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高校総体 2023 [写真・撮影]

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高校総体とは、全国高等学校体育連盟が主催する高校生を対象とした総合競技大会で、全国大会が毎年8月を中心に開催され、インターハイとも呼ばれています。多くのスポーツ競技がそれに含まれ、私が撮っているサッカーもそれらの競技の一つです。各都道府県持ち回り開催で、今年(令和5年 2023年)は北海道で行われますが、(報道によれば)サッカーに関しては猛暑の中での連戦が問題視されて、2024年以降は男子は福島県のJヴィレッジで、女子は北海道で固定開催されるようです。実際、2018年には我が県で開催されて、私も当然撮影に廻ったのですが、酷暑の中での連戦で体力的に非常に厳しかったことを憶えています。撮っている私がそうなので、プレイしている選手たち、いかに高校生と言えど、大変厳しい大会だと思います。その都道府県代表校を決める大会が、現在各地で行われています。我が県でも先月末に決勝戦が行われ、撮りに行ってきました。

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5月は、中学生年代のクラブユース選手権(U-15)県代表決定大会も並行して行われており、もちろんのその大会も中学生にとっては目指すべき大きな大会ですから、協会カメラマンとしては撮るべき大会です。まあ毎年のことですが、5月はこれらの大会撮影で毎週末はどこかのサッカー場に出向いて撮っていまして、既に日焼けで黒々としつつあります。もちろん身一つですから、同日に複数の会場を廻ることもできず、でもなるべく多くのチームを撮りたい気持ちが有って、撮影スケジュールはどうしても過密になります。スポーツ撮影はスポーツ、と言いますが、撮る身としても体力的に「いつまでこれを続けられるかなあ」と、つい思ってしまう今年前半の山場でした。

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高校総体は高校生にとって目標となる全国大会と書きましたが、実は進学校などでは、この高校総体を区切りとして選手としての活動を止め、受験モードに入る子達もいます。それまで一緒に練習してきた仲間が、これを機にチームを離れるとなると、勝負に対する想いも強くならざるを得ません。我が県の大会は毎年トーナメント形式で行われますが、出来る限り一、二回戦から撮りに行くよう頑張りました。

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5月はまだ寒風が吹いて寒さを感じる日も有れば、快晴で夏を思わせるような気温の日も有ったり、もちろん雨天の日もあったりで、車内に調整できる服装や雨対策用品を積んでの撮影でした。愚息達がまだこの大会に出ていた頃は、一、二回戦は学校の運動場で行われたこともあって、雨天だとドロドロになったりしたのですが、今では(我が県では)各地に人工芝のサッカー場ができたこともあり、その点では「今の子は恵まれているなあ」とも思ってしまいました。

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毎年のことですが、この大会が終われば梅雨に入り、撮影も一段落です。今は撮り溜めた写真の整理・編集に埋没しております。しかし、R3のRAW現像にこんなに時間がかかるのは、ちょっと辛いなあ。
(今回も諸事情の為、無難な写真でスミマセン)

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20年 [写真・撮影]

私が本格的にサッカーを撮り始めて、丸20年となりました。

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なぜサッカーを撮り始めたか、それは我が家の愚息達がサッカーをやっていたから、というのが動機の発端なのですが、当初は動画のビデオカメラ撮影が主で、スティルカメラ(フィルム一眼レフでした)は片手間でした。それが2003年4月に発売開始されたデジタル一眼レフカメラ(CANON EOS 10D)を、当時の私としてはかなり思い切って手に入れてからは、スティル写真撮影がメインになりました。高校生の時に一眼レフカメラの経験が少し有ったとはいえ、写真がデジタル画像になり、カメラがデジタル機器になってしまえばシロウト同然。一から勉強し直し、試行錯誤の撮影を続けてきたことは、以前のブログでも、このブログでも書いてきました。当時は今ほどネットからの情報が少なかったので、本や雑誌を読み漁り、それでも動体撮影に関する記述は少なくてトライアンドエラーを繰り返し、でも愚息達の試合は毎月続いているので常に同行して、というのが最初のハードルだったと、今振り返って思います。家庭内では絶対に見せない愚息達の表情を形にして残したい、その想いのみで続けていたのでしょう。しかしそれとは別に、サッカー撮影の難しさの裏側にある楽しさ、というものに気付いてしまった、という点が、20年続けてこれた一番の要因と思います。同じシーンは二度と来ない、今しか撮れない、それが緊張と重荷に感じることもありましたが、それ故に選手達と一緒に集中して試合に臨む、ということに楽しさを見い出せたのが良かったのだと思っています。

