So-net無料ブログ作成

正月の風景 [巷の雑感・時の想い]

新聞・雑誌・テレビなどで、今年一年を振り返る・締め括る話題や番組が所狭しと並んでいたのに、年が変わればそれらがすっ飛んでしまい、「おめでとう」の一言で始まる新年も、賑わう神社や初売りセールを横目で見ながら仕事をこなし、やっと落ち着いた今頃に一息つけば、もう日常に戻りつつある街々。毎年の事とはいえ、年の終わりも始まりも慌ただしい。
一つ屋根の下で三世代の家族がコタツを囲んで顔を揃え、正月は店が開いていないからと言って年末に買い揃えた品々を食べながら、雑談を楽しみ、テレビを見て笑い、揃って初詣に出かける、そんな記憶はたぶん私の時代で終わりなのでしょうか。今は大晦日も元旦も店は営業し、ということは大晦日も元旦も関係なしに働いている方々が多くなったということでもあり、普段の休日と大して変わらない有り様になりつつあり、年末年始だからといって、大手を振って休める人の割合は、確実に少なくなってきていることを感じます。唯一正月らしい年賀状にしてみても、毎年その数は少なくなっていき、しめ飾りを玄関に見かける家も少なくなってきました。当たり前の正月の過ごし方が、「日本の風習」として現実の生活から乖離したものとして語られる日が、やがて来るのかもしれません。それが憂えることなのか、しかたないことなのか、それは分かりませんが、その時々を生きる多くの民がそうするのであれば、それが時代の流れというものなのかもしれません。

正月の風景1.jpg

一家揃って初詣に行き、おみくじを引いては一喜一憂する、そんな我が家の当り前も、昨年から変わりました。迎える年の幸を祈るのに、名のある処でなければ、との感がすっかり薄らいだ私は、昨年同様一人で、近所の神社で済ませてきました。ここのおみくじは辛口で、昨年は「半凶」でした。今年は一歩前進して「吉」でした。もうそれだけで十分です。
帰り道、シャッターが閉められた店に賀詞が貼られているのを見ました。「初売り」の張り紙が貼られ、多くの人が出入りする店よりも、正月らしさを感じた次第です。

正月の風景2.jpg


nice!(6)  コメント(2) 
共通テーマ:趣味・カルチャー