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切手収集 [日々の徒然]

今年の1月3日に伯母(私の実父の姉)がこの世を去ったことは、以前このブログでも書きました。49日法要も済み、100ヶ日も過ぎ、私の母がボチボチと遺品の整理しております。

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私がまだ小学生の頃、伯母は自慢げに見せてくれた物があります。それは切手でした。特に趣味というものを持たない伯母でしたが、切手の収集は随分前から友人と一緒に行っていて、私も何度か見せてもらったことがあります。もちろん小学生の私ですから、見せてもらっても特に興味を持った訳でもないのですが、先日フッとその事を思い出しました。晩年はもうそんな切手収集はしていなかったはずですが、それでもかなりの枚数が残っているはずだ、と。探してみると、古ぼけた封筒の束が見つかり、その中から出てきました。伯母はこうした記念切手を、ほぼ1シートづつ買っていたようで、昭和40年代から60年代にかけてのものがほとんど。平成になってからは、もう買ってはいなかったようですが、せっかくの収集なのだから、きちんと整理してファイルしておけばよかったのに、ほとんど封筒に入れっぱなしの状態でした。

切手2.JPG

その当時(私が小学生の頃)は、まだ古硬貨・古紙幣・記念硬貨・記念切手などを売買している店が市内にあり、「へえ~、百円切手が百円以上で売れることもあるんだ」などと、たまに友人たちと覗いて見てました。金券ショップはあっても、今ではそんな店も市内では見かけなくなり、全国的にもこうした切手を売買する店などは少なくなっているのでしょうね。伯母がせっかく残してくれた切手を整理・保存してやろうと思い、収納する切手専用のシートブックを探したのですが、そんな製品を扱っているのは少なく、結局通販で購入することにしました。40シートを収納できるファイルを3冊購入したのですが、入れ始めたら足らなくなり、更に3冊画追加購入することに。伯母の残した切手シートは250枚以上、その他バラも結構ありました。
記念切手は今も販売され続けていますし、ということは、それを購入する方々も居る訳で、切手収集という趣味が無くなった訳では無いと思います。世界的に見ても、立派な趣味だと思います。ただ昨今では、そうした趣味に日が当たらないだけで、またいつか、こんな趣味が脚光を浴びる時が来るかもしれませんし、来ないかもしれません。何といっても時代はペーパーレスへ進んでいますし、切手を貼って出す葉書や手紙でさえ、電子メールに置き換わりつつあるのですから。記念切手といえど、一部のものやもっと古いものを除いては、今の時代に売ってもほとんど「額面割れ」みたいです。
それでも、せっかく伯母が残してくれた切手、しかもこれだけの量ですから、私は整理・保存するだけにし、後は次世代に受け渡していこうと思いました。

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