてきましたが、今年になってちょっと出来すぎ感と達成感が出てきてしまいました。そこで、こうしたフォトコンテストへの応募を、しばらく休止することにしようと思います。
前回の記事で、「フォトコンへの誘いを書いておきながら、何だ!」とお叱りの言葉を受けそうですが、自分的にはちょっと煮詰まり感がある事も確かなことで、充電期間を設けたい、といった意味です。もちろん、これからも写真は撮り続けますし、自分なりの試行錯誤は続けていく所存ですが、コンテストへの応募は暫くお休みします。(ただ、サッカー写真以外では、もしかすると応募するかもしれませんが)
何もこんな事、ブログに書くことはないのかもしれませんが、一応自分なりのケジメのつもりで書きました。このブログは今後ももちろん続きます。皆さんの入選の報などありましたら、また知らせてください。
今回、フォトコンテスト応募休止を思い立ったのは、コレです。
http://cweb.canon.jp/photocontest/contest46/
先にも書きましたが、年に一度のキヤノンフォトコンテストには過去に2回入選させていただきました。もし3回目ができれば、その時はフォトコン応募を休止しよう、と密かに思っていました。それが今年の第46回キヤノンフォトコンテスト・スポーツ・モータースポーツ部門にて、望外の「大賞」を受賞することができました。本日、キヤノンのホームページで正式発表されましたので、ご報告させていただきます。これでもう、思い残すことは有りません。
ここまでの長い前フリには何かあると思っておりましたが、そう言うことでしたか。
いやぁ~、もうこれは何の説明も要りませんし、お気持ちは十二分にわかりますし、自分の立場でも
同じようにしたと思います。
私も、年間にいろんなフォトコンに応募し、稀に入選したりいたしますが、総合力と言う点では、
やはりこのキヤノンのフォトコンが最難関だと思っております。
しかも今回の選者はスポーツ写真の大御所水谷先生でございますので、より一層に価値あるものだと思います。
今年も全力で応募しましたが、落選した私にとって、この賞はまぶし過ぎる程の閃光を放っております。
僕も自分の写真付きの紹介をされるこの賞を目標にこれからもシャッターをきり続けたいと思います。
本当におめでとうございます。
by ゼク (2012-11-20 19:09)
いつもは素直に言えてなかったけど、本当におめでとう。
毎週毎週、カメラ機材担いでどこかに行く父。ときには日帰りで何百キロと一人で運転し
暑い日でも寒い日でも雨の日でも選手のために写真を撮る父。
自分のためではなく、誰かのために頑張ってる父の姿はいつも見てました。
もう頑張らなくてもいい、楽しくやればいい、疲れたときは休んでもいい。
でも誰かのためにこれからもシャッターはきり続けてほしい、親父が撮る写真で喜ぶ人が必ずいるから。
おめでとう、家族として、愚息として、親父のことを誇りに思う。
by 愚息1号 (2012-11-20 19:52)
息子さんのコメントにも大賞を、目頭が熱くなりました。
by fckoji (2012-11-20 20:14)
息子さんのコメントに感動いたしました。
写真には撮影者の顔や姿は一切写る事はありません。
おそらく真摯で純粋な気持ちで誠実に、真剣にサッカーを、いや、サッカーをしている子供達や全ての人を
撮り続けてきたお父様ご自身のお写真は数えるほどしかないと想像いたします。
でも、本当は全ての写真を裏側から見れば、お父様のファインダーを覗いている姿があるのです。
被写体に対しての深い愛情が無ければ、その写真に魂は宿らないと考えます。
そうです、今までの息子さんの数百枚、数千枚とも言える全ての写真にはファインダーを覗いている
お父様の愛があるのです。 だから写真は素晴らしいと確信いたします。
あらためて、本当におめでとうございます。
by ゼク (2012-11-20 20:58)
おめでとう!おめでとう!おめでとう!
by 隊長ケン (2012-11-20 21:35)
スポーツ/モータースポーツ部門大賞受賞おめでとうございます!
