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サッカー撮影43(ポートレート的 後編) [サッカー撮影]

サッカー撮影を、ポートレート的に考えてみる、今回が最後です。

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前回書きました条件、
・試合中の選手であること
・バストアップまでは無理かもしれないが、ファインダーから体がはみ出るくらい大きく撮る
・トリミングは、あくまで調整程度にとどめる(長辺・短辺とも10%未満)
・サッカー写真らしく、画面内にたとえ少しでもボールを必ず入れる
・基本的に写っているのは選手一人
この条件から、トリミングを省きます。つまり、ノートリミングでのポートレートです。10年以上撮り続けてきた私でも、これはなかなか難しい。前回載せた写真ぐらいなら、まだ何とか有りましたが、あれ以上大きく選手を撮った写真となると・・・
そこで問題となるのが、レンズに付いている「撮影距離範囲の設定スイッチ」です。これはキヤノンの望遠Lレンズに有って、各レンズによって設定範囲は異なりますが、被写体との距離をある程度限定することで、AF速度のアップを図る目的で付いています。サッカー撮影では通常、撮影者と被写体となる選手との距離がそれほど近づかないので、私が使うEF400 F2.8 L IS では「10m-∞」に、EF300 F2.8 L IS では「6.4m-∞」にしてあり、通常は何ら支障が無いばかりか、利点の方が大きいと感じるのですが、しかしこれが、選手のバストアップの写真を撮ろうとすると妨げとなるのです。つまりは、正確に選手の顔にAFフレームを合わせても、近すぎてピントが来ないことがある。しかも試合中の選手を撮るのですから、シャッターチャンスは一瞬です。この撮影距離範囲の設定スイッチは、レンズ側面に有って、試合中に瞬時に切り替えられるような大きさ・形状でもなく、実戦ではその恩恵の方が大きいですから、この制限は仕方ないところです。通常のサッカー撮影では、そんな選手のバストアップばかりを狙っている訳では無いのですから。
それでも今回、そんな制限ギリギリで撮った、ノートリミングの写真を以下に掲載させていただきす。

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このぐらいの大きさになると、開放F値の小さなレンズだと被写界深度的にはかなり浅く、選手の肩にピントが来て顔は僅かにピンボケ、などという写真も多くなります。APS-H・焦点距離400mm・被写体との距離10m・F2.8という条件の被写界深度は、計算上では僅か9cmほどですから、シビアですね。

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さて、サッカー撮影(サッカー選手の撮影)をポートレート的に考えようというテーマでしたが、背部に余分なものの侵入を防ぎ、背景をぼかし、いかに主たる選手の表情を際立たせるか、その手法として、プレイ中の選手をいかに大きく撮るか、になってしまったようです。常に不規則に動き回り、ポーズや表情の注文が出せない状況ですから、ポートレートとしての形を整えるのに苦心するのみ、といったところが、私の提案しうる限界のようです。
今回は、前回よりもう少し大きく切り撮れた写真を載せましたが、私的にはこれが限界です。満足していただけたかどうか分かりませんが、どうかこれでお許しを。

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(今回掲載画像は、ブログに載せるためリサイズしましたが、全てトリミング無しです)

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