SSブログ

第102回全国高校サッカー選手権大会 県大会決勝 [写真・撮影]

11月に入っても最高気温が25度を超える日があるなんて、今年はホント暑かったですね。しかし暦は確実に進んで行き、今秋も(毎年のことですが)各年代の大会が続き、それに伴い私の撮影スケジュールは毎週末埋まっています。私が年間通じて撮りに行っている様々な大会の中で、一番観客数が多く、テレビ中継もされ、最も注目度を集めるのが「全国高校サッカー選手権大会」です。先日、その県予選の決勝が行われました。もちろん撮りに行きましたが、今回も某サッカー雑誌のカメラマン兼務です。

高校選手権2023-1.jpg

サッカーを撮り始めて20年の私ですが、このサッカー雑誌のカメラマン兼務は2013年からですので、丸10年になります。この雑誌の特集号、これまでは高校総体(インターハイ)と高校選手権の年2回だったのですが、今年から高校総体特集号が発刊されなくなり、私の某誌の撮影はこの高校選手権特集号のみとなりました。昨今のネット環境の充実とスマホによる手軽さからか、紙媒体の情報誌の価値が相対的に下がっているからでしょうか、それは時代の流れとして受け止めなければならないかもしれませんが、ちょっと残念な気もします。自分の写真が載った雑誌を記念に大切に保管している選手もいる、という話も聞きましたから。

高校選手権2023-2.jpg

決勝戦の撮影はもちろんですが、一回戦や二回戦(我が県はトーナメント形式なので)もできる限り撮りに行ったつもりです。しかしこの時期は他年代の大会も撮らなければなりませんし、この大会にしても複数の会場だと身一つですから、頑張ったつもりでも県大会出場全チームの内、撮れたのは1/3ぐらいでしょうか。確かに一回戦や二回戦では、大差がついた試合も有りましたから、如何に注目度の高い大会とはいえ、試合内容的に全ての試合が濃いとは言えません。けれど選手たちはどの試合も真剣に戦っていました。そして、そうである以上、私は撮る価値が有ると思っています。

高校選手権2023-3.jpg

県大会決勝は快晴の下で行われましたが、やっとこの時期らしい空気になった感がありました。4年ぶりの出場を果たした監督は、周囲からいろいろなプレッシャーがあったのでしょう、試合後のインタビューで涙ぐむシーンがありました。願わくば、高校野球の甲子園と同じように、この代表校が全国大会でどのように戦ったのか、我が県の多くの方に注目してほしいです。

高校選手権2023-4.jpg

(諸般の都合で、今回は無難な写真でスミマセン)

nice!(0)  コメント(2) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

顔ライティング補正 [写真・撮影]

顔ライティング-00.jpg

私の主に撮っているサッカー撮影とは、「試合中の選手の撮影であるなら、それは人物撮影である」ということを、過去このブログで何度か書いてきました。そして人物撮影において、「顔」は最も重要な部位であると思われます。ただ日中屋外で、広いピッチ内を縦横に動き回る選手が被写体ですから、晴天の場合は光(太陽光)の位置を確認しながら撮影ポジションを配慮したとしても、逆光・半逆光でもシャッターを押さなければならないことは、ままあります。そういった場合、選手の顔がかなり暗くなることが多いので、後処理のレタッチで対処することになるのですが、RAWで撮っていると比較的簡単な場合があります(それが私がRAWで撮っている理由の一つです)。私がRAW現像で使っているのは、キヤノンユーザーなら無料で使えるソフト「Digital Photo Professional」(DPP)ですが、(どのVer.からDPPに追加されたのか調べても分かりませんでしたが)新たに追加された機能「顔ライティング補正」を使ってみます。

顔ライティング-01.jpg

従来のDPPなら、オートライティングオプティマイザを強めて、シャドー部を上げる処理を行うところですが、それでは顔以外のシャドー部も上げてしまいます。この「顔ライティング補正」を使うことで、選手の顔部分が補正されたことが分かるでしょうか。以下に作例を載せます。①がOFF、②がONです。

顔ライティング-02.jpg

顔ライティング-03.jpg

この「顔ライティング補正」を使うには、オートライティングオプティマイザをONにすることに加え、顔認識機能をONにして撮った場合に機能させられます。つまり、画像(RAWデータ)にカメラが認識した被写体の顔情報が埋め込まれている場合、それを使ってその部分補正を行うものです。私の持っている1DX2ではこの機能を使えず、R3で撮った画のみ使用可能です。分かりやすいように上記作例の拡大画像を載せます(③が①の画の拡大、④が②の拡大)。

