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新しい酒は新しい皮袋に 2(UHS-Ⅱ) [カメラ機材]

前回に続き、新しい酒(R3,R7)に新しい革袋(カードリーダー&SDカード)を用意した話です。

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前回書きましたように、当面はR3&R7の記録メディアとしてSDカードを使っていくつもりです。そこで私が今回新規購入したのは以下のものです。
・Sandisk 64GB(UHS-Ⅱ 最大書込速度 260MB/s、最大転送速度 300MB/s V90)
・Transcend 64GB(UHS-Ⅱ 最大書込速度 180MB/s、最大転送速度 285MB/s V90)
・I・O Data 128GB(UHS-Ⅱ 最大書込速度 250MB/s、最大転送速度 250MB/s V90)
これらに加えて従来から持っていた、Sandisk 32GB(UHS-Ⅰ最大書込速度 90MB/s、最大転送速度 95MB/s V30)を予備として使います。サンディスクはやはり信頼性の面で外せません。従来から私がCFでサンディスクと共に使ってきたトランセンドは、SDでも信頼できそうなのでチョイス。I・O Dataのものは初めて購入したのですが(どこかのOEMかもしれませんが)、128GBとしては手が出しやすい値段で、価格コムでも評判が良かったので。
SDカードの規格としては、64GB以上はSDXCとなるのですが、そのスピードによってクラス分けがあります。以下の表を見ていただければ分るでしょうか。

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今回購入したのは、どれも上記の表の最上位モデルです。では、いつものソフトで実測してみました。もちろん使ったのは新しいカードリーダーです。

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多少の差は出ましたが、概ね満足できる結果が出たと思っています。今回も購入は信頼できる通販店での購入でしたが、現時点での価格コム最安値付近での購入金額だったと思ってください。その価格を考えると、トランセンドのコストパフォーマンスが抜き出ています(サンディスクの半値以下)。
たぶんこれからもRAWで撮るでしょうから、64GBの2枚は約2410万画素のR3用に、128GBは約3250万画素のR7用に、予備としてサンディスク32GB(予備としての能力に不安はありますが、いちおう2枚持ってます)、というのが現状体制です。撮り続けていくうちに、不具合や不足が生じた時は、その時に別途対処するつもりです。
上記のSDカードのために、メディアケースも新調しました。エレコムのものです。
https://www.elecom.co.jp/products/CMC-SDCHD02BK.html

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さて、これで用意が整いました。秋になって各種大会も始まりましたので、いきなりシェークダウンとなったのですが、これがなかなかに手強い。従来の知識と経験では足らない。詳細は随時書いていきますので、お待ちください。

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新しい酒は新しい皮袋に 2(カードリーダー) [カメラ機材]

さて、「新しい酒は新しい皮袋に盛れ」の諺どおり、また私のこれまでの作法「新しいカメラには新しいメディアを用意する」に従い、R3・R7用に記録メディアを用意することにしました。R3はCFexpress(Type B)とSDカード(UHS-II対応)のダブルスロット、R7はSDカード(UHS-II対応)のダブルスロットです。私のこれまでの撮り方では、それなりの速さのSDカードを使えば十分ではないか、との判断で(なので1DX2ではCFのみでCFastカードは使ってません)、当面はSDカードを記録メディアとすることにしました。そこで現状の手持ちSDカードの中で最速(95MB/s)のものがどのくらいなのか、1DX2でメインに使っているCFと共に、いつものソフトで計測してみました。

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上記は、まあ当然の結果ですね。1DX2でサッカーを撮っている時は、当然RAWで連写しますが、このCFで不満無く撮れます(私の場合)。画素数が上がるR7やR3では、このCF以上の速度が欲しくなりますが、現在のUHS-ⅡのSDXCならば対応できるのではないか、と思った次第です。しかしUHS-II対応のSDカードをこれから使っていくとなると、たぶんカードリーダーの性能がボトルネックになるような気がします。振り返ってみれば今使っているものは、2015年に購入したUSB3.0接続のもので、UHS-IIに対応していません。その旧型カードリーダーで、UHS-ⅡのSDカードを試しに測ってみた結果、下のようになりました。

