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自身撮影 [写真・撮影]

だいたい、カメラマンたるもの、自分自身の写真を自分で撮るほど、恥ずかしくもあり難しいことって、あります?
1月末の某日、某雑誌社から速達で手紙がきました。内容は、私自身の写真とコメントを送れ、とのことでした。たかだか180文字程度のコメント文などは、苦も無く書けるのですが、問題は写真の方です。自分の写真って、家族で一緒に撮った写真はあるけど、一人で写っているものなど皆無。写真を趣味としているのだから、撮るのは簡単だろう、と思われるかもしれませんが、自分自身をいざ撮るとなると、何だか恥ずかしいし、どう撮ればいいのか思案してしまいます。パスポートや運転免許証のような証明写真みたいでは、いかに趣味とはいえ、写真撮影のことを徒然書いている者としてはお粗末だろうし、変にポーズをとるのも滑稽だろうし。メタボの体型は写らないとしても、第一こんな全国紙に、こんなオジサン顔をはっきり出して良いものかどうか。
ウ~ン・・・と数十分間考えた結果に導き出したのが、普段使っているカメラを持って一緒に撮る、という実に安易で、誰でも考えそうなもの。まあ、誰もこんな写真を真剣に見る人もいないでしょうから、まっイイや、と。掲載されるのは白黒だから、色はどうでもいいとして、最低限やっぱり背景はシンプルにしないと、と思ったのですが、我が家の壁には何かしら物があって、背景に使えそうな面積を確保できません。屋外に行けばあるでしょうが、外でこんなオジサンが三脚立てて(家族に撮ってもらうというのは、何を言われるか分かっているので、最初から考慮外)自分を撮っている姿を見せること自体、絶対不可。おかしいでしょう、不気味でしょう。
そうだ!と思いついたのが、廊下。我が家は賃貸住宅でして、廊下は何もないただの白い壁です。これを背景に撮ればイイじゃないか、部屋から出てすぐだし、と。そうは言っても、隣室の住人なんかにそんな光景を見られたりしたら、これまた暫く外に出られそうもないので、絶対人が通りそうもない時間帯を見計らって、素早く7Dを付けた三脚をセット。MFで大体のピント合わせをして、セルフタイマーでパチリ。背面液晶モニターで確認すると、ピントがズレているじゃないか、廊下だから暗すぎ。誰も通りませんように、とお祈りしながら、7DのフラッシュをONにして再撮影。う~ん、表情が硬いゾ、ともう一枚パチリ。しまった、髪の毛がボサボサだぞ、と慌てて部屋に戻り、ブラシで整えてから、再度パチリ。フラッシュ光がメガネに反射しているじゃないか、とまた一枚。そんなこんなで、30枚近く撮ってしまいました(その間、誰も通らなくてホッと一息)。
そうやって、苦労(?)して撮った写真がコレです。う~ん、やっぱり、顔が引きつってますねぇ。ご勘弁を!

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サッカー撮影27(歓喜の刻 その2) [サッカー撮影]

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前回は、こんな歓喜のシーンを撮れるのは少ないと書きました。概して昨今は、感情を外に対して大きく表す子供たちが少ないこと、それを恥ずかしいと感じる子達が少なくないこと、等が背景にあると思いますが、選手自身が勝負の場である試合で、「まだ試合が終わった訳ではない」「こんなところで満足してはいけない」「もっと上を目指しているのに浮かれてはいけない」という、自戒的な側面を自らに課していることも、こんな歓喜の表現が貴重である理由かもしれません。しかし、チームメイトと喜びを共にする姿は、チームスポーツならではの素晴らしさだと思います。

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サッカーは、ロースコアーゲームだと書きました。両チーム22人の選手が汗みどろになって走りまわっても、1点か2点しか入らないのが普通。それは、1点の重みがそれだけ大きい競技だということです。しかし別の見方をすれば、ロースコアーゲームだからこそ、同点・逆転のチャンスは多いのです。だから選手は、試合終了のホイッスルが鳴るまでは浮足立つことなく、喜びの表情を噛み潰しているいることは、よくあること。また、重要な試合になればなるほど、得点の機会は少なくなるのもサッカー。練習試合で得られた1点よりも、全国大会出場が決まる大一番での1点の方が、その重みと喜びが桁違いに違う事は、容易に想像できると思います。そして、そんな押しつぶされそうな重圧の中で1点を得られた時、悲願を達成した勝利を得られた時、最大級のエネルギーとなって、思わず”発散される歓喜があります。これは貴重で、どうしても撮って残したいですね。

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カーナビのバージョンアップ [車・バイク]