顔ライティング-04.jpg

顔ライティング-05.jpg

R3で同じ設定で撮っていても全ての画に使えるかと言えばそうではなく、カメラの顔認識がキチンと記録された画像にしか使用できませんでした。通常のサッカー撮影では連写を使いますが、連写一枚目の⑤の画では使えず(DPPでチェックが入れられない)、⑥の画では使えました。それに加え⑥ではオートライティングオプティマイザを強めにしてあります(他のパラメーターは同じ)。

顔ライティング-06.jpg

顔ライティング-07.jpg

この「顔ライティング補正」は、あくまでメーカーが考えたワンタッチ補正ですので、効果がそれほど大きくないと感じた方もいらっしゃるでしょう。オートライティングオプティマイザと併用しないと使えない機能で、あくまで他の機能やパラメーター調整と併用することを前提とされているようです。それならば、他の効果度が調整できるのですから、この「顔ライティング補正」もON/OFFだけでなく効果度を調整できたなあ、と思いました。
レタッチは後処理で、奥深いものですから、こういった補正をもっと上手く行っている方もいらっしゃると思います。メーカーが、静止画で破綻しないような程度の補正ということで用意したものですが、有って困るような機能でもなく、顔認識機能をうまく利用した機能だと思いますので、これから先は適宜使って行こうと思っています。

顔ライティング-08.jpg


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

写真データ整理 [写真・撮影]

私事で恐縮ですが、今年に入ってから我が家の片づけを粛々と続けています。そんななか、大量のCD-RやDVD-Rが出てきました。

写真データ整理.jpg

我が家の歩みを残そうと、子供達の成長記録としてビデオカメラで動画を撮っていた時期がありました。それは貴重なもので、捨てる訳にはいきません。ただその他のディスクは、主にデジタルカメラで撮った家族のスナップ写真や大量のサッカー写真です。過去にこのブログで何度かお伝えしていますが、今はそれらのデジタル写真はハードディスク(HDD)に二重保存しています。RAWで撮るようになってそれなりの容量が必要になるので、3.5inch HDDがギガバイト当たりの単価が最も安価である点が主な理由ですが、そのHDDとて回転部品ですから寿命が有り、故に定期的にHDDの交換をしています。
それ以前は、CD-R&DVD-Rの二重保存→DVD-Rの二重保存→DVD-R&HDDの二重保存、と変遷してきました。今回整理の対象になったのは、それら200枚近くあるディスクです。収められたデジタルデータを、現在のHDDに移し替えて二重保存し、そのディスクは破棄するのですが、これが思いのほか面倒な作業でして、時間がかかってしまいました。時期的には2002年~2006年のもので、当時はやっとDVD-Rが安価で手に入れられるようになった時代で、また外付けHDDを使っていましたが、今では考えられないほど小容量で高価だったと思います。その後、2007年頃からデスクトップパソコンに自前でHDDを増設できるようになって、今のHDD二重保存になったのでした。
この作業を続けていると、昔撮った写真をイヤでも見ることになるのですが、まあ何とも恥ずかしい。こんな写真を撮っていたなんて、こんな写真を大事に保存していたのか、などと想いが廻ったりして、それでも今は撮れない写真ですから貴重だろう、と思い直してセッセと作業するのですが、やはり時間がかかります。今見ても恥ずかしくない写真は、2007年頃から撮った写真ですね。
やっとの思いで、それらのディスクの移行作業が先日完了しました。その作業中、「高校時代の同級生が結婚するけど、彼の写真ってない?」と愚息1号からメールが来ました。既にHDD内に年月ごとにフォルダー分けして保存してありますから、探すのは比較的容易でした。今後はもっと古い写真でもデジタル写真ならば、そうしたリクエストに容易に応えられると思います。まだまだ撮り続けている身ですから、今後もそうした写真データは増えていくと思いますし、過去作を見て楽しむには早いと思いますが、この時期に思い切って整理してよかったと思っています。ちなみに、そんな20年近く前のCD-R、DVD-Rでも、読み取り不可なディスクは一枚も有りませんでした。


nice!(0)  コメント(4) 
共通テーマ:趣味・カルチャー