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天皇杯 追記 [写真・撮影]

そんな訳で、現在はこの天皇杯で撮ってきた写真を選別・編集しているところです。こうした作業、たぶん皆さんも毎回行っている事と思いますが、期待と落胆の繰り返しで・・・
まずは撮った写真を全部見て、使い用の無いボツ写真を削除するところから始めるのですが、水飛沫にピンを持っていかれて、肝心の選手がピンボケとか、レンズ前面に水滴が付いて一部にその跡が残った画とか、水滴をキチンと拭いたつもりがレンズが曇ったまま撮った画とか、やっぱり歩留まりは結構悪かったですね。
ところで私は、メインが1D4、サブに7Dを使っていて、全ての画をRAWで撮ったのですが、日中昼過ぎの試合の割にこうした天候ではISOを上げざるを得ず、ISO 400~ISO 1600ぐらいを使いました。こうなるとRAW現像の際には、ノイズリダクションをかけることになりますが(私はDPPを使ってます)、ISOがバラバラだと、一枚一枚ISO値を確認しながらの作業になって、こんな枚数だと結構な時間がかかります。それと1D4と7Dでは、ノイズの感じがちょっと異なっていたりするものですから、余計に。
天皇杯4-1.jpg

上の写真は、厳密に同条件で撮ったものではないのですが、まあ参考になるかなと思い、載せてみました。同じような画ですが、向かって左が1D4で右が7Dで撮ったものです。どちらもISO 800で撮っていますが、この値ではやっぱりノイズが出てしまいますから、DPPにてRAWからJPEGに変換する際、ノイズリダクション(NR)をかけます。DPPをお使いの方は分かっていただけると思いますが、現バージョンのDPPではNRプレビューにて、等倍で画を見ながら調整スライダーでその利き具合を確認することができます。その様子を下の載せましたが、う~ん、ちょっと小さすぎて分かりにくいですね(スミマセン、クリックするともう少しだけ大きく見えます。まあ、感じだけでも分かっていただければ)。
天皇杯4-2.jpg

天皇杯4-3.jpg

7Dでは3枚目の数値「4」あたりがよさそうですが、1D4では利かせすぎですよね。私はいつも、同条件なら7Dの画の方に、1目盛ぐらいは多くNRをかけることが多いです。今回は便宜的に、輝度ノイズと色ノイズの両方を同値で動かしましたが、実際には別々に動かしたりしますし、ISO 1600以上になると、また効果差が変わってきたりしますので、両機を併用して撮っていると、なかなか後処理が面倒なのが分かっていただけるでしょうか。両機ともISO 100固定で全枚数撮れれば簡単で、DPPにはレシピを作って一括張り付け、一括変換の機能もあって、少ない手数で大量現像できるのですが、こんな撮り方だと手数をかけないわけにはいきませんよね。スポーツ撮影のように、一日に撮る枚数が多い場合は、実はRAWは向かないのかもしれません(それでも私はRAWで撮りますが)。
1D4と7Dは、2009年後半のほぼ同時期に発売開始された機種ですので、画像処理エンジンDIGIC 4は、ほぼ同じような性能を持っていると思います。そう考えると、やっぱりセンサーサイズの違いが、こうした結果を生むのでしょうか。APS-Cの7Dに比べれば、センサーがちょっと大きい1D4の方が、高感度ノイズ耐性には優れている、との評価は以前からありましたが、程度の評価は個人の感じ方次第として、実は私も同様な印象を持っています。
さて、もう少し頑張りますか。

天皇杯4-4.JPG


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