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やはり、このSD本来の速度がまったく出ていません。そこでまずはカードリーダーを新調することにしました。探してみれば、UHS-IIに対応しているものはそれほど多くなく、チョイスしたのはバッファロー製の以下のものです(もちろん通販で購入)。
https://www.buffalo.jp/product/detail/bscr708u3bk.html

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SDカード(SDXC)といえど、今や300MB/sの時代です。ただUHS-II本来の速さを享受するには、当然それに対応したカードリーダーが必要なことは自明のことで、とりあえずこれで安心。ただこれはSDからパソコンへの転送速度の話で、カメラの書き込み時にはSD自体の持つ性能に左右されます。新調したSDの話は次回に。

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ミラーレス機 [カメラ機材]

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以前にもこのブログで書きましたように業界的には、レンズ交換式カメラはミラーレス機へ移行しつつあります。私の使っているキヤノンも、ラインナップにはまだレフ機が並んでいますが、レフ機の新型は「Kiss X10i」が2020年2月に登場して以来、2年半以上も出ていません。EFマウントレンズは2018年9月に発売開始された「EF400mm F2.8L IS ⅢおよびEF600mm F4L IS Ⅲ」まで4年以上も遡らねばなりませんし、その後EFレンズの新型はおろか、ディスコンが進んでいる状態です。
はっきりした時期は分かりませんが、写真というものがデジタル画像に取って代わられたことで、それまでの映像記録媒体がフィルムからデジタルセンサーとなりました。当初は高価だったこのセンサーが、コンパクトカメラから一眼レフカメラまで普及し、携帯電話にもカメラ機能が当たり前となり、APS-Cという古い規格を持ち出してまで普及させた結果、フルサイズセンサーまで普通に存在する今に至りました。その結果、誰でも簡単に、手軽に、写真を撮るという行為そのものが日常で珍しくないほど垣根が低くなっていったことは皆さんご存じのとおり。かつて「ベルビアの色味が好きだ」と言っていた御仁も、フィルムカメラ自体がこうも無くなってしまっては、デジタルカメラに移行せねばならず、それはレコードを駆逐したCDに例える方もいます。そして現在、レンズ交換式カメラにおいて一眼レフ機が絶滅に向かっている、と言っても良い状況だと思われます。
元々レンズを通ってきた光を導くミラーを持たないコンパクトタイプのカメラをデジタル化するに当たって、各社はカメラ背面に液晶モニターを付けて、センサーで受光した画像を表示することで、撮影者に見せてシャッターを切らせていました。それはセンサーが受像のみではなく出力もできるからです。フィルムがセンサーに置き換わったことで、記録・消去・加工・保存の容易なデジタル画像となったことの利便性が第一の大きなメリットとすれば、この受像とその出力を同時(多少のタイムラグが有りますが)に行えるセンサーの利点を活用することが第二のメリットだと思われます。レンズ交換式一眼レフカメラに限って考えれば、フィルムからセンサーに置き換わった段階で、この第二のメリットを生かしてレフ板を排除することを、各社の技術者の方々は当然考えていたはずです。レフ版を無くせば、もっと小型・軽量化が可能になり、ミラーを収めるミラーボックスが無いので、レンズ後端からセンサーまでの距離を短くできて光のロスを減少させ(ショートバックフォーカス化が可能)、結果的に高画質な画像が得られます。しかしその為には大きな障壁があります。それは、ピント合わせ(AF)をどうするか、です。従来の一眼レフカメラでは専用のAFセンサーが有り、そこで独立してピント合わせを行ってきましたが、ミラーボックスを無くすとなれば、(コンパクトカメラのように)受像センサーのみでピント合わせを行わねばなりません。日常のスナップなどの静物撮影主体の場合は、多少ピント合わせに時間を要しても問題なかったかもしれませんが、各社のフラッグシップたる一眼レフカメラからミラーを無くすのですから、ヘビーユーザーを納得させられる性能でないと、易々とミラーレス機を出す訳にはいかなかったものと推察します。ましてや、このヘビーユーザーには動体撮影を主とする方々も多いことでしょうから、たとえ日本の大メーカーにとっても、簡単ではなかったと思います。しかし業界の進化の為にと、多くの労力と時間と費用をつぎ込んだ結果、私の使うキヤノンはEFマウントを捨て新規のRFマウントレンズ群を立ち上げ、EOS Rシリーズを世に出したのです。その先兵となった「EOS R」が2018年10月に登場して、まもなく4年になります。そして昨年末の2021年12月にキヤノンが動体撮影向けとして登場させたのが「EOS R3」であり、今年2022年6月にAPS-Cセンサーを用いた下位モデル「EOS R7」が発売開始されました。

