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HARRIER GR SPORT 一年経過 [車・バイク]

我が家にハリアーGR SPORTがやって来て丸一年が経ちました。その経過報告をしてみたいと思います。

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この一年間の総走行距離は5800km程。意外に少ないようにも思えますが、私の通勤が自転車であること、近所への買い物などには軽自動車のキャンバスを使うこと、等を考えれば、まあ妥当かな、と思います。この間の平均燃費は、1リットル当たり約10km。ほんの近距離移動では6~7kmですが、市街地でももう少し走れば10km近くいきます。高速道路などでは、よほど加減速を繰り返さない限り12~13kmは確実。2000ccのノンターボ車でこの車重(1590kg)を考えれば妥当でしょう。これはドライブモードを「NORMAL」の場合で、コレを「SPORT」にすると燃費は確実に1kmほど落ちます。

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今時の車はアイドリングストップ機能は当たり前ですが、SPORTを名乗るこの車にももちろん付いています。ただこの機能、すぐに発進することが分かっている場合なんかだと、煩わしく思えることもありますよね。例えば、信号が青に既に変わっているのに前車に追いついて停止した場合や、駐車場で駐車券を撮る時など。我が家のキャンバスでは、まだ完全に停止していない時速1~2kmに落ちた段階で、既にエンジンストップします。このハリアーではそんな場合で停止しても、ブレーキペダルを軽く踏んでいるだけでは、アイドリングストップさせずに停止していることができます(上図のようにメーター内に促す表示は出ますが)。燃費やCO2の排出等の環境性能的にはストップさせた方が良いのでしょうが、私はブレーキペダルを踏む力加減でこの機能をコントロールできる方が好きです。もちろんこのアイドリングストップ機能をカットするスイッチも有りますが、長い信号待ちが予想できる時などは機能させたいし、その都度スイッチを触るのはかえって面倒。何がなんでもアイドリングさせないのは実情に合っていないと思うので、このハリアーの設定は歓迎です。

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ブレーキホールド機能(停車した際にブレーキペダルを踏んでいなくてもブレーキがかかった状態を保持)、サイドブレーキ(パーキングブレーキ)の自動、レーダークルーズ機能、についてはファーストインプレッションでも書きましたが、なかなか使える機能だと思います。常に使うのではなく、必要に応じてチョイスすれば楽です(過信は禁物ですが)。これらの機能を見れば、自動車は自動運転の方向に確実に向かっていることを感じます。この一年間いろいろ使ってみて、車の運転を積極的に楽しみたい時ばかりではないですから、楽に移動したい時には有って損の無い機能だと思いました。当初は、GR SPORTという車には似つかわしくないような気もしましたが、日常で使えば、この機能を省かずにおいたメーカーの思慮には賛成します。

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GR SPORTをスポーツらしく走らせるためには、ドライブモードを「SPORT」にすることが必須、と以前書きましたが、その考えは一年経っても変わっていません。このモードにすれば、確実に高回転を使うようになり、車重が軽くなったようなキビキビ感が出ます。元々、足回りを固めてシャシー剛性を高めたGR-SPORTですから、スポーツカー並みとは言いませんが、少ないロールで軽快に曲がっていきます。当初は、当たりの硬さを如実に感じたサスペンションも、一年経過して幾分角がとれた感じはします。しかし絶対的には固いことには変わりなく、万人にお勧めできる車ではないと思います。この剛性感に富んだ足回りとハンドリングは、本来はハリアーのターボ車(4WD)の為のもので、ノンターボ車では完全にシャシー性能が上回っています(タイヤも含めて)。ドライブモードを「SPORT」にして、豊富とは言えないエンジンパワーを使い切ったとしても、コーナリングの際のロールが少なく、この重い筈の車体を高い速度を維持しながらオンザレール感覚で曲がっていきます。それはそれで良いのですが、やはり(予算に多少の余裕があれば)GR SPORTならターボにすべきでしょうね(ハイオク仕様になりますが)。

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不満点を上げれば、ナビゲーションシステムでしょう。私が予算をケチった為に、9インチが入るスペースに7インチモデルを入れてしまったこと。軽自動車のキャンバスでは7インチで不満が無かったからなのですが、やはり室内空間が広いハリアーには7インチモニターは絶対的に貧弱。これは失敗でした。機能的にはコレで十分なので、モニターサイズだけですけどネ。
不満点ではないのですが、この「ハリアーGR SPORT」と前代の「ハリアーG`s」とでは、外観はほぼ同じ、という点はちょっと残念。街中で、「アッ、GR SPORT」と思ったらG`sだった、ということがよくあります。アクアなどは、GR-SPORTとG`sでは外観が大きく変わってますから、ハリアーもそうして欲しかったですね。でも今のスタイリングは好きですけど。
その他には、このGR-SPORTにはホールドの良いシートが採用されています。運転席に座ると、腰部分をしっかりホールドしてくれるよう、シート端が盛り上がっていているのが、下の写真で分るでしょうか。一旦座ってしまえば、この上なく快適なのですが、乗り降りする際には、どうしてもこの盛り上り部を押さえ込んでしまいがちです。なので、この車で経年変化が一番先に起きるのがこの部分ではないか、と思っています。これはしかたないですね。

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総じて、一年乗ってみて十分満足しています。毎回エンジンをかける際にマフラーから出る重低音の響きは、明らかにノーマルとは違いますから、たとえパワーアップしていなくても心地よいですし、街で見かける多くのハリアーとは一線を画すスタイリングにも満足しています。ファーストインプレッションでも書きましたが、一年経っても私の結論は、「長く付き合っていけそう」です(ハリアーのモデルチェンジの噂がありますが)。

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