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壁の時計 [日々の徒然]

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これは私の寝室の壁に有る、壁かけ時計です。
結婚祝いに頂いたものですから、もう29年前のことです。その頃の取引先から頂いたもので、既に送り主とも疎遠になっています。特別デザインが気に入った訳でもなく、思い出深いものでもなく、高価でもない、ごく普通の時計です。けれど、この29年間の間、5回の引越しを経ても、ずっと私の寝室の壁に鎮座し続けました。
一時期、他の時計に替えたこともありました。でも、どうもしっくりこない。寝室にある時計とは、朝目覚めたときに、真っ先に目を向けるもの。ぼんやりした眠い眼でも、はっきり時刻を脳裏まで伝えてくれるには、どうもこのアナログな文字盤が私には最適なのでしょう。慣れ親しんだこの時計が、ずっと私の寝室で、現在も時を刻み続けてくれています。
これでなければいけない、という強い想いも無く、替えれば特段快適になる訳でもない、なので何となくそのまま使い続けている、そんなもの、きっと皆さんの身の周りにも有るのではないでしょうか。今朝、薄汚れた壁に自然と目を向けた時、「そういえばオマエとは永い付き合いだよなあ」と、フッと思ってしまいました。

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