Haswell

噂通りというか、予定通りというか、インテルの第４世代CPU（開発コード名:Haswell）が発売開始されました。

今回の新CPUに関しては、既に以前から内容などもかなり公表されていたので、大した騒ぎにはならないだろうと思ってましたが、やはり秋葉原では行列ができたとか。BTOを手掛けるショップなどでは、新CPUを組み込んだモデルが早速出回り始めました。これも、ある程度内容が事前に分かっていた為に対応が早かった、ということでしょうか。パソコンのメジャーメーカーも、このボーナス商戦前に投入されたので、これを搭載したモデルが一気に出回ることでしょう。
一般的なユーザーである私がパッと見、インテルの前作（第３世代のIvy Bridge）プロセッサに比べて、確実に正常進化しているようですが、驚がくするほどの差はない、という感じに思えました。でも、新しいものは良い、でしょうね。既にIvy Bridge世代のデスクトップPCをお使いの方には、マザーボードを買い替えてまで手を出すほどではない、かもしれませんが、インテルは省電力性に重きを置いたようですから、モバイルPCを欲している方には、市場に出回り尽くすまで静観が良いかもしれませんネ。
それと、円安の影響で、今後パソコンの市場価格が上がるという噂がありますが、どちらかと言えばその方が気になります。

EF 90million

既にご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、先週の５月２９日、CANONから「EFレンズの累計生産本数が9000万本を達成」とのアナウンスがありました。
http://web.canon.jp/pressrelease/2013/p2013may29j.html

1987年に他社に先駆けて、従来のFDマウントから完全電子マウントのEFに切り替えたキヤノンレンズ。当初は賛否いろいろあったようですが、その後のデジタル化進展と共に、その方針が正しかったことが証明されたようで、順調に生産本数を伸ばして、とうとう9000万本（あくまで累計ですが）まで到達したようです。以前は、キヤノンレンズと言えば、宇都宮工場製オンリーでしたが、今は大分や台湾やマレーシアで造られているとか。
しかし、2012年8月に累計8000万本を達成してから僅か9か月ちょっとで1000万本も生産されているのですね。もちろん、その多くは一般普及目的のキットレンズなのでしょうが、一眼レフカメラの一般家庭への認知度・普及度が推測されます。ネット社会が一般化して、写真がデジタルになることの利便性が認められ、携帯電話のカメラ機能から、より良い写真を残したいという希望に沿った結果かもしれませんね。
しかしそれでも、メーカーの修理部品の保有期限は７年のまま。確かに、安価なコンパクトデジタルカメラなどは、それで困らないかもしれませんが、それらに比べはるかに高価なＬレンズなんかは、この期限をもう少し延ばして欲しいところです。毎年モデルチェンジする製品と、少なくとも数年、多くが10年以上の期間生産されるＬレンズとを、一括りにするのもどうかな、と思ってしまいます。それならば、あのＬレンズの価格も、少しは納得できるかな、と。

ちなみに同日、1D MarkⅣ＆Ⅲの新ファームウェアも発表されました。生産完了品についても新ファームが用意されたことは歓迎すべきですね。
（MarkⅡやⅡNには用意されないということは、やっぱり修理可能期限のことが影響しているのでしょうか・・・）