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VANGUARD VEO AM-264(前編) [カメラ機材]

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VANGUARD VEO AM-264 が我が家に到着したのが、フットサル撮影の前日。「まあ、一脚の使い方なんて限られているし」と何の躊躇も無く、箱から取り出したままバックに入れて、翌日撮影に出かけました。会場に着いて、さっそく撮影準備ということで、一脚をEF70-200 F2.8 L IS Ⅱの三脚座に付けていると、ガリっとした嫌な感じが。慌てて外してみると、三脚座に傷が(涙)。よく見れば、一脚の取り付け部分に3つのビスのようなものがあって、その一つが飛び出ているために付いた傷でした。「一脚はこれしか持ってこなかったし、どうしよう」と思案の挙句、間に薄いタオルを挟んで、何とかその日の撮影を撮り終えたのでした。やはり、事前にちゃんとチェックしていなかった私のミスです。

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さて家に帰ってから早速メールにて、ヴァンガードに事情の説明と、「これでは使えないだろう」と思い、交換を申し出ました。そして翌日、メールにて返事が返ってきました。

台座部のネジ(イモネジ)につきましては、雲台使用時に空転を防ぐものとして取り付けられており
説明書と同じ袋に同封されております六角レンチ(L字の金具)にて、一脚の下側から回して締める
ようになっております。
レンズ、およびカメラ本体を直接取り付ける場合は、通常ネジは取り外して頂くか、もしくはネジが
上部に出ないように調節していただくことになります。
他社様の一脚でも今回のような直接取り付けるタイプの場合は、使用時に調整をして頂かなければ
同じ状態となってしまいます。
その為、誠に申し訳ございませんが、お客様ご使用時の傷につきましては保証いたしかねますので、
ご了承下さい。

別に保証しろとは言ってませんが、この台座部分のネジは一脚の製作上のものではなく、雲台を取り付けるためのものなのですね。事前チェックの怠りに加えて、私の知識不足が原因なのですかね。なので、「当社は保証しません」ということなのですね。確認したら、箱の中に取扱説明書と共に小さな六角レンチが入ってまして、裏側から差し込んで回すと引っ込みました。なるほどね~、私のミスか~。

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しかし、「他社様の一脚でも・・・」と言われると、その点はどうも納得できません。これまで私が使ってきた一脚は1本や2本ではありません。そのどれもが、今回のような取り付け部にビスは有りません。探せばそのような一脚も有るのでしょうが、「一脚では当たり前」的な書き方にはカチンと来てしまいました。それにですよ、3つのネジの内1つだけが飛び出ていたというのも何とも不親切で、それならば3つとも飛び出ているか、3つとも引っ込んでいるか、どちらかにして出荷して欲しいものです。
更に取説を端から端まで読んでみれば、上記のような説明はどこにも見当たりません。私が使用前チェックを怠った罪は認めますが、「ちょっと不親切なメーカーじゃないか」と思ってしまいました。そこで再度メールにて、「この製品の取説の、どこにそのようなことが書かれているですか?」と問い合わせたところ、翌日に以下のような返事が返ってきました。

この度はご不快の念をお掛けいたしまして、大変申し訳なく思います。
説明書につきまして改めて確認をさせていただきましたが、使用方法について大変わかりづらく、
説明が不十分でございました。
特にイモネジが最初から露出している機種に関しましては、ご使用の前の準備といたしまして、
最初に機材を傷付けないよう、イモネジを緩めてから取り付けを行っていただくという文面を記載
するよう、担当部署に至急通達いたしました。
弊社では今回の件につきまして真摯に受け止め、より良い製品提供をできるよう努めていきたいと
存じますので、何卒ご寛怒の程、お願い申し上げます。

「ご寛怒」と言われても、付いた傷は元には戻りません。あくまで私のミスとして納得するしかないですが、一気にこのヴァンガードという会社が嫌いになりました。製品自体は、見た目の手触りも高級感があり、悪い製品には見えないのですが、自社の雲台と組み合わせて使うことを前提にした一脚なんでしょうかね。
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全日本U-15フットサル大会 [写真・撮影]

今年初めですから、もう半年以上前の話で恐縮です。

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U-15の全日本フットサル大会を撮りに行くことになりました。場所は体育館、ピッチは約36m×18mですから、高感度に強い機種で明るいレンズが必要、ということで、私は1DX2+EF70-200mm F2.8 L IS Ⅱを選択しました。サンニッパも持って行こうかな、とも思ったのですが、試合中の移動は禁止されているし、サッカーよりも遥かに動きが早く(バスケットボールやハンドボールに近い)、しかも撮影者との距離2m~30mを頻繁に移動する選手を撮るのですから、単焦点では撮り難いだろう、との考えからです(以前この大会を撮った経験もありましたし)。

