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シェーバー [日々の徒然]

前々回、6年愛用した格安自転車に別れを告げたことを書きましたが、今回は最近新しく手にした物の話です。
その頻度や方法はともかくとして、成人男性の方なら、髭(ヒゲ)を剃らない人はいないと思います。私自身は、特に髭が濃い方でも薄い訳でもなく、この点ではいたって普通なのですが、これまで毎朝髭を剃って出勤する、という生活をあまりやったことが無かったのです。無精ということもあったかもしれませんが、隔日出勤の夜勤が多い生活を続けてきたせいか、毎朝・毎日、ということは少なかったのです。この髭を剃るという点では、電気カミソリ(シェーバー)が最も手軽で早いことは重々承知しているのですが、そんな頻度の髭剃りだったものですから、これまでほとんど手動のカミソリを使ってきました。もちろん、シェーバーを使っていた時期もあったのですが、剃り後の爽快感の点で、安物でも使い捨てのようなものでも、カミソリが好きだったのです。それがこの度、諸事情で毎日髭剃りをしなくてはならなくなったものですから、約10年ぶりにシェーバーを購入することとなりました。
それは、1万円も2万円もする高級機種は、機能も剃り心地もイイでしょう。でもねえ、オシャレに気を使う歳でもなく、元来邪魔なものを排除するだけのために高額を使うのもなあ、と、どうも積極的にはなれず。最近の機種なら高級機でなくても、昔使っていたものよりもずっと性能が良いはずだし、特にこだわる点も無し、という訳でして。こうした場合、某巨大掲示板での評価なり口コミを見て決めるのが一番だと思って、先日からチラチラと見ていたのです。満足度の高い製品は、やっぱり高額機種なのですが、そこそこの値段で3枚刃、そこそこの評価のもの、という私のニーズに合致したのが、この日立のシェーバー(S-BLADE RM-T398)でした。

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http://kadenfan.hitachi.co.jp/shaver/lineup/rm-t398/index.html
これまでの私の乏しい経験から言わせていただければ、シェーバーが壊れるということは滅多に無く、使い続けて不満が出てくるのは決まって、外刃・内刃のキレが落ちてくること。こうなると、刃の交換ということになるのですが、その替え刃が何とも高価。ここで躊躇して、また手動カミソリに戻ってしまう私なのです。だいたい、有名どころのブラウンやパナソニックの製品の替え刃は高すぎると思います。安いシェーバーが買えるのではないか、という高価な替え刃の機種を選ぶぐらいなら、この種の製品にこだわりの無い私は、安価なシェーバーをこまめに買い換えた方が、結果的に満足度が高いのではないか、という結論に達した訳です。そこでこのシェーバー、価格コムでの最安値は3044円との表示。しかも(その時点では)コジマネットでした。コジマならウチの近所にもあるではないか、と早速出かけてみて、店員さんに「ネットと同じ価格にしてくれない?」と頼み込んでみましたところ、アッサリOK。で、いそいそと持ち帰ってきた次第です。
使ってみてどうか、ですが、まあ普通です。新品なのだから当たり前といえば、そうなんですけど、ただ髭が剃れればイイという私の単純なニーズには充分だと思いました。ただやっぱり高性能とは言えず、アゴ下のクセ髭の剃りには難があります。側面に付けられたキワゾリ刃、というよりアタッチメントが大きくて、鼻下を剃る際に邪魔、との指摘は本当です。が、それはこの大きなアタッチメントを外せば軽減、更に表裏逆に持ち替えれば解決することです。これが面倒、という方にはお勧めできませんが、今どきの製品らしくウエットシェービングもできますし、水洗いもOK。何と言っても、ブラウンやパナソニックの高級機の替え刃より安い価格で購入できることを考えれば、私にはコレで十分です。

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2011年発売開始の製品ですから、在庫整理の意味もあってのこの値段だとは思います。それに加え、この製品の最大の難点で、低価格の要因なのは、充電池が今や当たり前のリチウムイオンではなく、ニッカドバッテリーであること。ニッカドバッテリーにはメモリー効果があることはご存知の方も多いでしょう。途中充電を繰り返すと使用時間が短くなっていくので、完全放電してから満充電をする、といった方法が適切だと、取扱説明書にも明記してありました。ただ慌ただしい朝の髭剃りに、電池切れというのは避けるべきで、否応なく途中充電を繰り返すことになるでしょうから、この点はこの製品の弱点として、低価格とのトレードだと割り切る必要が有ると思います。しかし考えてみれば、他社の替え刃の値段で買える製品です。剃り味が落ちたら買い替えるべき製品だと考えれば、製作者が長期間の使用で優位なリチウムイオンではなくニッカドバッテリーにして低価格を実現したのなら、それはそれなりに意図ある製品だと言えなくもないですね。
また、その充電器もスタンドタイプではなく、ホント単純な何処でも見かける無骨なタイプですから、この点もまあ許容しないといけない点です。満充電して20日程毎日使いましたが(私の使い方では)、今のところ充電切れの兆候無し。空の状態から満充電するまで5時間と取説には書かれていますが、アレッ?何時まで経ってもランプが消えないゾ、と思っていたら、満充電になっても充電ランプは消えないの仕様だとか。この点も許容範囲に入れないといけない製品です(笑)。
でもやっぱり・・・、手動のカミソリの方が、やっぱり私は好きです。

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サルパパ

お久しぶりです。
最近私も同じような事を感じていたので、お邪魔してしまいました。

シェーバーに限らず、若い頃に男性のステータスシンボルだった感のある物が、今は高性能で、安価で手に入るようになり、物に対する執着が薄れてきたのかもしれませんね。

ちなみに私も手動のカミソリが好きで、シェーバーで剃った後に、やっぱり仕上げでカミソリを使っています。
by サルパパ (2013-05-11 15:35) 

ジュニアユース

サルパパさん、こんにちは。
何でも安くなる時代ですが、それでも高性能・高価格のものもあって、2極化ですかね。カメラも同じかな。
必要に迫られて買ったシェーバーですが、100円均一店で買った手動カミソリも、やっぱり手放せません。
これも2極化?ですかね(笑)。

by ジュニアユース (2013-05-12 22:16)