「サッカー撮影13」の途中ですが、またちょっと横道に。

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現在の愛車ハリアーには、パイオニア製ナビゲーション(AVICZH990MD)を付けています。ハリアー購入時(2005年)の純正ナビがDVD ROM式だったため(現在はHDD方式です)、ちょっとなあ~と思い、それまで使っていて信頼感のあるパイオニア製のナビを後付けしたものです。ネットからユーザー登録してあったので、バージョンアップの案内は毎年届いていたのですが、昨年末にも届きました。そして、この機種のバージョンアップはこれが最終版です、とのメッセージも。まあ、2005年の製品ですから、仕方ないことなのかもしれませんが、「これが最後」という誘い言葉に乗ってしまいました。
インターネットで最新版をダウンロードして更新する方法もあるのですが(そちらの方が安価ですが)、面倒なのと信頼感から、私はHDD本体をメーカーに送って更新してもらう方法を選びました。この機種は、簡単に内臓のHDDを取り出せるのがウリだったので。インターネットで申し込むと、宅配で「申込みセット」が送られてきます。送られた緩和材入りの箱にHDDを入れ、これも同封されていた伝票を張り付けて着払いで送ります。数日で戻ってきて、代引きで宅配業者に支払えばOK。あとは、元通りにHDDをナビにセットすれば、バージョンアップの完了となります。
代引きで料金を支払う時、「ナビのバージョンアップですか。高いですよね、コレ」と宅配便のお兄さんが話しかけてくれました。「ボクはこれの一つ前の機種を使っているんですが、今の安い機種でも十分な性能ですよね」と。確かに、この機種を購入した時は、20万円以上を支払った記憶があります(定価は当時35万円)。それを考えれば、今のナビの安くなったこと。もちろん性能が落ちているわけでもなく、カーナビゲーションがかなり一般化して、製品としての熟成度が進んだ結果だと思います。それならば、こんなバージョンアップ料金も、もっと安くなってもよさそうですが・・・
しかし、ナビはやっぱり情報が命ですから、最新地図のバージョンアップは必須。現在発売中の最新ナビでは、3年間分は無料で地図更新できるらしいですが、その更新がこの機種ではもうできないとは、買い替えよ!と言われているようなものですね。私的には、この機種で何ら不便はしていないのですが、やっぱり内部はHDDですから、寿命もあるでしょうし。でももう少し使っていきたいので、今回の最終更新を申し込んだ次第です。
私がカーナビを最初に付けたのは、確か1997年頃のことだと思いますから、もう15年前になります。どんな機種だったか、もう忘れてしまいましたが、それから車を買い替える度に、最新のナビを付けてきました。家内も最初は戸惑ってましたが(当時のナビの性能もイマイチでしたし)、今ではナビさえあれば何処へでも行ける、と豪語しています。私も、もうナビは手放せなくなってしまいました、というか、有るのが当たり前の車生活になってしまった、というべきでしょうか。昔は、車内には必ず道路地図が有って、遠出する時などは前夜にルートを確認したりしていたこと、迷ったら道端に車を停めて地図とにらめっこしたこと、懐かしく思えます。数年毎にその道路地図を買い替えていたことを思えば、ナビのバージョンアップは高価ですが、まあこれが時代の流れ・進化というものでしょうね。

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サッカー撮影26(歓喜の刻 その1) [サッカー撮影]

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Jリーグの鹿島アントラーズのオフィシャルカメラマンを務めておられる櫻井由美さんは、ご存じの方も多いと思います。そのプロカメラマンが某雑誌にて、選手の表情を撮ること勧めておられました。このブログでも、昨年の「サッカー撮影08-09」で、選手の喜怒哀楽について書きましたが、今回は試合中に見せる選手の喜びの表情に焦点を絞って載せたいと思います。

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サッカー選手に限らずアスリートが、真剣勝負の場で笑顔を見せると言う事は、そう数多いことは無いと思います。試合とは、勝者と敗者を決める場であって、その為に選手は、精神的にも肉体的にも過酷な状況に追い込まれている、と言えます。それでも、得点を決めた時、勝利が確定した時に見せる、爆発的な歓喜、抑圧された状況から解放された笑顔等が、僅かな一瞬垣間見られることはあります。実は私、今回のテーマを載せるにあたって、そんな写真を過去のファイル庫の中から探したのですが、必死の表情・真剣な眼差しの画は多々見つけられても、こうした選手の笑顔が撮れた画というのは、極僅かしかありませんでした。年間3~5万枚撮っていても、それだけ貴重ということなのでしょう。

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