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より速く! [カメラ機材]

さて、年も改まった1月6日、ニコンからプロ用高速連写機の新型Nikon D4が発表(2月16日発売開始予定)されたことは、皆さんもご存じだと思います。このD4に関して、私の感想というのは特には無いのですが、そのD4が初採用した「XQDメモリーカード」にはちょっと興味があります。
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このXQDのウリは、何と言っても書き込み速度で、1Gbps(125MB/秒)、Nikon D4で使えばRAWで100連写できる、とのこと。XQDカードの規格自体は速度理論値で2.5Gbps、将来的には5Gbpsに対応を予定。また技術的には理論上2TBの大容量化も可能、らしいです。今のところソニーが2月15日に16GBと32GBの2種を発売するとアナウンスされていますが、規格提案がSONY&Sandisk&Nikonということで、いづれSandisk製のものが発売されのかな、と思っていたら、今のところその予定は無い、とのこと。SONYの一眼には当然搭載してくるでしょうが(3600万画素には必須?)、今後の普及はどうでしょうね。キヤノンや他社も追従するのでしょうか。1DXは未対応ですが(CFのダブルスロット)、今後もし追従するようなら、SDHC/SDXCの替わって、低価格化・普及が進むと思われますが、それともSONYのメモリースティックのようになるのでしょうか。
そのSD CARDですが、Lexarからも600倍速と400倍速のものが発表されました。一時期、速度的にはコンパクトフラッシュ(CF)に見劣りしていたSDHC/SDXCですが、Sandiskが「Extreme Pro SDHC UHS-I」を45MB/秒を90MB/秒に引き上げた製品を昨年末に出してから、CFとSDの差はなくなりましたね(価格的にはSDの方が若干有利か)。

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そのCFですが、Lexarから150MB/秒(1000倍速)のCFcardが発表されました(2月発売予定)。Sandiskの現在の最速は、Extreme Proの100MB/秒(667倍速)ですから、現時点でカメラ用メディアとしては(SDやXQDも含めて)、これが最速かな。でも、当然Sandiskから同等製品が出るのは必定。発売当初は高価格でも、時期とともに下落するのが常のメモリーカードですから、一年後には(鬼に笑われそうですが)今の最速クラス(90MB/秒程度)が手の出しやすい価格になっているかもしれませんね。一年後も今の1D4を使い続けているであろう私としては、そちらを期待したいところです。
これらメディアの書き込み・読み出し速度の向上は、デジタル一眼だけでなく、動画のビデオカメラにも使われるからだと思われます。受け皿としてのUSB3.0も、徐々に普及してきているみたいですし、高画素化が一段落しそうとはいえ、使い勝手の面でも、こうした速度向上要求はまだまだ続きそうですね(物欲も)。

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