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蹴りたい! [サッカーあれこれ]

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先週の話で恐縮ですが、我が愚息2号(中学1年生)は、期末試験で四苦八苦しておりました。3日間の試験期間の最終日、やっと終わったと安堵の顔で昼頃に帰ってくると、「昼食を食べたら学校に行ってくる」と言います。?と聞くと、「とにかくボールが蹴りたい!」と言うのです。
ウチの愚息2号は、地元のクラブチームに所属しています。その日はクラブチームの練習日でもあり、どうせ夕方からの練習でボールを蹴れるのだから、それでいいじゃないか、と私は言ったのですが、聞かず。「学校に行って練習したら、そのまま直にクラブチームの練習に行く」と言って、サッサと行ってしまいました。
先週はほとんどボールに触らず、机に向かわされてばかりいた愚息2号は、それから解放されたエネルギーが「ボールを蹴りたい!」になったのでしょう。大人の私などが一仕事終えたら、ちょっと一服、ということになるのでしょうが、それが「蹴りたい」になるところが、実にサッカー小僧らしい。そういえば、愚息1号も試験後には似たような事を言っていたし、受験が終わった直後も、「ボールを思いっきり蹴って、ゴールに突き刺したい」(GKのくせに)などと言っていた事を思い出しました。
これでサッカーというスポーツに夢中になっていなかったら、家でゴロゴロとマンガを読んでいるか、TVゲームをしているか、友達とゲームセンターやボウリングに行ってしまうか、といった憂さ晴らしになっていたのでしょう。考えてみれば、この「蹴りたい!」という衝動は実に健全な反応だ、と親として、こっそり笑んでしまいました。先月、同じようにサッカーをやらせている親と話した時、こんなことを言っていました。中学生になると、いろんなところに目が行くようになって、変な方向に行く子もいるけど、サッカーに一生懸命になってそんなことがないという事は、ある意味ではサッカーも非行防止よね、と。
小学生高学年から中学生にかけて、我が地域の学校では、何かしらのクラブ活動に参加することが強制されます。心身ともに成長するこの時期に、スポーツを通じて体を鍛えたり、多感になって行く感性を伸ばす意味で文化部に所属したり、と。それはつまり、プロになるべく養成するとか、社会に出た時のために役立つ技能を身につける、といったものでなくても、真っすぐに子供を育てる教育の一環でもあると感じました。
さて我が愚息2号君は、都合6時間もの間、走り回って蹴り続けて憂さを晴らした結果、夕食を食べるとサッサと寝てしまいました。あのね~、キミが健全に育っていることはよく分かったけど、もう少し勉強も頑張って欲しいんだなぁ~、親としては。

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