サッカー撮影52(胸トラップ) [サッカー撮影]
サッカーにおいてトラップ(Trap)とは、飛んできたボールを体の一部で受け止めて、そのボールをコントロールして自身の支配下に置き、次のプレイに繋げる一連の動作のことです。選手の身長よりも上方から飛んでくるボールや、一度バウンドして上がったボールをトラップする際に、足や腿だけでなく、胸でボールを受けてコントロールしようとする動作を、胸トラップと言います。サッカーといえば、地面に転がったボールを蹴る競技のように思われますが、実は地面から上がったボールに対するプレイ、こうした胸トラップのシーンも、年代が上がるにつれ多くなり、以前の「サッカー撮影36(表情を撮るために)」でも書きましたが、下を向きがちな選手の表情を撮る機会として有用です。今回はそうした、胸トラップのシーンを集めて載せてみました。
飛んでくるボールに正対し、自分の胸辺りにボールを当てて、自らの足元に落としてボールをコントロールするのが胸トラップですが、敵側選手を背にしていたり、ジャンプしながらの胸トラップだったり、バリエーションはいくつかあります。ただ撮る側としては、ボールの位置が地面より高いために、選手の顔が下向きにならず、よって狙いどころではあります(たまに、ボールと選手の顔が重なってボツ写真になることがありますが)。
こうしたシーンは、瞬時にそのボールを受ける選手を見つけ出して、ボールが来る前にAF駆動させてピントを既に合わせておく必要があります。ライナー性のボールをダイレクトに胸で受けるシーンは、ボールの先回りした予測をしないと撮れないです。一度地面にバウンドしたボールを胸トラップする場合もありますが、こちらはボールの勢い(速度)が無いですから、撮り易いですね。
小学生だとまだ、こうした胸トラップのシーンはまだ少ないかもしれませんが、年代が上がるにつれ、一試合を通じて何回か見られると思います。胸トラップのシーンは選手の顔を撮り易く、またその表情に真剣さ・必死さの表れたものが多いですから、そんなシャッターチャンスを撮り逃がさないよう、集中して臨んでみたいところですね。
しかし、シャープなピントですねえ。
SSは1/1000くらいですか?
ジュニアユースさんの腕がすばらしいのは当然ですが、L玉単焦点の
アドバンテージを感じますね。
by 副将 (2013-05-25 10:16)
副将さん、こんにちは。
L単、ヨンニッパの実力ですね~。これを知ってしまうと、もうズームには戻れません。
今度のEF200-400 がどの程度なのか、興味ありますが。
シャッター速度は、ナイターのものはさすがに、ISO 6400で1/800ですが、その他は
1/1000~1/1250ぐらいです。
by ジュニアユース (2013-05-26 21:12)
最後の写真、斜め横から見たり下から見上げたりしても19番の選手と目があってしまします。
なんか、とっても恥ずかしい気分です。
19番の選手は俳優の伊藤淳史くんですよね。
失礼・・・。
by 隊長ケン (2013-05-29 23:22)
隊長ケンさま、こんにちは。
最後の写真、確かに眼がこっちを向いて見えますねえ。まあ、伊藤淳史さんというには、
ちょっとイカツイですが(笑)。
サッカー撮っていて、たまにこんなカメラ目線の選手を撮れることもありますね。たまにですけど、
カメラ意識してる?って聞きたくなるような。
by ジュニアユース (2013-05-30 21:36)