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サッカー撮影141(必要な無駄 前編) [サッカー撮影]

これまで私は、「撮影枚数が多ければ良作を得られる確率が高まる、ということは無い」「良作を得る確率を上げるためには、一試合当たりの撮影画の平均レベルを上げることだ」と何度か書いてきました。それは、無駄と思われる画を撮らないこととも繋がります。今回はその件を掘り下げてみたいと思います(勿論、前提としてサッカー撮影でのことです)。

サッカー141-01.jpg

カメラがデジタルになり、昔には考えられなかった高性能を手にできるようになり、記録メディアの低価格化も相まって、撮影枚数の上限と言うものが半ば無くなったようにも思えます。しかし、闇雲にシャッターを切れば良いというものではない、ということは既述のとおり。しかしながら、そう思ってもシャッターを切り続けなければならない時もあります。「必要な無駄」という画です。それはどんな時の、どんな画なのでしょうか。
まず誰しも思い浮かべるのは、連写時でしょう。サッカー撮影では予測が必要なことは、過去書いてきました。たとえば、ボールが渡りそうな選手を予測し、画角の狭い望遠レンズでその選手を捕捉し、ピント合わせをし、そして連写開始です。連写開始時にはまだその選手はボールを触っていないかもしれませんが、撮影者の予測が外れたと分かった場合を除いて、連写を開始して構いません。そして、ワンプレイが終わるまで、連写を続けるべきでしょう。もちろんAFで狙った選手をしっかり捕捉し続けながら。以下に作例を載せます(クリックすると多少大きく見えます)。

サッカー141-2.jpg

上の写真
1DX MarkⅡ+EF400mm F2.8 L IS Ⅲ
絞り優先AE 評価測光 シャッター速度 1/2500 F3.5 ISO 100  焦点距離 400mm 連写速度 秒10コマ ノートリミング画像

上記の一連写では、撮影者はボールを見ていません。ボールが渡りそうな選手を予測して、レンズを振って捕捉し、連写しています。ノートリミングでこの大きさに動く選手を捉えるのですから、かなり早い段階から捕捉開始しないといけないことは分かっていただけると思います。しかしながら、そうして撮れた画で撮影者が必要な使える画は?と問われたら、③の画になるでしょうか。そうなると、その他の画は無駄ということになりますが、その無駄が無ければ③の画は得られなかった、ということは分かっていただけると思います。

今度は失敗例を以下に載せます。

サッカー141-3.jpg

上の写真
1DX MarkⅡ+EF200-400mm F4 L IS+1.4x
絞り優先AE 評価測光 シャッター速度 1/1000 F4.0 ISO 200  焦点距離 386mm 連写速度 秒10コマ ノートリミング画像

小学生サッカーですが、撮影者が狙っているのは緑ユニフォームの選手です。ボールを受けて右回転して相手選手を剥がそうとしています。その為、選手の顔が撮れず、全てボツ写真となってしまいました。もし彼が左回転すれば、または回転せずに前に進もうとすれば、ボツ写真に成らなかった可能性が大きいと思います。しかしながら撮影者は、被写体である選手の意図を知り得ませんし、選手にそのような指示など出すことはできませんから、しかたないことと割り切るしかありません。この一連写で撮った写真が全てボツとなったのですから、無駄といえるかもしれませんが、チャレンジしたけれど撮れなかった場合は必要な無駄だと思います。むしろチャレンジしない事の方が失敗だと思います。

サッカー141-7.jpg



もう一例載せます


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セントレア [日々の徒然]

我が街は今日は雨ですが昨日は快晴で、最高気温31度・最低気温21度でした。もう10月に入ったというのに私は半袖シャツをまだ手放せません。今年の夏は記録的暑さと何度も聞きましたが、残暑の長さもそれに伴っていますね。子供たちの住む東京は最高気温が25度前後らしいですが、我が地方も早くそうなって欲しいものです。
さて私のバイクライフですが、楽しむためにバイクに乗るのに楽しめない真夏には乗らない、というのが私の主義ですので、(近距離を除いては)乗っていない期間が三か月近くになってしまいました。その暑さも山場を越しただろうと思い、ちょっと出かけてみました。行先はセントレアです。

