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第96回全国高校サッカー選手権大会 県大会決勝戦 [写真・撮影]

夏の高校野球程ではないかもしれませんが、この大会も冬の風物詩となった感があります。「第96回全国高校サッカー選手権大会」、その県代表を決める試合が昨日行われました。

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県サッカー協会のカメラマンとしては外せない試合ですし、某サッカー雑誌のカメラマンも兼務(今年で4年目)してますので、天候を気にしながら会場に足を運びましたが、風は強いものの昨夜の雨も上がって快晴。まあそれはそれで苦労することもあるのですが、皇后杯一回戦の台風豪雨の中での撮影に比べれば、ずっとマシですね。

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この決勝戦、毎年撮っていて観客数が徐々に増えているような気がしていたのですが、役員の方にお聞きすれば、今年の入場者数は2960人とのこと(有料なのに)。サッカー先進県ではもっと多いでしょうが、我が県でこれほどまで入る試合は無いですね。試合のグレードとしては、天皇杯や皇后杯の方が上なのでしょうが、それよりずっと多い観客数が、この大会の人気・注目度を如実に表していると思いました。スタンドを眺めれば、両校の生徒や関係者、保護者はもちろん、この決勝戦までに敗れ去った学校の選手達も、その決着を見るために多く見かけます。また、今後進学する高校を見定めようとしてか、中学生の姿もあります。さすがに全国的には注目されない県ですから、大学やJのスカウトの姿は見かけませんが、各年代のサッカー指導者や各校のOB、そして純粋な高校サッカーファンの方々も。それら年代様々な観客の下で行われる試合を戦える両校は、ちょっと羨ましくもありますね。

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撮影に関しては、日差しがキツイので、逆光になると選手の顔が真っ黒。かといって、撮影場所の指定は厳しくて移動は困難という状況ですから(毎年の事ですけど)、バックスタンド側の応援席に混じって撮ることにしてます(これも毎年の事です)。これなら少しは動けます(その分、ピッチから少し離れますが)。それでも逆光は避けられませんから、これは後処理のレタッチで対処するしかないですね。

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序盤は探り合いの展開でしたが、徐々に熱を帯びて来たことを肌で感じながらシャッターを切ります。もちろん、我が愚息たちの卒業校ではないので特別な思い入れは無いのですが、つい試合展開に入り込んで撮ってしまっている自分に気づきます。写真を撮るということは、ただレンズを振ってシャッターボタンを押すだけの行為には違いないのですが、そうして集中してシャッターチャンスを狙いながら撮ることは結構な重労働、ということが分かって頂けるでしょうか、失敗できない雑誌社のカメラマンも兼務している事もありますが。それでもこの日は一試合だけだったので、先週の皇后杯の一日二試合に比べれば疲労度は少なかったです。

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会場を後にする時は、もう役員・スタッフの人しか残っていませんでした。この試合を撮ってしまうと、もう今年の残り少なさを感じてしまいました。

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ハロー、キャンバス(後編) [車・バイク]

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発注後、約二か月で我が家にやって来たキャンバス。まだ1000km程しか乗ってませんけど(もっとも私が運転したのは、その1/3程ですけど)、簡単なインプレを書かせていただきます。

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運転席に座ってまず思ったのが、「フロントウインドウが遠い!」でした。ハンドルからフロントウインドウまでの間が実測で55cm以上あって、しかもそのフロントウインドウがアクアのように寝ていないので、遠く感じます。なので、室内のバックミラーはフロントウインドウではなく天井に付いてます。同じシャシーのタントと比べると、全高が10cm程低いので。その分は頭上スペースが少ないですが、タントやN-BOXなどのハイト系ワゴンは、子供が立てるように、前席から後席に移動しやすいように考えられているんでしょうね。我が家はそんな小さな子は居ないので、座高が高い私が乗っても頭上スペースは十分です。助手席に人が座ると、軽自動車だな、と思わせる車幅の狭さを感じますが、一人で乗る分には至って普通車です。後席も、頭上スペースはハイト系ワゴンに劣りますが十分で、足元も足が組めるほど。この車に二人で乗る際は、前席に二人より前後に一人ずつが良いと思いました。ただ後席の乗り心地は、ちょっとリアのサスペンションストロークが足りない感じで、悪路をそれなりのスピードで抜けようとすると突き上げ感があって、ここは安さ軽さを感じる部分です。その点前席は前後輪間にあるので、あまり感じないです。

