SSブログ

第4位 [写真・撮影]

スポーツ写真のフォトコンテストというのは、実に少ないことは以前にも書きました。スポーツ写真を撮っておられる方が、趣味のカメラマンのなかでも少ないことが一因なのかもしれませんが、撮影意欲向上と共に、他の方の作品を見るにも良い機会なので、ぜひとも増えてほしいなあ、と常々思っています。
カメラ雑誌「月刊カメラマン」では、他誌同様、自由課題のフォトコンテストを毎月やってますが、一年に一度だけ「ジャンル別フォトコンテスト」を行ってます。ジャンルの中にはスポーツ写真部門もあって、他の方のスポーツ写真を拝見する機会を与えてくれています。私も過去に何回か入選をいただいたことがありますが、昨年はどうも気持ちが乗らず、応募しなかったことをこのブログにも書きました。今年は特に気合を入れた訳でも無いのですが、一応手持ち写真の中から応募してみたところ、本日発売の8月号にて「第4位」を頂けることになりました。

4位.JPG

誌面に自分の作品が載るということは、これは素直に嬉しい事です! その反面、上位3作品までに入れば、賞品と楯を頂けるので、う~んもう一つ上だったら、という悔しさも確かにあります。でもまあ、この悔しさが次への糧になる、と信じて、次の最難関、キヤノンフォトコンテスト向けて頑張ります。ちなみに我が家人にこのことを告げると、「え~っ、今回は何にももらえないの~」ですって。まったくコチラの苦労も知らないでネェ。
(ちなみに第1位は、岡山の巨匠でした。さすが!)

nice!(4)  コメント(10) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

マイ・ジョッキ [日々の徒然]

本日やっと梅雨が明けたという知らせと同時に、辟易(へきえき)とする真夏の暑さがやってきました。仕事を終えた後にギュッと一杯、というとビールですよね。
私は昔から酒類には弱くて、というか、何であんなにマズイものをお金を出して飲まなければならないのか、と飲み会が有る度に思っていたくらいです。元々胃腸の弱い私は、ウィスキーや日本酒などのアルコール度数の高いものはまずダメで、飲めば必ず体調を崩します。唯一飲めそうなのがビールぐらいでして、それもコップ一杯程度で充分で、飲み会などに行けば絶対に「元が取れない」種類の人です。
それでも、暑い日に渇いた喉に通すビールの快感が分かり始めたのは、30代になってから。その頃から我が家の冷蔵庫に、350ml缶がチラホラ出現しだしました。でも350mlで充分、500ml缶なんてとんでもない、という程度。胃潰瘍で下血し、入院を経験してからは、そんなビール缶も冷蔵庫から無くなり、メタボ体型に向かいつつある時期にそんな高カロリー飲料などは、祝事や何か嬉しいことが有った時にしか口にしなくなりました。

マイ・ジョッキ.jpg

そんな我が家にも、大切にしている「マイ・ジョッキ」があります。それは今から12年前、2000年の父の日に家族から送られたものです。当時まだ小学生だった子供たちが描いてくれた画を、ジョッキ表面にプリントされた、世界に一つしかない貴重な宝物。宝物なので、滅多に使いません。普段は、居心地悪そうな食器棚の奥に鎮座しています。今回の記事のために、久しぶりに取り出してみましたが、350ml缶では一杯になりませんね。泡の具合もイマイチですし、やっぱりジョッキはこの画のように、泡がこぼれそうになるくらいじゃないと、ね。
さて、それでも写真も撮り終えたので、いただきま~す。

nice!(5)  コメント(3) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

有料サービス [カメラ機材]

前回まで、キヤノンサービスセンター名古屋へセンサークリーニングに行った際、展示してあった機材を見て触った印象を書いてきました。平日の午前という時間に行ったので、センサークリーニングも一時間半ほどで終了し、綺麗になった1D4と7Dを受け取って帰ってきたのでしたが、今回はその後日談です。

有料サービス1.jpg

センサークリーニングは、無料の頃からもう何度も利用していますし、リコール修理やピント調整などで、名古屋や大阪中之島のセンターにお世話になった経験も多い私です。もちろん、依頼した事項に関しては、キッチリ良い仕事をしてくれるのですが、出した機材はどれも綺麗な外観になり、きちんとビニールに包まれて戻ってくるので、(キズは直りませんが)一見して新品状態に戻ったような嬉しさが付録としてありました。たぶんそうした外観のクリーニングも合わせて行ってくれていたのでしょう。今回もそうですし、これでまた暫く愛機として付き合っていけるな、と感じたものです。

