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サッカー撮影17(ゴールキーパー 前編) [サッカー撮影]

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先日ある方に、「一番撮るのが難しい画というのは?」と質問されました。う~ん、と暫し考えた末に答えたのは、「試合中のゴールキーパーのファインセーブかな」でした。今回のテーマは、ゴールキーパーです。

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ポジション別にいえば、ゴールキーパー(GK)は一番撮り難いポジションではないか、と以前書いたことがあります。チーム撮りをしている方にとって、自チームのGKが活躍する時とは、自チームがピンチの時。そんな時に、冷静にシャッターチャンスを探してファインダーで追い続ける、そんなカメラマンに徹するのは、なかなか難しいですね。自分の子がGKだったりすると尚更。(ご存知の方もいらっしゃいますが、ウチの愚息1号はGKです。なので、写真枚数が少ない)。逆に大差で勝っている試合などでは、落ち着いてレンズを向けられるのですが、そういった試合では、GKの出番はほとんど無かったりします。
そうでなくても、撮影者から最も遠い所にいることが多いのがGK。タッチランに沿って撮る場合でも、反対サイド際の選手同様、遠いポジションには違いないし、ゴールラインから撮るにしても、超近いが基本的に後ろ姿か、ほとんど正面を向いていてくれるが100m以上先の超遠いか、ということで、決して撮りやすいとは言い難いポジションですね。

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サッカー写真では、基本的に画の中にボールを入れたい。その為に、基本的にはボールを追って撮影する訳ですが、GKがボールを触っている時間というのは、意外と短い。一試合を通じて撮ったことのある方には分かってもらえると思いますが、ゴールキックとボールを持って出し処を探しているシーンを除いてしまうと、セービングやキャッチングのシーンなどは一瞬であり、それも試合中に多くはありません。つまりは、シャッターチャンスが少なく、そのくせ活躍すれば撮影者に動揺を与えることもあり、遠いので大きく切り撮るのも難しい。それに加え、ほぼ一方向に向いている時間が多いので、逆光状態だと「顔真っ黒」という写真しか残せないこともあったり、ゴールを背にしていることが多いので、このゴールネットにAFが引っ張られて、ピントを外すケースも少なくない。11人のチームの中で、撮るには一番厄介なポジションだと思うのです(ゴールキックを蹴っている画だけで良ければ簡単なんですが)。

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