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光沢レーベル面 [パソコン]

DVDというメディアは、今後無くなっていくのでしょうか。
写真データの保管用としては容量が少なすぎて現実的ではありませんが、撮った写真を送ったり渡したりする場合に、私はこれまでDVD-Rを使っていました。高画素化が進むデジタルカメラですが、渡すとなればRAWではなくJPEGですし、枚数少なければCD-Rでも良いのですが、CD-RとDVD-Rの価格差は無いにも等しいですし、容量的にも価格的にも便利に使ってきました。その手持ちのDVD-R(いつもスピンドルケースで買ってます)が無くなりつつあるので、近所の家電量販店に買いに行きました。もちろん今でもCD-Rも売っているくらいですから(カセットテープも売ってました)、DVD-Rも販売してますが、ブルーレイディスクに棚の多くを占領されていまして、もはやメインの記録ディスクではなくなった感があります。そして国内メーカーブランドのものは有っても、この間までは難なく見つけられた国産製は見つけられず。この店だけの事かな、と思って他店を覗いてみても同様でした。CD-R同様、DVD-Rも国内で作っていたのでは採算が合わないのでしょうね。

光沢レーベル1.jpg

パソコンパーツなんかは殆どが海外製(アジア製)ですから、国産製でなきゃダメという訳ではいないのですが、私は一点だけこだわりが有って、それはディスクの印地面であるレーベル面が光沢であること。コレが重要でして、通常のインクジェットプリンター対応の白色プリンタブルレーベルと比べれば、プリンター用紙の普通紙と光沢紙ほどの違いがあります。自分のプリンターでこのレーベル面に、文字だけ印刷するならどちらでもいいのですが、写真を張り付けたりすると違いは一目瞭然。光沢版の方が若干高いのですが、私はこれまでずっとこのタイプの太陽誘電(That'sブランド)のDVD-Rを使ってきました。それが、探せど探せど無い。ならば通販で、とネットで探したら、何と50枚スピンドルケースで12000~15000円程するではないですか! これにはビックリ。今まで2000~3000円で買っていたのに。
ちょっとググってみたら、この光沢タイプのDVD-Rは太陽誘電が主導で作っていたらしく、OEMとして他社ブランドもあったみたいですが、何年か前に本元の太陽誘電が製造を中止したとか。高値で売られているのは、在庫限りだからでしょう。こんな値段でも買う人が居るのなら需要が有る証拠ですから、国内は無理でも海外で作ればイイのに、と考えてしまいましたが、レーベル面を光沢紙並みにする方がよっぽどコストが掛かるみたいで、より高価格で売れるブルーレイならまだしも、需要の先細りが見込まれるDVD-Rでは採算が取れないのでしょうね。

光沢レーベル2.jpg

で、近所のパソコンショップを覗いたら、HIDISCというブランド(台湾製)の光沢レーベル面のDVD-Rが売っていたので、とりあえず購入しておきました。コレがこれまで使っていた太陽誘電製のものと同等なのか、それはまだ使っていないのでわかりませんが、太陽誘電から製造技術や設備を引き継いで台湾で生産されている、との情報もありますから、とりあえず押さえておきました。価格も20枚で1600円程でしたし、これでひとまず安心です。
ちなみに、DVD-R DL(二層式DVD)も店頭で見かけることが少なくなりました。私は、少し写真を入れ過ぎてDVD-R一枚では入らない、という時に使っていたのですが、これはたぶんDVD-Rよりもずっと需要が少なく、今後は見つけるのに苦労しそうなので、ちょうど手持ちが無くなっていたことだし、これも買っておきました(光沢レーベルではないですが)。
振り返ってみれば、私がこうしたディスクメディアを購入したのは二年ぶりぐらいですから、その間に取り巻く情勢等が変わっていったのですね。デジタルとその周辺機器の進歩は留まる事をしない、ということを如実に感じた話でした。

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