ところが先日、キヤノンから「サービスセンターにおける清掃・点検サービス開始のお知らせ」なるものが発表されました。
http://cweb.canon.jp/e-support/information/cleaning-check.html
既にご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、8月1日より上記HP告知の有料サービスが開始されます。その中の項目に、有料にて(525円)カメラボディ、レンズの簡易清掃なる項目が目につきました。ということは、これまでセンサークリーニングに出した際、こうして綺麗なボディで戻ってきたサービスは行わないということ? 有料になるということ?
そこで私、この件を電話にて問い合わせてみました。キヤノンお客様相談室の電話して、かったるいオネエサンの話し方にイライラしながら待たされて得た回答は、有料(1台1050円)のセンサークリーニングに出した際には、基本的に簡易ボディクリーニングは行います、ということでした。今回の発表は、センサークリーニングを行わず、ボディのみの簡易クリーニングをしてください、という依頼が有料にて可能になった、という意味らしいです。
どうも頼り無いオネエサンだったので、念のために現場の認識を聞きたくて、お世話になったキヤノンサービスセンター名古屋へも同様に問い合わせてみました。応対していただいた技術担当の男性は、「その件はいまのところ、社内コンセンサスを煮詰めている段階でして・・・」という、何とも歯切れの悪い話し方から始まったのですが、「通常今までセンサークリーニングを行う前に、まずボディをチェックして、簡易的なクリーニングを行った上で、センサーのクリーニングを行う行程をしていまして、そうした現場での作業の流れが今のところ、変わるようなことは無いと思います」とのことでした。
メーカーでのセンサークリーニングを経験された方はご存知の事と思いますが、修理扱いになって伝票が発生します。そしてそれには保障(2週間)が付きます。けれどこの伝票にはどこにも、ボディ外装のクリーニングなどの表記はありません。なので、あくまで無料サービスであって、保障対象外ですね。今回新たに新設された有料での簡易清掃も、センサークリーニングを頼まず、コレだけを依頼すればたぶん、有料ゆえに伝票が発生し、保障が付くと思われます。しかしまあ、センサークリーニングにしても、保障期間中にレンズ交換をドンドンすればゴミが付く可能性は決して低くは無いでしょうし、ボディ外観にしても、使えば手垢や油脂が付いて当然の事。修理扱いだから保障と言っても、実際は難しいところでしょう。
いかにも軽薄そうな話し方のお客様相談室のオネエサンと、戸惑い気味の現場の男性社員の話しぶりが、実に好対照で、発表したにも拘らず何となく煮詰まっていない感じを受けましたネ。

有料サービス2.JPG


nice!(3)  コメント(4) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

CANON EOS 5D MarkⅢ+BG [カメラ機材]

「CANON PLAZA 名古屋」とは、サービスセンターと機器の展示のデジタルハウスの総称だということを、やっと知りました。で、そこへ行って・見て・触った話の最終話です。

5D3+BG-1.JPG

5D MarkⅢももちろん置いてありましたので、しっかり触ってきました。7Dと相通じるボディにフルサイズ2230万画素センサー、そしてAFシステムはほぼ1DXのもの。プロ機のAFをハイアマ機に移植するというのは、ニコンで見られた手法ですが、キヤノンでは初めてではないでしょうか。ということは、搭載機を増やしてより多く元を取るということは、このAFに関しては革新的で開発費用が掛かっているのかな、と思ったりして。
ファインダーを覗いた印象は、1DXの時に書いたものと同じ。シャッター音は7Dよりもメカニカルな感じに聞こえましたが、1DXには遠く及ばず。まあ、シャッター音で良い写真が撮れる訳ではないですから。連写も秒6コマになりましたから、1DXのAFと合わせれば、これでスポーツなどの動体撮影もできないことは無いと思います。5D2は知りませんが、操作レスポンスも良さそうだし。けれど、7Dや1D4に慣れた身には、そして1DXを触った身としては、やっぱりソレ向きの機種とは思えませんでした。秒6コマは、この画素数ならできるから、といって付けた機能のような気がしてしまいます。
そしてサッカー撮影するなら、バッテリーグリップ必須の私なので、「5D3のバッテリーグリップは有りますか?」って、オネエサマに聞いてみたところ、「有りますよ」とのこと。早速付けてもらいました。7DのBG同様、バッテリーは2個入れることが可能で(1個でも可)、付け方も同じ。違いはバッテリーの搭載方法が、7DのBGは縦に並べて挿入するのに比べ、トレイに入れて1D系と同じようにボディの横側から挿入する方法です。これで、BG自体の縦でのグリップ部分の厚みを軽減できます。7DのBGは厚くて角ばっていて、角材を持っているかのよう、と以前書きましたが、それと比べて5D3のBGは随分スマートになりました。BGにジョイステックと付きましたし、これならまあ不満無いできかな、と。もちろん1D系の縦に比べれば、まだまだ差はありますが。
5D3+BG-2.JPG