充電期間を楽しまれて、また新たにフォトコン挑戦を続けてください。
by Cimarron (2012-11-20 21:46)
大賞受賞おめでとうございます。
そして、何より息子さんのコメントにはぐっときました。
うちにも愚息1~3号がいて、チームメートも含めてちまちまと写真を撮っておりますが、もしも息子からこんなコメントもらったらきっと天にも昇る気持ちになることでしょう。
そんな日がいつか来ることを夢見て、私もフォトコンに応募してみようと思います。
どうもありがとうございました。
by ジグチッチ (2012-11-20 22:30)
ついに
キヤノンコンテストのスポーツ部門で
大賞!!ですか。
おめでとうございます。
アマチュアスポーツカメラマンとしては、国内最高の“賞”ですね。
by ノリック (2012-11-20 22:59)
ジュニアユースさん、おめでとうございます。
そして、ご子息のコメントに心をうたれました。
私もサッカークラブチームの活動を撮影させていただいています。
今年で、愚息2号も卒団します。
この後、撮影を続けるべきか、撮影を引退するべきか考えていました。
ご子息のコメントを拝読させていただき、もう少し続けて見ようと考え直しました。
ありがとうございました。
by nosuke (2012-11-20 23:08)
みなさん、コメントありがとうございます。
本当に、みなさんの過分なお言葉、身に染み入ります。もっと早く出て来るはずが、
なかなか言葉が見つからず、こんな時間になってしまったこと、お許しください。
本来はお一人お一人に言葉を返すところですが、今回はまとめてで失礼させてください。
大賞内定の通知が我が家に届いたのは10月13日のこと。これほど嬉しかったのは、
何年ぶりのことでしょう。サッカーを撮り続けて10年。ここまできたか、という
到達感で胸一杯になりました。振り返れば、どうして思ったような画が撮れないのか、
と悩んだ時期もありました。それももう懐かしく思えるのは、家族をはじめ、励ましの
声を頂いた多くの方々のおかげなのだと、感謝しております。
今回は私の望む最高の結果を得られましたが、これで全て終わってしまうわけでは
ありません。サッカーというスポーツに、真摯に臨む選手たちの輝きに魅せられた私
ですから、そんな宝石のような輝きを求めて、これからもファインダーを覗き続ける
ことと思います。誰の為にならなくても、何も得られなくても、私が私らしくあるために。
このブログにやって来てくださる方々の多くは、写真を撮っておられることと思います。
皆さんの撮った画は、私には絶対に撮れない画です。今回は私が幸運でしたが、
皆さんの画も価値ある画のはずです。これからも共に、そんな価値ある画を撮り続けて
いけたらいいな、と思っています。
ゼクさん、fckojiさん、隊長ケンさん、Cimarronさん、ジグチッチさん、ノリックさん、
nosukeさん、祝福の言葉をありがとうございました。お礼申し上げます。
さて、我が愚息1号へ。
海の向こうからの書き込み、ありがとう。感謝の言葉を投げかけるべきなのは、
きっと私の方だろう。お前がいなければ、ここまで来ることはできなかった。
お前と仲間たちに、輝くものを見つけられたからこそ、ここまで来ることができた。
ありがとう。
こんな父を誇りになど思わなくていい。まだ先に未来のあるお前の礎の欠片にでも
なれれば、私はもうそれで充分なのだよ。
今、お前の父であることを、幸せに思う、本当に。
by ジュニアユース (2012-11-21 01:27)
ジュニアユースさんご無沙汰しております。
今朝方、CanonのHPを見て先にそちらで受賞された事を知りました。
フォトコン記事が続いてましたので、実は予想もしていましたが…笑
大賞、本当におめでとうございます。
私もCAPAはたまに挑戦してみてますが、今夏の高校野球以降はスナップを撮るようになりました。
最後の一文、「これでもう、思い残すことは有りません。」がとても感慨深いです。
息子さんとのやり取りにも心打たれました。
とても美しいものをありがとうございました。
by kira_photo (2012-11-21 06:24)
素晴らしい!
本当に、おめでとうございます!
そして、息子さんのコメントが、また泣かせる(T_T)
朝からホットな気分になりましたよー\(^o^)/
by hiroki (2012-11-21 07:41)
本当におめでとうございます。
羨ましい親子愛ですね。私には息子がいませんのでなおさら羨ましく感じます。
今後の一層の充実をお祈りしています。
by kotodaddy (2012-11-21 08:36)
凄いっ! おめでとうございます!
他に言葉が見当たりません。
永く撮られて来た全ての想いを感じます!
息子さんも、良い子なんだろうなぁ… (*^_^*)
by Hobby (2012-11-21 08:41)
おめでとうございます。
本当におめでとうございます。
他の作品も拝見しましたが、スゴいレベルの高さに驚きました。
その中での大賞、素晴らしいです。
更に皆さんのコメントにもありますが、正直 私も涙がこぼれました。
スポーツの撮影は基本的に外。
夏の暑さ、冬の寒さ実際かなり大変です。お疲れ様でした。
いつかぜひ一緒に撮影しましょう!
学ばせて頂きたいです。
本当におめでとうございます。
by うらくん (2012-11-21 23:02)
みなさん、コメントありがとうございます。
今回もこんな時間になってしまいました。まとめての返礼でお許しください。
今回の受賞は、一日や一年で得られたものではありません。10年の月日の積み重ねの結果だと思っています。
それと同時に、こうして皆さんから、こんなにも多くの温かいお言葉をいただきました。これもまた、これまで
このブログを続けてきた成果だと思っています。
誰に師事したわけでも、教室で学んだわけでもない写真とブログですが、試行錯誤しながらここまでやってきて、
本当に良かったと思っています。
実際に会ったことのない方がほとんどなのに、親しみを感じるなんて、素晴らしいことだと思います。
kira_photoさん、hirokiさん、kotodaddyさん、Hobbyさん、うらくんさん、心に染み入るお言葉、感謝に耐えません。
みなさん、ありがとうございます。そしてこれからも、どうかよろしくお願いします。
by ジュニアユース (2012-11-22 00:47)
おめでとうございます
私どもの関係する大会から、このような素晴らしい賞が生まれるなんて
嬉しいの一言です!
