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ノイズ差 [カメラ機材]

2012年のキヤノンフォトコンテストの副賞、Kiss X6i が愚息1号の元に行ったことは、以前このブログでもご報告しましたが、それで撮ってきたのが、前々回までのエジプト編でした。それまでのKiss DXの1000万画素に比べれば、1800万画素に大幅に性能アップしたのですから、使用レンズは同じでも、画の緻密さは確実に上がりました。そして(記事にもちょっと書きましたが)、基本的に7Dと同じセンサーのはずなのに、X6iの高感度ノイズの少なさにちょっとビックリです。
論より証拠、下の画を見てください。どちらもRAWで撮って、DPPにてパラメーターを同じにしてJPEGに現像したものですが、ブログに載せるためにサイズダウンしましたから、これでは差が分かりませんよね。

ノイズ-1.jpg

そこで、100%等倍の画が下のもの。使用レンズは違いますが、どちらもISO 1600で、DPPのノイズリダクションは0にしてあります。これで少しは感じが分かって頂けるでしょうか。

ノイズ-2.jpg

色ノイズも出ているのですが、今回は輝度ノイズが分かりやすいように、暗部を等倍表示し、少しシャープネスを上げてあります(どちらの画も同程度に)が、どうでしょう、分かりますか。
両方ともRAWですから、撮影後にNRを調整して、こうした輝度ノイズを消し去ることは可能ですが、その際のNRの掛け方がX6iの方が少なくて済みます。ご存じのとおり、NRは掛け過ぎると細部のディテイルをスポイルする結果を招く場合も有りますから、少なくて済むのなら、断然そちらの方が良いですね。
基本的に同じセンサーの筈ですが、2012年発売でDIGIC 5のKiss X6iと2009年発売のDIGIC 4の7Dでは、こんなところに差を感じてしまった、やっぱりデジタルものは新しい方が良い、という話でした。

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