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GSX-R 600 (L3) その2 [車・バイク]

私が免許取得後に自分のバイク選びをしている時点で、既に愚息2号のCB400 SBは無く、カワサキの「Ninja 400 黒」を購入済みでした(Ninja 400については別の機会に書きます)。で、前回の続きです。
4車種に絞り込んでみたのですが、ホンダCBR600RRは、知人が既に乗っていることが判明したので、早々に除外。ヤマハのYZF-R6はかなりレーシングマシンに近く、乗りこなすには技術・体力が必要とのレビューを見ましたし、他種より一割程度高価という点もあって脱落。これらミドルSSの中では比較的フレンドリーな、カワサキZX-6RとスズキGSX-R600が残りました。特にカワサキ Ninja ZX-6R は、2013年モデルから排気量が636ccとなって、公道で使う低速域の扱いが楽になった、とのレビューを見て、心半ばはソチラに向かっていました。ただ私はメーカーにこだわりが無く、故に根っからのカワサキ党でもなく、あのイメージカラーであるライムグリーン色がどうにも苦手。グリーン色以外には黒しかなく、愚息2号のNinja400とかぶってしまい、この点で愚息が難色を示してしまいました(私も黒は暑そうなので避けたかった)。で、GSX-R 600を見てみれば、あの青白のカラーリングが何とカッコイイことか、と一目惚れ。確かにヘッドランプ辺りのデザインは、ZX-6Rの方がシャープで良いのですが、それを差し引いてもGSX-Rに軍配が上がりました。GSX-R600は国内販売されていません。中古車狙い(逆輸入車)ですから、これで程度が良いものが見つからなければ、そこで終わってしまうのですが、そこはさすが全国チェーン店、2013年モデルが私の予算内で見つかったのでした。
実は我が街にあるその全国チェーン店に、同じ2013年モデルのGSX-R750(黒)が有ったのです。GSX-R600と750はエンジンのみ違うだけで、車体や装備は全く同じ(車重は3kg増え、パワーも25psアップ)なので、「ウン、ウン、コレ、コレ」とニヤケながら見て、跨ってみましたよ。そのGSX-R750は2013年モデルで3万キロちょっとの走行距離、私が取り寄せようとするGSX-R600は同じ2013年モデルで2万キロちょっとで、ほぼ同じ値段でした。もちろんカラーリングに惚れた私は、躊躇なく600をチョイス。公道スペシャルと呼ばれるGSX-R750の方がパワーがありますが、600でも十分すぎる高性能ですから。
この600ccクラスのミドルSSは、海外では日本の免許制度と違うからでしょうか、それ用のレースが盛んなせいでしょうか、人気が有るようで、故に各社がラインナップしています。逆に日本の免許制度では不人気なので、故に国内販売には力を入れていないクラスです。個人的には、400ccの上が即リッタークラスになってしまうのはキツイと思うので、600や750がもう少しバリエーションがあっても良いのに、と思ってしまいました。スズキのGSX-R600も海外向け専用で、国内での販売はされていませんが、以前からモデルチェンジを繰り返しながら続いている歴史ある車種です。直近では、2011年に現行型にチェンジし、それ以降はカラーリングの変更で今日に至ってますが、私が求めていたのはその2011年以降のモデルで、2013年式は「L3」ということになります。
愚息のNinja 400は新車がその店に既に有ったので、納車は直ぐでしたが、私のGSX-R600は取り寄せて(後で聞いた話ですが、九州小倉から)、その後整備して、という段階を踏むのに半月ばかり掛かりました。ようやく我が元にやって来たのは、6月中旬の梅雨入りの頃でした。そして実は、そこから私の苦行が始まったのでした。

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GSX-R 600 (L3) その1 [車・バイク]

