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Tokina AT-X 107 DX Fisheye 前編 [カメラ機材]

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もったいぶるつもりはなかったのですが、ご報告が遅くなってしまいました。今回、ウチの防湿庫の一員となったのは、トキナーの魚眼ズームレンズ、ATX-107 DX Fisheyeです。
今年8月26日に発表されたキヤノンの新レンズ。その中に、EF8-15mm F4L フィッシュアイ USMが有ったことに、驚きというか意外というか、そんな声が上がったようですね。確かに、他にリニューアルを希望する声の多いレンズが多々有ることを考えると、個性的だが使用が限定されるこうしたレンズよりも、という気持ちは、よく分かるし、私も同様だったのですが、でも魚眼でズームで、しかもLレンズということで、注目されている方もいらっしゃるようで。
フィッシュアイレンズ(魚眼レンズ)とは、とにかく広大な画角を得ることを目的とし、結果として周辺部の歪曲収差が出るのだが(故意に収差を残したレンズではない)、それをまた味として楽しむためのレンズ、だと私は思っています。フィッシュアイには全周魚眼と対角線魚眼があって、このAT-X 107は対角線魚眼なので、焦点距離10mmにて画像対角線で180度の画角が得られます。円像となる全周魚眼に比べれば、利用頻度の高そうなのは対角線魚眼の方で、私が探していたのもこちら。このレンズは、APS-Cセンサー専用のレンズで、ニコン等に比べると、僅かに小さいキヤノンAPS-Cセンサーでは、正確な180度の画角は得られない、との話もありますが、まあ私は気にしていません。
フィッシュアイレンズは単焦点、という認識が多いと思うのですが、ズームレンズも実は以前からありました(一種のみですが)。1995年発売のペンタックス用Fフィッシュアイズーム17-28mmF3.5-4.5が、主にフィルム用としてあったのですが、2005年にデジタル専用(APS-C専用)として、DAフィッシュアイ10-17mmF3.5-4.5EDに代わりました。この際、ペンタックスはトキナー(ケンコー)と共同で開発したようで、レンズ構成などは同じにしつつも外装などを換えたトキナー版が、2006年9月に発売開始されたこのレンズで、それまでペンタックスユーザー専有だった魚眼ズームが、キヤノンユーザーも楽しめるようになった、というわけです。
魚眼レンズをズームにすると、どういった所が利点なのか、といえば、やっぱり私は、ズーミングすることで、画像内の余分な物をカットできる、という点ではないかと思います。とにかく撮影者自身の前方全てを写し取ろうとする魚眼レンズ。当然、邪魔な電線や目につく看板なども入りこんできます。それをズーミングすることでカットすることができる点が、日常使用では一番ありがたい事ではないか、と。焦点距離10mmで対角180度の画角は、17mmでは100度となってしまい、魚眼レンズの画面効果は薄れてしまいますが(後述します)、一般使用にはズームできる方が使いやすいのではないか、と思っています。私が手を出してしまったのも実はこの点で、単焦点だと極端なキワモノレンズとなってしまい、使用頻度が極めて限定されてしまうように思えたのに対し、ズームだと魚眼のデフォルメを楽しみながらも、歪曲が多少ある超広角レンズとしても、そこそこの使用頻度が見込めるのではないか、ということでした。確かに、単焦点魚眼レンズに比べると、多少暗い点は欠点ですが、まあ昨今の高感度に強いデジタルでは、ISOアップで対処できるだろうし、ボケを楽しむレンズでもありませんしね。それと、やっぱり価格。使用頻度の高いレンズには、それなりの予算を費やしても良いとは思うのですが、逆の場合はやっぱり節約したい。本格的というより、気軽に楽しみたい方の私には、この価格が限界かな、と。
さて、今回は通販で購入したこのレンズですが、まず手に取ってみると、意外にコンパクト。下の写真は、向かって左から、Tokina 107DX Fisheye・SIGMA 18-50 F2.8・EF-S15-85 IS・EF17-40 F4Lです。大口径の明るいレンズでもなく、手ブレ補正ユニットを搭載しているわけでもなく、APS-Cセンサー専用として小型化されているからでしょうか。これ1本でまかなえる標準レンズではないですし、どうしても脇役として持っていくレンズになりそうなので、バックの片隅に入れておける小ささは、ありがたいと思いました。トキナーレンズを所有するのは2本目ですが、変に高級感を狙ったデザインをしているわけでもなく、しかし触ってみると金属的な堅牢感が伝わってくる外装は、質実剛健といったトキナーらしい好印象。
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