これからも素晴らしい写真を拝見させてください。
そういう意味では関係者の中では私が一番恵まれているかもしれません(^^ゞ
by yusuhara (2012-11-22 08:04)
はじめまして。大賞おめでとうございます。
僕は2年前、まだ一眼始めて1年で撮った写真で、第43回の自由部門で大賞を撮ってしまい、
それが重い十字架となりフォトコンに熱心に応募。
今年やっと2年ぶりに入選で復帰し、肩の荷が降りた感じです。
経緯は違いますが、達成感という点では凄くお気持ち分かります。
過去の記事もいろいろ拝見しましたが素晴らしい写真ばかりで魅了されました。
前回入賞した際、京都で高校野球を追いかけ撮影している方からコメントを頂き、ブログを拝見したのですが、
そのチームのみんな(親や指導者を含め)が喜んで貰える写真という点が、大きな共通点で、
そこが素晴らしい作品の根っこなんだろうなと感じました。
僕も小3の息子がサッカーをしているのでたまに撮るのですが、
フォーカスと構図を決めるのにまだまだ苦労しているので憧れます。
またじっくり読ませて頂き、今後の撮影の参考にさせて頂きます。
最後に、息子さんのコメント、グッときました。
僕もいつかそんな言葉をかけて貰えるよう
みんなに喜んで貰える写真を撮り続けたいと思います。
素敵な写真とブログに出会い嬉しくなり長文になり失礼しました。
by パパカメラ (2012-11-22 08:52)
おめでとうございます
お久しぶりでございます
中学サッカ-から高校ラグビ-に変わって
東京決勝
秩父宮ラグビ-場にて、我が家の被写体が引退しました
来年からは大学リ-グですが
もう今までのようには、撮影はできません
今回秩父宮グランドに降りて、3000ショット以上失敗作を楽しませていただきました
ここまで、撮影に夢中にさせていただいた師匠
改めて ありがとうございました
師匠のブログを見なければ、ここまでたどり着けなかったでしょう
6年の修行を大切にまた精進します
by hkpp (2012-11-22 17:50)
コメント、ありがとうございます。
また、まとめての返礼でお許しください。
こんなにも多くの方々から「おめでとう」と言われるのは初めてじゃないか、と感動しています。
そして、ブログもサッカー撮影も、ここまで続けてきてよかったなあ、と今しみじみ感じます。
ともすれば自己満足で終わる写真撮影で、多くの人に喜ばれ、褒められ、称えられた私は、
幸せ者です。
yusuharaさん、パパカメラさん、hkppさん、ありがとうございます。
これからもこれをステップにして撮り続けます。また一緒にがんばりましょう。
by ジュニアユース (2012-11-23 00:20)
おめでとうございます。お子様の言葉も感動的でしたが、ジュニアユースさんの10年の積み重ねが大輪に花を咲かせたのだと思います。本当におめでとうございます。
これからも素敵な写真を撮り続けてください。ブログに来るのがいつも楽しみです。
by haratta (2012-11-23 11:39)
harattaさん、コメントありがとうございます。
10年と言っても、あっという間でした。試行錯誤の連続でした。それらすべてが報われたようで、感無量です。
今後も、このブログを通じて活動していきますので、どうかよろしくお願いします。
by ジュニアユース (2012-11-24 20:16)
まだ内定…というところまでしか聞いていなかったけど、確定したんだね。
遅ればせながら、おめでとう。
お父さんが写真を撮るようになったから、それまでやってたビデオ撮影が私に回って来て、ほぼ毎週、お父さんはカメラを私はビデオカメラを担いでグランドを歩いてたよね。
いったいどれだけの人が、あそこの家族はなんなんだ?って思っただろうね。
サッカーだけでなく、家族旅行でもカメラ、カメラ。
気がつくといつも写真を撮っている姿がある。
お父さんはどんな人?って聞かれると、もうカメラを構える姿が真っ先に思い浮かぶようになったよ。
思い残すことはもうない?
なにを言ってるんですか。
もうこれで終わり?
まだまだだよ、まだまだ先は長いよ。
だってまだ撮ってない画がたくさんあるんだから。
今はただの小休止。
ゆっくり楽しく撮ってなよ。
絶対また、ちょっと応募してみようかな…って思うから。
その時はまた、いい報告聞かせて欲しいな。
とりあえず、弟が帰ってきたときに久しぶりの家族写真をお願いします。
by 長女 (2012-11-27 12:32)
長女へ
まあ確かに、ビデオ撮影をお前に押し付けたために、写真撮影に専念できたわけだから、そのあたりのことは感謝です。
ウチの家族は、他とは違う変な家族なのかもしれないけれど、それはそれでイイと思ってます。満足してます。
あなたの父は、自慢できる父ではないけど、変な父でもないですよ(と自分では思ってますけど)。
「おめでとう」には素直に喜びたいと思います。けど、このコメント、ちょっと遅くないか~~
by ジュニアユース (2012-11-27 21:04)