朝5時起床、いつもの峠に行く。折り返し地点は、山間の渓谷を堰き止めたダムの駐車場。その日着いてみれば、先客がいた。ネイキッドのナナハンと思えるバイクに乗ったライダー。後頭部で結わえた髪は白かったから、たぶん私より年長だろう。ライダージャケットを着て、ライダーブーツを履いて乗る人には好感が持てる。
「どうだい、水が出てた?」
と、山を下りてきた私に聞く。
「ええ、一か所、いや二か所かな。いつものところですよ」
この峠には斜面から伏流水だろうか、道路に流れ出て川になっている所がある。天候は晴れだが、コーナリング途中でいきなりウエット、は気を付けなければならない。
「お一人でツーリングですか?」
どう見ても通勤や仕事の感じには思えないので聞いてみた。
「もうすぐ定年でね。今は溜まった年休を消化しているところだよ」
平日の早朝なのだから、確かにそんな感じに見えて合点がいく。
「そのバイク、速いだろう」
「ええ、でもまだ全然乗りこなせない」
「そんなきついポジションのバイク、俺には無理だ。よく買ったね」
私の歳も察しがついたのだろう。
「たぶん、今しか乗れないだろうから」
とだけ答えて苦笑。
そんな十数分の会話の後、彼を残して私は再度、峠に戻っていった。

キッカケは、愚息2号がバイク(CB400 SB)と共に帰郷したこと。そこから「リターンライダーになる!」、そう決心して半年が過ぎました。「自分のバイクを持ち、それを自在に操れてこそ、リターンライダーと呼ばれて相応だと思います」と以前に書きました。自在に操るという点ではまだまだ志半ばですが、ここで何故このバイク、「SUZUKI GSX-R 600(L3)」を選んだか、から話を始めたいと思います。
自分のバイク購入に心が向かってから、三十数年ぶりの返り咲きですから、現在のバイク状況を改めて眺めてみました。すると、当時と今では大きく違っていて、私の持っている中型自動二輪(今の普通自動二輪)で乗れる400ccまでのバイクで心を惹きつけられるものが無く、あの頃憧れだったナナハンは随分縮小されていました。ちょうどその時、たまたま寄った店にあった、HONDA CBR600RR 跨ってみて「コレだ!」と心ときめいた故に、大型自動二輪の免許取得にチャレンジして、四苦八苦の甲斐あって何とか手に入れたこと。以上のことは、「リターンライダーへの道」として書かせていただきました。さて免許を手にしたら、次は自分のバイク選びです。
自分のバイクを手に入れてどうするか?
・仲間とツーリングに出かける(NO 群れるのはキライ)
・通勤に使う(NO 通勤は自転車で十分)
・日常の買い物などの移動手段に使う(NO それには荷物が載せられる車を使うから)
・観光地などの風光明媚なところを走ってみたい(NO 楽に楽しめる車を使うでしょう)
・サーキット走行したい(NO 還暦の私には体力的に無理)
じゃあ、自分のバイクを手に入れてどうするのか? それはちょっとストイックな理由でして、
・三十数年前に峠通いをしていた感覚をもう一度取り戻したい
・現代のバイクを今の自分がどこまで操れるか、性能を堪能できるか、試してみたい
この2点が購入目的なのです。一言で言えば、還暦の自分自身への挑戦。そこで私のバイク選びのポイントは、
・手に入れても年間走行距離は多くないだろうし、この先何歳まで乗れるか分からないので、中古車で十分
・走る気にさせるスポーツ系バイク一択
・完全に趣味なので、自分がカッコイイと思えるもの(フルカウル)
・4気筒車
この条件で、ネットやバイク店を徘徊してみました。排気量の制限の無い大型免許保持者になったので、この際は排気量を考慮せずにバイクを選べます(予算には制限アリ)。スポーツ系バイクの頂点は、MotoGPのベース車であるリッタークラス(1000cc)なのですが、実車を見て「コレは無理」と即断。私には、大きすぎ・重すぎ・パワー有り過ぎ・高価過ぎ、です。もちろん、1000ccを超えるような大型バイクも無理です。かといって、400cc以下にはそれらしい車種を見つけられない。そうなると、やはり600ccクラスのスポーツ系バイクになってしまいます。このミドルSS(SSはスーパースポーツの略)には国内4メーカーの車種が揃っています。ホンダの「CBR600RR」、ヤマハの「YZF-R6」、スズキの「GSX-R600」、カワサキの「ZX-6R」です。海外メーカー製は予算的に無理なので除外としましたから、この時点でこの4車種に絞って、中古車で検討してみました。ただ、この600ccクラスというのは国内では不評のようで、日本国内で正規販売されていない車種があります。それでも今ではネット検索で簡単に探せますから苦労は無いのですが、実車を見ないで選ぶという点は中古車だけに不安。でも地方在住者としては、全国チェーン店で探して取り寄せてもらうしかありません。中古バイクというのはアンチな話も多いのですが、ここは全国展開しているショップを信頼するしかないですね。

