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第39回皇后杯全日本女子サッカー選手権大会一回戦 [写真・撮影]

先週末、我が県で「第39回皇后杯全日本女子サッカー選手権大会」の一回戦4試合が行われました。

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元日決戦でお馴染みの男子「天皇杯」の女子版です。全国の地域代表となでしこリーグ所属の計48チームがその年の頂点を目指す、歴史ある大会です。その一回戦と二回戦が我が県で行われるのは、私が協会のカメラマンを務めさせていただいてから続いてますし、このブログでも何度か紹介してきました。そして今年も、10月28日(土)と29日(日)の二日間に一回戦4試合が行われました。

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ご存知のように、秋雨前線の雨に加えて台風接近です。土曜はまだ普通の雨中の試合でしたし、日曜日の一試合目は何とか。それが二試合目から豪雨となり、風も出てきました。天然芝のピッチはいたる所に水溜りができ、ボールを蹴ることさえままならず、水飛沫が上がります。雲は厚くて、照明を付けても暗い。これから近づいてくる台風では、天候が回復する見込みはありません。

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しかし、全国大会です。トーナメントです。負ければ終わり、勝てばより強い相手と闘える権利を手に入れられます。遠方からはるばる来てくれた彼女たち、その闘争心はこんな天候でも、まったく衰えるどころか、この悪条件だからこそ掻き立てられているようにも感じました。スタンドから、役員席から、離れた場所からご覧になった方々にはどう映ったでしょうか。私はピッチ脇で彼女たちの闘志のぶつかり合いを感じながら、無心にシャッターを切っていました。試合に入り込み、選手の意気を感じてシャッターを切る、これこそがサッカー撮影の醍醐味ではないでしょうか。

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もう何年もサッカーを撮り続けて、一、二を争うぐらいの悪天候でした。この状況での試合は、間違いなく選手に勝つ意欲と体力を要求します。撮影も選手同様、通常に比べ倍以上の労力と高機能の機材が必要となります。疲れました。ずぶ濡れになった体は重く、しばらく動けませんでした。でも最後にそれが心地良く感じることができたのは、きっと彼女たちの全力プレイのお蔭だと感謝しています。勝ち上がったチームも敗退してしまったチームにも、惜しみない拍手を送りたい気分で会場を後にしました。

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