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エンジンは、920kgの車体に52psですから、パワフルではありません。その点は静止からの発進時に感じますし、上り坂ではかなりアクセルペダルを踏み込む必要があります。でもそれ以外では、街中で苦労する、苦痛を感じる程でもないです。まあ、それだから軽自動車がシティランナバウトとして街中にあふれて見えるのでしょう。高速道路でも同様で、パワフルや余裕のクルージング、とはいきませんが、普通に走れます。アイドリングストップも当然ついているのですが、その制御はスムーズで、エンジン始動と共にすぐに発進でき、危惧したもたつき感やショック等は無いです。ただミッションはCVTですが、ダイレクト感は希薄ですね。回せばエンジン音がそれなりに車内に入って来ますが、その点も軽自動車として妥協すべき点でしょう。カタログ燃費はリッター当たり28kmですが、日常の近距離のみの使い方では、その6割くらいでしょうか。

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アクアで個人的に不満だった内装ですが、軽自動車と割り切って考えれば十分でしょう。ハンドルなどは、キャンバスの方が手触りが良くて好きです。メイクアップ仕様は、ご覧のように内装もツートンになりますが、高級感を要求しない軽自動車としてみれば、これはこれで、何だかホビーっぽくて楽しい。
必須だった後席の両側電動スライドドアですが、やっぱり便利です。買い物に行った時に、たとえ手がふさがっていても、指先でボタンさえ押せば開いてくれるのですから。ただ、開閉時間はもう少し早くても良かったかなあ、とも思いましたけど。それと、リアのラゲージスペースの狭さは、軽自動車であることを一番感じる所です。アクアよりも荷物が積めません。もちろん、後席シートを倒したり、シートを前方にスライドさせれば広がるのですが。ハイト系ワゴンは後席を倒して収納すれば、結構な大きさのフラットな荷室を得られますが、キャンバスでは後席は倒すだけでフラットにはなりません。これらスペースユーティリティの点ではハイト系ワゴンには及ばないです。このキャンバスは、まずこのデザインありき、で生まれた車なのでしょうね。

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メイクアップ仕様の派手なツートンと内装色は、たぶん好みが分かれる所でしょうが、少なくとも家内には好評でした(50代のオバサンが乗って良いものかどうか?は別として)。女性専用車のようですが、我が地方では男性が運転しているのも結構見かけます。なので意外と、私自身も乗って恥ずかしさは少ないです。最上級のGグレードはLEDヘッドランプで明るいですが、こちらはただのハロゲンランプ。これは近々バルブだけ代えようかなと思ってます。意外だったのは、LEDフォグランプが明るいこと。単なるアクセサリーの域ではなくて、十分に補助光として使えます。

まあ、そんな訳で我が家初の軽自動車ですが、何せ今のところコレ一台しかないので、暫くがんばってもらうことにします。

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ハロー、キャンバス(前編) [車・バイク]

地方暮らしでは、車無しでの生活は考えられません。我が家唯一の車だったアクアを手放したとあれば、次が必要。で、私が選択したのは、ダイハツの「ムーブ キャンバス」、グレードは「X Limited メイクアップ SAⅡ」。そう、軽自動車です。

