サッカーというスポーツは、手を使わずにゴールにボールを入れて得点を競う競技です。手を使わずに、の逆の見方をすれば、手以外の体の部位は使って良いのですから、手の次に自由度の大きい足を主に使うことは自明の事。ただ、自身より高く上がったボールに対して、頭でボールに触ろうとするシーンは、実際の試合中によく見かけます。具体的には、守備側の選手が頭でボールを跳ね返す、ロングボールを頭で味方選手にパスする、といった時でしょうか。もちろん、それを阻止しようとする相手側の選手もいますから、落下してくるボールに対して、両者の頭が同時に差し出されることとなります。今回は、ボールとその両選手の頭、この三つが急接近した画を紹介したいと思います。






こうしたシーンでは、時に選手同士の頭がぶつかり合うことがあります。強く当たれば、脳震盪などのケガになることあります。痛いです。でも、一瞬でも相手より早くボールに触れれば、それだけ優位に立てるので、ケガのリスクと引き換えに、選手たちは果敢にそれに挑戦します。それは、勇気と勝ちたいという闘争心の表れだと私は見ています。選手の保護者をしてはヒヤリとするシーンですが(実際、私も保護者でしたからよく分かります)、それが勇気と闘争心の結晶なら、撮るべき煌めきだということでしょう。