セントレア01.jpg

中京圏の空港といえば、永らく名古屋空港(現在でも国内線で使用)でしたが、2005年に常滑市沖の伊勢湾上に誕生したのが中部国際空港、愛称セントレアです。もちろん私は何度か訪れたことがあるのですが、バイクで行くのは初めてです。セントレアへは、鉄道なら名古屋駅から乗り換えなしで特急で約30分、準急で約48分で行くことができ、各地から直行バスも運行されています。高速道路も整備されていますが、バイクでのんびり走りたかったので、今回は下道で行きました。名古屋市内を通過するのに渋滞に巻き込まれ、約2時間程(約64km)でセントレア対岸の「りんくうパーク」に到着できました。

セントレア02.jpg

セントレアは洋上の埋め立て地にあり、その対岸にはイオンやコストコなどの商業施設、マリーナ、そして整備された公園があります。今回はその公園でのんびり海でも眺めてみようと思って行ったのですが、暑い! バイクも快調に走っている間は良いのですが、渋滞にハマるとエンジンからの熱気で汗びっしょり。そして公園に着いたら、天気が良かったこともありますが、直射日光をガンガン浴びて、ここでも汗びっしょり。早々に近くのイオンモールに逃げ込んで、早めの昼食としました。


FLIGHT OF DREAMS


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ジャスコ [日々の徒然]

もうすぐ9月も終わろうとする今になって、耳にタコができるほど聞いた「記録的猛暑」もやっと終わりが近づいてきた感がありますね。私は健康の為もあって、市内移動には自転車を使うことが多いですが、先日ちょっと市内を走っていた時、珍しいものを見つけてしまいました。

ジャスコ.jpg

自治会の掲示板ですが、その上に「JASCO」の文字が。すっかり日焼けして色が薄くなってしまっていますが、いや~懐かしい。今では全てのJASCOがイオン(AEON)に変わって、看板などの表記も全て変わっていますから、これは貴重!と思わず写真を撮ってしまいました。
我が街に存在した「岡田屋」が「ジャスコ」(JASCO)に変わったのは、Wikiによれば、1969年(昭和44年)とのこと。公募して「日本ユナイテッド・チェーン株式会社」が選出されたものの、その後に英語訳である「Japan United Stores Company」 の頭文字を取って日本語読みした「ジャスコ」 (JUSCO) が正式採用されたとか。それ以降、時流に合わせた店舗のスクラップアンドビルドやM&Aを頻繁に行って全国に幅広い展開をして、特に郊外型ショッピングセンター、ショッピングモールとして確たる地位を築いたのはご存じのとおり。2001年(平成13年)に ジャスコ株式会社がイオン株式会社へ商号変更され、店舗名称も「イオン」が使われるようになり今に至っています。
イオンになってから開業された店舗に親しむ方々はたぶん「イオン〇×店」と呼ぶのが普通でしょうが、ジャスコ時代から愛用している私たち世代では、まだ完全にジャスコ名が抜けきっていない方も多いです。私の両親(既に他界しましたが)は最後までイオンといっても分かってもらえず、ジャスコと言い直さないといけなかったですから。今は「ジャスコ」なんて口に出せば、歳が分かってしまいますから、極力気を付けるようにしています(笑)。
この掲示板のJASCO表示の右端には「寄贈」と書かれていますから、きっとジャスコ時代の寄付で設置され、表記を変更されないまま残されたのでしょう。これを見て、ああ懐かしい、と思う人がどれだけ残っているのか分かりませんが、コレはコレでそのままにしておいて欲しい、と思った次第です。

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