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今年 [巷の雑感・時の想い]

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今年の暦も、あと僅かとなりました。2011年という年は、間違いなく東日本大震災のあった年として、記憶されると思います。そして我が家では、愚息が事故にあった年として、家族の心に刻まれることと思います。
その愚息は、所属しているサッカーチームの年末遠征に行ってきて、今夜は早々と寝てしまいました。それを思えば、あの事故は一体何だったのだろう、本当に有ったことなのか、夢だったのでは、などと思ってしまいます。あの時の私、突然の出来事に蹴落とされ、天を見上げ、心の中でどんなに恨みの言葉を呟いたことか。毎日の病院通いの帰りに、いったい何時まで続くのだろうか、年内には退院できるのだろうか、もう以前の生活には戻れないのか、などと思いながら吐息を落としたこと、随分昔のように思えます、僅か数か月前のことなのに。そう振り返れば、こうして例年通りの年の瀬を過ごせることが、何と幸せなことか。
そんな今年が、まもなく去っていきます。私自身は特に何を為したわけでもなく、何かを得たわけでもなく、ただ流されないように立ちつくしていただけの年だったように思えます。今年の初めにも確か、そのように書いた記憶があります。けれど、それが空虚に思えた昨年に比べ、今年はそれが幸せに思えました。もちろんそれは、自分の力量の成果ではなく、家族や周りの方々の支えや励ましを感じられた結果なのだと、今も部屋の片隅に吊り下げられた千羽鶴を見て、そう思えるのです。青々とした葉が茂る樹木は、実はその為に、網の目のように小枝を張り巡らしている。葉が落ちて、厳しい時になって初めて気付かされることと同じように。
まもなく聞こえる除夜の鐘は、人の煩悩を振り払うため、といいます。今の私に、多くを望む気持ちは皆無です。ただ、お世話になった方々と一緒に、来る年もまた、これまで通りに生きていきたい、ただそれだけです。これって、煩悩ではないですよね? 贅沢ではないですよね?
このブログを通じて、今年も多くの方々と交流を持てたこと、ありがたく感じています。そしてできましたら、また来年も同じようであってほしいと思っています。皆様のご多幸を祈りつつ、今年最後の言葉とさせていただきます。
ありがとうございました。

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