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まもなく私がサッカーを撮り始めて丸20年を迎えます。フイルム一眼レフカメラから撮り始めた私は、この20年の間にプロ機と呼ばれる機材を使うまでになりました。そして現在もサッカーを撮り続けています。今の現状の手持ち機材で十分にサッカーは撮れるし、その画に大きな不満は無いのですが、年間5~6万枚の撮影枚数がこの先数年は続くだろうと考えれば、このカメラ業界の流れを無視するわけにはいきませんでした。ただ私の場合はサッカーという動体撮影が殆どなので、それに見合った機種でないと触手は延びません。たぶん、対岸の火事として傍観者を決め込んでいたと思います。そんなところにキヤノンから昨年末から今年にかけて「EOS R3」と「EOS R7」が登場しました。上記のように、ミラーレス機の最大の懸案事項である動体撮影におけるAF性能、それを克服したであろう機種の登場で、ミラーレス機でサッカーを撮ったらどうなるのか、という興味が湧いて(既にプロの方も使っているようですし)、たぶん私の最後になるであろうステップアップに動いた次第です。

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現在の半導体不足等の諸問題を抱えた状況では、これまで購入してきたような手順(実売価格の安定を待っての購入)では手に入らず、R3は今年3月に、R7は今年6月に予約して、ほぼ同時に7月末に入手できました。メーカーであるキヤノンはR3をハイアマチュアモデルの範疇に置いています。プロフェッショナルモデルと呼ばないのには理由が有ろうかと思いますが、バッテリーグリップ一体型のボディは1D系を彷彿とさせ、「ついにミラーレス機もここまで来たか」との思いを抱いたので購入となりました。APS-CセンサーのR7は、キヤノンとしてはミドルクラスという位置づけですが、7D MarkⅡを手放してから、この換算約1.6倍という点が必要な場合も有って、そして予想より手が出しやすい価格だったこともあって購入に至りました。もちろん、使い慣れた1DX MarkⅡ(1DX2)は併用するため残してあり、私の最後のレフ機となることでしょうから手放すつもりはありません。また、今後ミラーレス機の最上位モデル(R1)の登場が予想されますが、たぶん非常に高価になるでしょうから、私は購入予定はありません。
レンズですが、正直言ってRFレンズを揃える予算が無いので、マウントアダプターを追加購入して、当分の間は手持ちのEFレンズで撮るつもりです。このマウントアダプター(EF-EOS R)って、ホントにタダの筒なのに(しかもケース付き)「1万円以上するのは、ちょっとな~」(これまでEFレンズにお布施してきた身としては)と思ってしまいましたが、しかたないですね。
しかしRFレンズって高価ですね。

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前置きが長くなってしまいました。これからこのミラーレス機導入の話題を順次書いていこうと思いますので、お付き合いいただければ幸いです。

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RYUKI [車・バイク]

いや~、今年の夏も酷暑でした。もう毎日「暑い!」という言葉を何回発することか。「暑い!」と何度言っても涼しくはならないのにね。先週末もサッカー撮影でしたが、まだ日焼けする始末。確かに朝晩はちょっと秋を感じるようになった気もしますが。
私は真夏の時期にバイクに乗る気がしません。通勤・通学に使う訳でも、日常生活の移動手段として使う訳でも無く、単に趣味で乗っているのですから、苦痛を我慢してまで乗ることは無い、という信条のオジサンライダーです。真夏の晴れた日にですよ、日中屋外で日光にガンガン照らされ、しかも股下に抱えるエンジンからの熱と電動ファンからの熱風を浴びて、プロテクターを内蔵した長袖・長ズボン着ていれば、もうサウナ状態ですよ。もちろん高原などの涼しいところを淡々と走っていれば、涼しい走行風を常に浴びて快適なのかもしれませんが、そこまでたどり着くまでが(渋滞などで)大変ではないですか。ということで私は、「趣味なのだから、楽しめない時には乗らない」という主義です。とは言っても、全く乗らないとバイクも機械ですから調子が悪くなることもあるでしょうし、ウズウズと乗りたい病が出てくる時も有るので、そうした場合は早朝にちょっとだけ峠に行ったりしますが。
バイク乗りに必須のヘルメットは、もちろんスポーツタイプのバイクに乗る以上、フルフェイスの 「SHOEI Z-7」を以前から被っていました。それに今回、新ヘルメットを追加することにしました。OGK Kabuto社のシステムヘルメット「RYUKI」です。今回はバイクに合わせてソリッドカラーの白色です。
https://www.ogkkabuto.co.jp/motorcycle/products/system/ryuki/ryuki.html