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田舎暮らしとはいえ、そこそこの地方都市住いでは、日常のシティコミューターとして現在の軽自動車が必要十分な性能を持っていることは、以前から分かっていました。そこで今回は、我が家初の軽自動車の導入です。重視したのは、
・後席がスライドドアであること
・そのスライドドアが左右とも電動であること
・カラーバリエーションが豊富であること
以上の点です。私は以前から、「日本の狭い駐車事情を考えればスライドドアが有効」との考えが有って、ただでさえ狭い車幅の軽自動車で、後席がスライドドアならば、乗り降りや荷物の積み込みなどが断然楽だろう、と思ってました。そうして見て行くと多くの車種で(この手の車は女性が一人で乗る事が多いはずなのに)、助手席側が電動だけど運転席側はマニュアル、という車が多いことに気付きました。もちろんオプションで付ければ良いのですが、そこで目に留まったのが2016年9月に発売されたダイハツ・ムーヴ・キャンバスです。これは、Xリミテッド以上だと後席は両側電動スライドドアです。
都会にお住まいの方はなかなか分かっていただけないかもしれませんが、地方都市だと、街中を走っている車の1/3は軽自動車じゃないか、と思うほど多いです。ただ、どうも車色が没個性。新車を購入する最大のメリットは色を自由に選べることだ、との考えが以前から有って、このキャンパスのツートンカラーは実に個性的に見えました。今回私が手に入れようとしている車は主に家内が乗るので、早速この車を見に行ったら、即決でした。

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まあ、いろいろオプションを付けていくとそれなりの値段になるのが現代の軽自動車。でも、昔から見れば高くなりましたけど、アクアよりは軽視できない金額差がありますし、軽自動車の維持費はやっぱり安いし、一台あれば結構長く乗るんじゃないかな、との思いも有って決めました。なので、今回は残価設定型ローンではなく、銀行のマイカーローンを使いました。

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第39回皇后杯全日本女子サッカー選手権大会一回戦 [写真・撮影]

先週末、我が県で「第39回皇后杯全日本女子サッカー選手権大会」の一回戦4試合が行われました。

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元日決戦でお馴染みの男子「天皇杯」の女子版です。全国の地域代表となでしこリーグ所属の計48チームがその年の頂点を目指す、歴史ある大会です。その一回戦と二回戦が我が県で行われるのは、私が協会のカメラマンを務めさせていただいてから続いてますし、このブログでも何度か紹介してきました。そして今年も、10月28日(土)と29日(日)の二日間に一回戦4試合が行われました。

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ご存知のように、秋雨前線の雨に加えて台風接近です。土曜はまだ普通の雨中の試合でしたし、日曜日の一試合目は何とか。それが二試合目から豪雨となり、風も出てきました。天然芝のピッチはいたる所に水溜りができ、ボールを蹴ることさえままならず、水飛沫が上がります。雲は厚くて、照明を付けても暗い。これから近づいてくる台風では、天候が回復する見込みはありません。

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しかし、全国大会です。トーナメントです。負ければ終わり、勝てばより強い相手と闘える権利を手に入れられます。遠方からはるばる来てくれた彼女たち、その闘争心はこんな天候でも、まったく衰えるどころか、この悪条件だからこそ掻き立てられているようにも感じました。スタンドから、役員席から、離れた場所からご覧になった方々にはどう映ったでしょうか。私はピッチ脇で彼女たちの闘志のぶつかり合いを感じながら、無心にシャッターを切っていました。試合に入り込み、選手の意気を感じてシャッターを切る、これこそがサッカー撮影の醍醐味ではないでしょうか。

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もう何年もサッカーを撮り続けて、一、二を争うぐらいの悪天候でした。この状況での試合は、間違いなく選手に勝つ意欲と体力を要求します。撮影も選手同様、通常に比べ倍以上の労力と高機能の機材が必要となります。疲れました。ずぶ濡れになった体は重く、しばらく動けませんでした。でも最後にそれが心地良く感じることができたのは、きっと彼女たちの全力プレイのお蔭だと感謝しています。勝ち上がったチームも敗退してしまったチームにも、惜しみない拍手を送りたい気分で会場を後にしました。

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