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サッカー撮影70(それでも捕捉し続ける その2) [サッカー撮影]

サッカー69-0.jpg

動体撮影で使うAI SERVO AFでは、まず1コマ目をジャスピンにすることが重要。しかし、それができなかった時でも、ピントが来てくれることを半分期待しながら連写すれば・・・、ということを前回書きました。実際のサッカー撮影の現場では、撮影者が100%全ての動きを予想できる訳ではありませんから、そうした経験をお持ちの方も多いのではと思いますし、私自身もそうです。ただ、そうして連写して、ピントが来てくれても、ボツ写真になることは、当然有ります。
作例を下に載せます。
CANON 7D+EF300mm F2.8 L IS
焦点距離 300mm 絞り優先AE シャッター速度 1/1250 絞り F3.5 評価測光
露出補正 -1/3  ISO 320  AI SERVO AF  RAW 高速連写モード(秒8コマ) ノートリミング

サッカー69-1.jpg

AFフレームは中央1点指定で、領域拡大は使っていません。一目瞭然で、ピンが来た2枚目では、選手がすでにボールを蹴った後で、そのボールすら画面に有りません。これでは私の望む画にはならないです。これは7Dでしたが、1D MarkⅣでの作例も載せておきます。
CANON 1D MarkⅣ+EF400mm F2.8 L IS
焦点距離 400mm 絞り優先AE シャッター速度 1/1600 絞り F3.5 評価測光
露出補正 -1/3  ISO 160  AI SERVO AF  RAW 高速連写モード(秒9コマに設定) ノートリミング

サッカー69-2.jpg

1D4とて同じです。半分期待を込めて捕捉し続け連写して、ピンが来ることに成功したとしても、実際には欲しい画にはならなかった失敗例です。AF速度の点で、CANONが誇る組み合わせで撮ったとしても、使う側がAF駆動させてピンが来る一瞬の間を作ってやらないといけない、ということでしょう。やはり基本は、予測し、1コマ目にしっかりピント合わせをしてこそのAI SERVO AFだ、連写だ、との結論になりそうです。

1D MarkⅣでの成功例も載せておきます。
CANON 1D MarkⅣ+EF400mm F2.8 L IS
焦点距離 400mm シャッター速度優先AE シャッター速度 1/1000 絞り F4.0 評価測光
露出補正 -1/3  ISO 200  AI SERVO AF  RAW 高速連写モード(秒9コマに設定) ノートリミング

サッカー69-3.jpg

サッカー69-5.jpg

上記の例で分かるとおり、これは社会人のサッカーですが、秒9コマで連写しても、ボールが画面内に有るのは1コマだけです。欲しいのはその1コマ、残りは削除。3コマ目を撮るための必要な無駄、ということになるかもしれませんが、この画を得るためには、予測し、1コマ目にしっかりピンを合わせ、指定したAFフレームで捕捉し続ける必要があります。

しかし・・・

サッカー69-4.jpg

サッカー69-07.jpg

サッカー69-08.jpg

サッカー69-06.jpg

サッカー69-09.jpg


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