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シン・続編・リメイク [本・映画・アニメ・詩歌]

私は、いわゆる「映画通」ではありません。毎週のように映画を見るわけでもありませんし、映画館に行くなんて、年に一度有るか無いかですし、レンタルDVDやレンタルブルーレイで十分、それも「新作」じゃなくて「準新作」や「旧作」になってからで十分、と思っている人ですから。そんな私が映画の事をどうこう書く資格が無いのは承知の上で、「まあ自分のブログだから」という前提で、最近になってレンタルビデオ店で借りた作品のことを書きますから、気軽に読み飛ばしてください。

シン・ゴジラ.jpg

[シン・ゴジラ]
「エヴァンゲリオン」の庵野秀明と「進撃の巨人」の樋口真嗣が総監督と監督を務め、日本製ゴジラとしては初めてフルCGを使った、とのことです。「シン」とは「新」なのかどうか分かりませんが、次回作の劇場版エヴァンゲリオンにもこの「シン」が使われるようですから、庵野秀明作品らしさは感じられますね(BGMなんかにも)。また、従来の着ぐるみゴジラ作品に比べれば、巨大生物が東京に町を破壊するという設定は同じにせよ、勿体付けた登場の仕方はしないし、これを「有事」として対処する政府の方々の奮闘が主に描かれていて、ゴジラが主役ではないと思います。有事における政府の対応や自衛隊の立場、アメリカの圧力が話の中心です。その点では確かに「シン」は感じられます。まあ、娯楽映画として頭を使わず、予備知識が無くても、すんなり見れる映画だと思いました。けど、石原さとみ嬢が英語を話す度に「駅前留学」を連想してしまうのは、私だけかな~

デスノート.jpg

[デスノート Light up the NEW world]
藤原竜也・松山ケンイチ主演で2006年に公開された「デスノート 前後編」の続編らしいです。はっきり言って、この前作を見たことのある方、ましてや原作であるコミックを読んだことのある方は見ない方が良いです。私、途中で見るのを止めてしまいました。以上!

マグニフィセント7.jpg

[マグニフィセント・セブン]
「magnificent」とは、「偉大な」とか「崇高な」という意味らしいです。そしてこの映画は、黒澤明監督の傑作「七人の侍」、それを西部劇化した「荒野の七人」をリメイクしたとのこと。そう言えば、「荒野の七人」も映画の原題は「The Magnificent Seven」でした。この「七人の侍」「荒野の七人」を見たことのある方にはお勧めしません。この映画は(いろいろ突っ込み所があるのですが)、なぜ参加したか描写の甘い七人のガンマンが悪党をバタバタ倒していく映画で、ただそれだけ。主役のサム(デンゼル・ワシントン)がこの仕事を受けたのも、物語の最後に私怨だったことが明らかになります。はっきり言って、どこが「偉大」なのか「崇高」なのか。黒澤明監督やジョン・スタージェス監督が伝えたかったものが見当たりません。志村喬が扮する勘兵衛が最後につぶやいた「今度もまた負け戦だったな」、ユル・ブリンナー扮するクリスの最後のセリフ「勝ったのは俺たちではない。農民たちだ」、これこそがこの物語の本質であり、そこに至る過程を描いてこその「マグニフィセント」だと、私は思うのですがネ。


まあ、続編やリメイクというのは難しい、ということで。

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wataru-wata

ジュニアユース様、おはようございます☆

シン・ゴジラですが、石原さとみの駅前留学は私も感じました!
へぇ~、こんなにしゃべれるんだ。行こうかな~なんてね(笑)

映画のカットは庵野秀明監督らしい・・・と言うか、ガイナックスらしい切り口でしたよね。
とりわけ政治を取り入れる点は、それをより色濃く感じました。

って、ごめんなさい。書き始めると何だか年齢バレるし、オタクな内容になりそうなのでこの辺にしておきます(笑)


by wataru-wata (2017-10-06 07:35) 

ジュニアユース

wataru-wataさん、コメントありがとうございます。
ゴジラシリーズは日本が生み出した怪獣シリーズですが、従来の路線では、現代の子供や若者にはウケないでしょう。
なので、この「シン・ゴジラ」で新しいところを見せたかった、と思いますね。
その意図が上手く伝わったのなら、続編の話が出てくるでしょうが・・・

by ジュニアユース (2017-10-07 11:18)