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健康診断 [日々の徒然]

今の仕事をするようになって一番良かったと思えるのは、毎年キッチリ健康診断をしてくれることです。毎年5月に行われるのが常でしたが、今年は新型コロナウィルスの影響でしょうか、遅れて行われ、やっと診断結果表が手元に届きました。

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身長・体重・腹囲の測定から、胸部レントゲン検査、尿検査、血圧・血液検査、心電図、視力・聴力、そして問診と、なかなかしっかりと診てくれます。毎年やっているので、昨年の結果との比較ができるのが大きな利点で、今回の結果は、胴囲も減って、体重が1.7kg減ったことが何とも嬉しい!(まだメタボ体型解消には至っていませんが) それに伴い、中性脂肪値も3割ほど減、LDLコレステロール値も下がってまして、なかなか嬉しい結果でした。これもバイクに乗るため、教習所通い前から毎日ちょっとづつ体幹トレーニングをし続けた結果でしょうか。
一点だけ要検査になった項目が有りました。「心室性期外収縮」で不整脈とのこと。全く自覚は無いのですがね。確か3年前にも同じような所見が出ましたが、特に何もせず、翌年の健康診断では異常無しだったので、多分来年の診断では出ないだろう、という楽観視でいます。まあ60歳も超えたことだし、これを期に精密検査、というのもアリだと思うのですが、まっ大丈夫でしょう。

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始まりましたけど・・・ [写真・撮影]

7月末に「今年度のサッカー撮影がやっと始まった」と書きましたが、その後どうかといえば、なかなか思うようには進んでいません。

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その理由としては、大会スケジュールの確定の遅さが挙げられます。中止ではなく延期となった大会で、通常は春から夏にかけて行われる大会が秋以降に割り込んだり、その為に秋の大会が今年後半にずれ込んだりで、県内の限られたサッカー場の確保や運営役員の確保、その日程調整が難航しているようです。ホームアンドアウェーをやめて短縮日程で組み直したり、リーグ戦をトーナメントにしたり、と各年代の関係者の方々を悩ます要因がつきません。その結果、大会の概要や日程が決まるのが直近だったり、途中までしか決められなかったりで、私がいくらヤキモキしても、頑張っている各種役員の方々の苦労を思えば、こればかりはどうしようもないですね。
それに加えて(これは私の推測ですが)、新型コロナウィルスの影響が未だに完全に払しょくできない現状では、観客や応援の方々が多く来られて「密」になってしまわないか、とのコロナ対策の面での懸念もあると思います。緊急事態宣言も解除され、我が県の緊急警戒宣言も解除されましたが、いくら屋外競技とはいえ、このご時世ではコロナ対策を無しにすることはできません。関係者の方々の配慮や苦労は昨年の比ではないと思います。

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そんな訳で、県サッカー協会のカメラマンの私にさえ、なかなか確定情報が入って来ず、各学年の最終学年の選手にとっては最後の大会となるケースもあるのだから、「なるべくたくさん撮りたい」との思いを持ってはいても、なかなかストレスの溜まる状態が続いています。(私的なことですが)生計を維持する仕事も抱える身としては、試合日程情報が急に入っても、仕事で撮りに行けないこともあります。また、一日に複数の会場で複数の試合が行われても、身一つですから、対応に限界が有ります。
とまあ愚痴っぽくなってしまいましたが、それでもできる限り撮りに行ってます。8月は中学生の試合を、今月に入って女子の大会を撮りに行きました(酷暑でしたが)。

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毎年撮っているので、「あっ、この子は昨年も撮ったな。昨年は2年生で今年は3年生になったのか。でも大きくなったな~」と思う時もあります。考えてみれば、昨年撮ってから今まで9か月以上も経っているのですから、学生の成長速度を考えれば当然のことですね。
ただ私の眼から見ると、どのチームも練習不足・チームとしての熟成不足の感が見て取れます。通常なら、夏を乗りきった選手たちは日焼けで真っ黒な顔なのですが、今年はどうもそんな子が少ない。それでも試合や大会が有る以上、これからの短期間でチームとしての強化をしていかなくてはならないのですから、指導者の方々のご苦労が案じられます。今年も残り3か月半、選手・指導者の方々と共に、私も最善を尽くそうと思います。このブログの更新が遅くなったら、「連日撮影しているのだな」と思ってお許しください。

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