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住民票 [巷の雑感・時の想い]

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東京の大学に通っている愚息1号も、今年が最終学年。何とか就職先も決まったようで、親としてはホッとしている次第です。その愚息から先日、住民票を移転したい旨の連絡がありました。社会人となれば、今後は健康保険や年金、税金関係も自分でしていかなくてはならないのですから、当然のことですね。住民票を移転するには、まず現住所から転出手続きをして、現在住んでいる所の役場に転入届を出すことになります。本人ならば当然できるのですが、離れて暮らしている状態。調べたら、世帯主なら委任状無しでできるということで、私が市役所まで行ってきました。
長女は既に東京で社会人として今年で3年目。大学卒業前に帰郷した際に、同様に手続きを本人が行いました。今回は私が市役所で転出証明書をもらい、それを長男に郵送して、東京で本人が転入手続きをする、という段取りです。手続き自体は至極簡単で、直ぐに終わりましたが、これで正真正銘「我が家は3人家族」になりました。
長男は、既に転入手続きを済ませたことでしょう。そして、住民票を取ったことでしょう。その住民票には、世帯主の欄に長男の名前が書かれているはず。そう、オマエはもう世帯主。その意味と重さを知ってほしいものです。
私が世帯主になったのは、もう何年、何十年前の事だったかな、なんて思い返してしまいました。それからこの世帯には一人、また一人と増え、五人になって二十年以上の時が流れました。そして今、一人減り、また一人減り、と減っていきます。ああ、元に戻っていくんだ、と思えば、きっとそうなのでしょう。そしてそれをまた、我が子も経験していくことでしょう。
市役所からの帰り道。ちょっと軽くなったはずの自転車のペダル。いや、そうでもないかな、と思いながら、過去に少し惹かれる私でした。

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