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ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、私はメガネを愛用しています。バイクに乗る時は、ヘルメットを被る→あご紐を締める→シールドを開ける→メガネを突っ込む→シールドをしっかり絞めて発進、という手順です。これはメガネをかけている人は同様の動作を強いられていると思います。そして走り出して、少し喉が渇いた、熱中症になる前に水分補給をしよう、となった時に、一度停車できる場所を探して、上記の手順の逆をしなければなりません。コレって、結構面倒。特に酷暑の時期では頻繁な水分補給は必須なのですが、一口飲むために一手間も二手間も必要なのです。そこで、システムヘルメットが欲しかった。
システムヘルメットとは、一見フルフェイスのように見えますが、あごの部分のスイッチ一つでガバッと上に開けられる機構が付いたものです。これだと、通常走行時はフルフェイス同様に使え、必要であれば一瞬でオープンフェイスにできるので、携行した飲料等を飲むことができ、すぐにまた元に戻せます。ちょっと長めの信号待ちなどでも水分補給が簡単にできます。なので、以前から欲しかったのですが、主要メーカーからは、私の買ったOGKの他には、「SHOEI NEOTECⅡ」しかない。バイク用品店に行って実物を比べて見たのですが、確かにSHOEI ネオテックⅡは開閉機構もしっかりしていますし、インナーバイザーの操作感も良いです。しかしコレに税込77000円はちょっと出せないかなあ、と思って、OGKのRYUKIにしました(店のポイント使用と多少の値引きで33000円程で購入)。ネオテックⅡの半値以下ですがOGKとて日本企業で、通販などで見かける大陸製無名ブランドではありませんから、そこは信頼しています。残念なのは、SHOEI Z-7 にはPINLOCKシールドが標準ですが、RYUKIはオプションになる事でしょうか。まあこの値段ならしかたないですね。その代わりシールドが、帝人株式会社の熱線遮蔽素材使用の「UV&IRカットシールド」になっているのは、日中での使用に期待が持てます。それと私だけかもしれませんが、あご紐がちょっと短いようです。もう少し余裕が欲しかったなあ。

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店員さんの話では、上記の操作感の違いの他に、高速走行での風切り音の違いを指摘されました。実際に被ってSHOEI Z-7 と比較すれば、確かに高速道路では多少ウルサイかな、でも比較してみないと分からない程度です。まあ私的には十分許容範囲。それと、システムヘルメットは重い、という評判が有ったので、実測してみました。SHOEI Z-7 は軽量を売りにしているモデルですが、実測1480gでした(経年劣化で多少は吸湿しているかも)。対してOGK RYUKI(新品時) の方は1740gでした。乗り始めた当初は、この重量差260gは大したこと無いように思えましたが、やはり長時間被っていると多少の差は感じます。でもまあ、一昔前のシステムヘルメットはもっと重かったそうですから、この程度の差なら使えるレベルだと思いました。それと、SHOEI Z-7 と並べて見れば、やはり剛性を確保しつつ開閉機構を組み込んだ分だけ、一回り大きいのが分かります(軽量&コンパクトが売りのZ-7と比べるのはちょっとかわいそうかな)。被っていると本人は気付かないかもしれませんが、その姿を鏡なんかで見ると、ちょっと頭だけがでかくなったように見えますから、小顔の方は気にするかも。

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でもやっぱり開閉機構は便利。以前、フルフェイスヘルメットの中でクシャミをして大変なことになった経験が有りますが、システムヘルメットならそんな場合も対処できますし。ただやはりSHOEI Z-7 がメインで、このOGK RYUKI がサブかな。でも使用頻度はRYUKIの方が多そうな気がしてます(今のところ)。
さて、夏眠させてしまったCBR650Fを起こして、ボチボチ行きますかね。

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