5D3+BG-3.JPG

私の印象としては、やっぱり5Dは風景やスナップ、高感度を生かした夜景撮影やマクロなど、そうした静止画中心の機種だという印象は変わりませんでした。スポーツ撮影しないのであれば、1日あたりに撮影枚数はそれほど多くないだろうし、縦での撮影が主でなければ、改善されたとはいえバッテリーグリップも必須ではないでしょう。前にも書きましたが、フィルム一眼がその受像を、フィルムからCMOSセンサーに替えてデジタルカメラになったとすれば、この5D3は一つの到達点と言えるかもしれません。連写性能はオマケで、一枚一枚しっかり考えて撮る、というスタイルこそが、この機種の本筋のように思えました。

私は5D系のユーザーになったこともなく、今のところその予定も無いのですが、ちょっと余談として私見を書かせていただきます。
5D2からの進化度を考え、CANONは当初30万円オーバーの価格設定をしたのだと思いますし、それはあながち間違ってはいなかったのかもしれません。しかし市場には競争が必ずあり、ライバルは必ず存在するものです。まったく同時期にNikonから、3680万画素のD800が出てしまっては、比べるなという事の方が無理でしょう。ネット上の某巨大掲示板などでは多くの論争があるようですが、あえて非ユーザーの私が書かせていただければ、現在の5D3の価格は高すぎると思います。画素数がすべてを決める訳ではないことは重々承知していますが、点の集合体で画を形成するデジタル画像において、これまでも、そしてこれからも、重要項目であることは、まず異論は無いと思います。事実キヤノンは、これまでその面で批判が出てもトップを走り続けてきたメーカーです。それが、画の緻密さが重要視される機種で、画素数の点でライバルに劣るならば、少なくとも同価格以下に設定すべきです。画素数アップ競争にいいかげん終止符を打って、というならば、価格面で頑張ってフルサイズの普及、量販の方に舵を切るのが普通のように私は思えるのです。
画素ピッチの狭さは、受光面積の狭小化を招き、高感度における不利を生みます。事実、CANONにしてもNikonにしても、高感度に対する比重が増すであろう機種の1DXやD4では、画素数を欲張ら無い方向で共通しています。ではその対極にある機種ではどうかといえば、それがNikonはD800であり、CANONは5D3であるとするなら、5D3はD800より1~2割近く高価な価格差を埋める性能差が有るのでしょうか。高感度における5D3の優位さを訴える声もあります。ただ、巷で作例として見られるD800の高感度の画も、なかなかではありませんか。D800の画素ピッチは4.88μm、それは7DのAPS-C1800万画素の4.30μmよりも広いのですから、Nikon D800がそれほどムチャをしているとも思えません(ただし、これ以上の画素数も必要無いとは思いますが)。これらの機種のユーザーが実使用で、ISO3200以上が必要な状況というのが、どれほどあるのか。画素狭小化の批判なら、むしろ高感度の使用比率の高そうな7Dにこそ、向けられるべきです。
私は高画素化の弊害は、高感度耐性の面ではなく、その高画素を生かすには、それなり以上のレンズが必要だ、という点ではないか、と思います。高性能レンズのラインナップがプアーなメーカーが、これほどの高画素機を生んだなら、「生かし切れない」との評価が出ても仕方ないでしょう。しかしこの点でもニコンは、レンズのリニューアルを積極的に展開しつつあるではありませんか。
5D3の狙うユーザー層は、たぶん初心者ではなく、レンズ資産をある程度お持ちの方々だと思います。5D3に魅力を感じたら、他メーカーなどに目も向けず、購入するのも大いにアリだと思います。決して量販を目的とした機種ではないでしょうから、暫くは価格は下がらないかもしれません。しかし、APS-C機で最上と言われ登場した7Dは、発売当初17万円台だったのが、一年経過後には10万円台まで約40%も落ちたのです。APS-C機は機種豊富ですから、フルサイズの5D3がそのまま当てはまるとは思っていません。けれど今後フルサイズ機が増える傾向にある一年後に、1DXのように価格維持している保障は無いと私は思えるのです。
我々ユーザーは、カメラをオーダーメイドで作ってもらう訳にはいかない以上、メーカーが製品として市場に出したものしか手にすることはできません。CANONは一眼レフカメラ部門で、今年ちょっと角度を変えて舵を切ったのかもしれません。その原因が、社内他分野に社力を削がれたため、というのでなければ良いのだが、と思っているのですが。

というのが、ツラツラと私が感じた事の次第です。ではオマエはどうするのか?と問われれば、それはまた機会を改めて、落ち着いた頃に書こうと思っています。

nice!(5)  コメント(3) 
共通テーマ:趣味・カルチャー