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来たる桜に去る人を思ふ [巷の雑感・時の想い]

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我が街に、今年も桜がやってきました
桜を見れば、冬が終わったことを感じます
雪を見たのは一日だけ、積りもしなかったのですから、きっと暖冬だったのでしょう
けれど、時に厳しい寒風に怯みそうになることもありました
それはつまり、易々と春を謳歌できる訳ではないぞ、ということなのかもしれません
季節は巡る、巡る季節の節々に、ふと立ち止まって想いを馳せる時がある
桜は美しいけれど、その美しさは散り行く運命(さだめ)を感じるからなのか
それでも今は、この桜の美しさを楽しみたい、と思ふ


先週末、次男が我が家に帰ってきました
この四月から、学生生活最後の一年を迎えます
まとまった休みの時に、故郷に帰って来てくれることは、親として嬉しいことです
けれど、自宅で過ごす時間が回を追うごとに短くなっていく
それはつまり、自分の生活の基盤がもう此処には無いことの証なのかもしれません
子が育ち、その子に飛び立つ力を感じれば、ふと振り返りたくなる時がある
親はまだ親だけれど、その役目が終わろうとする時に、感じるものは「老い」なのか
それでも今は、逞しくなった我が子の背を見つめていたい、と思ふ



今日、桜と入れ替わるように次男は、東京へ戻っていきました。

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wataru-wata

ジュニアユース様、おはようございます☆

ご子息様、こうやって帰ってきてくれるの嬉しいですね!

ジュニアユース様のご家族って当方が理想とする家族像と重なってますので羨ましく拝見させていただきました。

我が家も上の娘が徐々に友達と出かけたりする事が増えてきました。

家人と徐々に子離れしないとね~と言いながら、下の息子にベッタリしちゃってます(笑)
by wataru-wata (2019-04-03 08:33) 

ジュニアユース

wataru-wataさん、こんにちは。
旧知の方からも、ウチが「理想の家族」と言われたことがありますが、当人たちはそんな気は全くないです。
特別なことは何もしていないので。
でも、子供たちが大きくなっていくと、自分も歳をとったな~、なんて思いますね。
こうして爺さんになっていくのでしょうかね(笑)

by ジュニアユース (2019-04-03 21:59)