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もちろん当初はこんなにも長く続けるとは思ってもいませんでしたし、愚息達が現役を退いてしまったら、一時期モチベーションが下がったこともありました。しかし2008年に、当県サッカー協会のカメラマンとして協会関係者の方々に温かく迎えていただき、支えていただきました。そのお陰で県内で開催される各種大会にも出向き、年代性別問わず、まったく知らないチーム・選手の写真を撮り続けるようになりました。依頼されて撮る、個人の趣味の域を超えたかもしれないそんな立場に立った時、また違った不安とプレッシャーにさらされることになりました。しかしそれが新たな刺激となり、そして良い方向の評価をしてくださる方々の存在が有って、もう一段階ステップアップできたことで、20年続けられたのだと思っています。

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写真を撮る、それ自体はカメラのシャッターボタンを押すだけですから、指一本の僅かな動作に過ぎません。しかし時に灼熱の、極寒の、豪雨のピッチ脇に立ち、目の前で繰り広げられる真剣勝負を注視し、貴重なシャッターチャンスを逃すまいと全神経を試合中ずっと集中し続けるのは、決して楽な作業ではありません。故に、還暦を過ぎた身としては、主にそんな集中力の不足によって撮影結果が思わしくない時もあり、いつまで続けられるか、と自答することもあります。ただ今は、もう少しこのまま撮り続けたいと思っています。進歩が止まり、それが退歩と感じる時まで、撮り続けたいと思っています。アスリートが、引退は自らが決めるもの、と言われるように、私もその時が来ればスッパリと辞めると思います。20年という節目に際して思うのは、その時が来るまで今暫くこのまま続けたいと思っていますので、このブログ同様、お付き合いいただければ幸いです。

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社会人選手権 2023 [写真・撮影]

現在は、一種(社会人・大学生)の試合を撮り続けています。

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これは例年通りのことなのですが、この時期は社会人チームの試合が続き、それを追いかけて撮っています。日本のサッカー大会で、プロ・アマ問わずその年のナンバーワンを決める大会に「天皇杯」があり、今年もその一回戦が我が県で開催されることが決まっています。そこに出場する都道府県代表チームを決める大会が毎年この時期に行われ、また全国社会人選手権大会への出場権をかけた試合もあり、毎年3~5月のこの時期の私は、ほとんどこうした社会人チームの試合を撮っています。逆に言えば(私の場合)、これが過ぎると三種(中学生年代)や二種(高校生年代)の大会や試合が続きますので、社会人チームの試合を撮るのはこの時期のみとなっています。この社会人チームといっても、同好会的な雰囲気のチームもあれば、職場仲間のチームもあれば、Jリーグを目指すチームもあり、様々です。けれど、いざピッチに立てば真剣勝負です。時に熱い試合になることもありました。

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かつての愚息達のチームメイトが今も現役で、こうした社会人チームでサッカーを続けている選手もいます。先週もそんな顔見知りがいたので声を掛けたのですが、社会人となって仕事をしながら選手を続けることは大変と思います。好きでなければできないことだと思います。それでも、小学生・中学生の時から撮り続けている子達、いや子達じゃないですね、もう結婚した人もいますから、そんな選手たちの真剣プレイを今でも撮れることは、やはり嬉しいことだと思いました。

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(今回も、無難な写真でスミマセン)

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