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結論から言えば、1DX2でISO-6400まで上げて1/500~1/800ぐらいで、もちろん全てRAWで撮りましたが、以前撮った時の1D4に比べれば、高感度ノイズの点では恩恵を受けられました。ただやはり、フルサイズに200mmではちょっと足らないとも感じました。なので、途中から多少のノイズは許容して、7D2も併用してみましたが、この激しい動きには1DX2のAFとの違いは感じましたネ。

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以前のブログでも、この大会を撮りに行ったことを書きましたが、中学生と言えども、全国大会のトップクラスともなれば、撮影者と選手との距離が近いので、選手の息づかいや汗が飛び散る様、表情なども間近に迫ってきますから、なかなかの迫力です。そして、試合時間は短いけれど、選手は常に全力で動き、しかも素早い。これはサッカーよりも手強い被写体だと感じました。それともう一つ。フットサルの場合は特に、選手と選手が絡むシーンが望まれるということ。顔や表情がキチンと写っていることがベストですが、多少下向いたり横向いていても、体の動きで動感や闘争心を感じられる画が望まれるようです。JFAのプロの方と一緒に撮ってましたが、その方々の写真と私の写真を見比べて、そう感じました。私はまだサッカーの撮り方でした。初めてこの大会を撮った2014年に、次回が有ればリベンジを誓ったのですが、今回は半歩前進したのみでした。

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さて、上記の機材で撮るにあたって、もちろん私は一脚を使うつもりでした。ただ、耐荷重の点で余裕が無いよりも有り過ぎる方が良いのは分かりますが、いつもサッカー撮影で使っている Manfrotto 681B ではちょっと大げさすぎるかな、と思ってしまいました。そこでEF70-200用に、もう少し軽快に使える一脚を物色してみたところ、VANGUARD VEO AM-264 という製品を見つけました。台湾製らしいのですが、たぶんメインで使う一脚にはならないだろうから、耐荷重6kg、カーボンではなくアルミ製で充分。手が出しやすい価格に加えて決め手になったのは、体育館内で使い易そうな、足先端の石突きゴム部分の形状。そして傾きに対応できること。体育館内の撮影なんて年に一回ぐらいのものですけど、年末年始の慌ただしさの中、自分へのお年玉代わりに通販で購入してしまいました。

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しかし・・・
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壊れる前に [日々の徒然]

夏の話題をもう一つ。

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私の子供の頃、「朝晩の涼しい時に勉強しなさい」と言われていたのが昔話になるように、たぶんこの時期、皆さんのお宅でもエアコンがフル稼働しているのではないでしょうか。実は先日、私の両親の住む家(ウチからはすぐ近く)で、エアコンが壊れました。しかも寝室に付いていたエアコンです。「エアコン無くては寝られない」という両親に代わって、馴染みの店に申し出たのですが、「もう10年以上経っているエアコンでは、部品が無いので修理はできません。取り換えになります」と言われました。まあそうでしょうね。で、早急にやってほしいと頼み込んで、2、3日後には新品になったのですが、工事費込みのお値段は、なかなかのものでした。付け替え工事にも立ち会ったのですが、汗びっしょりになって丁寧に取り換えてくれた方を見ていると、この値段も仕方ないか、と思ってしまいました。
毎週末に新聞に折り込まれて来る電気店のチラシは、この時期は「エアコン大特価」の見出し文字が目立ちます。需要が多いのでしょうね。実は私の寝室のエアコンも2008年製ですから、もう9年経ってます。もしコレが壊れたら、私も同じ目に合います。で、こうしたチラシを見続けていると、春・秋のオフシーズンだと一割ほど安いようです。そこで、10年使ったら、暇な時期に取り換えようと画策しています。忙しい時に無理言って取り換えるなら、暇な時に「安くしてね」は言えるかな~、と思うからです。確かに、壊れてもいないのに破棄するのは「もったいない」話なのかもしれません。けれど壊れたら困る機器ほど、一番必要な時期に壊れるものです。なので我が家では、そんな機器は計画的にシーズンオフを利用して取り換えるように考えてます(計画通りにいかないこともありますが)。「もったいない」かもしれませんが、その方が安心だし効率的だ、と自分で納得させているせいなのですがネ。
先日書いたパソコンの3.5inch HDDもそうで、約5年または2万時間を目安に定期的に交換しています。お蔭でHDDがクラッシュするようなことは、PCとの付き合いが長いにも関わらず、未だ経験してません。尤も、壊れる時は1年未満でも壊れますから、単にラッキーなだけかもしれませんが。そういえば、今使っているPC、2013年秋に半自作で導入したものですから、もうすぐ丸4年です。仕事に、趣味に、と毎日使っているので、これも無くてはならぬ機器です。来年あたりから、次世代機を模索しようかな~
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