1DX MarkⅡ オーバーホール [カメラ機材]
私がEOS-1D X Mark IIを購入したのは、EF200-400mm F4L IS USM Extender 1.4xとほぼ同時の2016年末のことでした。その後、1D4や7D2などを相棒としながら、メイン機として使ってきました。現在はR3がありますが、それでもレフ機のシャッターを押す心地良さから、けっして使用頻度が低い訳ではありません。まだ手持ちレンズがEFマウントが大多数なことも理由かもしれません。しかし1年ほど前からメインダイヤル(シャッターボタンの隣)の反応が悪くなってきました。サッカー撮影現場でAvの時は絞り値を変えながら撮る、Tvの時はシャッター速度を変えながら撮ることの多い私は、シャッターボタンの次によく触る所で、回しても値が変わらないことはないのですが、何度もグリグリしないと変わってくれないことが頻発していました。丸7年も使ってきたのだから仕方ないですね。まだレフ機を手放す気にはなれないので、これは修理に出すしかないな、と思い始めていました。そしてここまで使ってきたのだから、この部分だけを修理するのではなく、今後も安心して使っていく為に、メーカーであるキヤノンが用意した「あんしんメンテ オーバーホール」に出してみようと思い立ちました。そのことがあって、昨年後半は1DX2をメインに使っていて、その後今年に入ってオフシーズンとなった2月に、大分のキヤノン修理センターに送りました。ちなみに、1DX2のメーカー修理可能期限は2026年7月です。
https://canon.jp/support/repair-index/maintenance/overhaul
予めキヤノンのサイトから申し込み、梱包キットを送ってもらい、それに入れて発送しました。その際、見積をメールにて希望しておいたところ、約一週間後に以下のような返事がきました。
フォーカシングスクリーンの汚れは気づいていたのですが、オーバーホールでクリーニングされれば綺麗になるかな、と思っていたところ、交換を提案されました。メーカーのサービスに実機を送って見てもらった上で、シャッター関連部品の交換は必要ないとの判断ですから、信用します。1D4のシャッター関係部品交換はそれなりにかかりましたから、その分は安く済みました。せっかく大分修理センターまで送ったのですから、もちろん提案通りの交換&修理を伴うオーバーホールを依頼しました。
https://canon.jp/support/repair-index/maintenance/overhaul
予めキヤノンのサイトから申し込み、梱包キットを送ってもらい、それに入れて発送しました。その際、見積をメールにて希望しておいたところ、約一週間後に以下のような返事がきました。
フォーカシングスクリーンの汚れは気づいていたのですが、オーバーホールでクリーニングされれば綺麗になるかな、と思っていたところ、交換を提案されました。メーカーのサービスに実機を送って見てもらった上で、シャッター関連部品の交換は必要ないとの判断ですから、信用します。1D4のシャッター関係部品交換はそれなりにかかりましたから、その分は安く済みました。せっかく大分修理センターまで送ったのですから、もちろん提案通りの交換&修理を伴うオーバーホールを依頼しました。
Panasonic LUMIX G-100 (後編) [カメラ機材]
Panasonic LUMIX DC-G 100 K の初期インプレの続きです。
対して気になった点もあります。センサーはマイクロフォーサーズのサイズとはいえ、コンパクト重視のそれほど明るいレンズではないので(12-32mm F3.5-5.6)、思ったほどはボケてはくれないです。初期設定ではカメラ側が、絶対失敗させない、という設定、つまりシャッタースピードを高め、絞りを深めにするようにISOが上がりやすくなっているようで(基本ISOは200)、この点は初心者向けだと思いました。私は当然Avで、シャッター速度よりも開放F値付近を使うような設定に変えましたが、この開放F値でもそこそこシャープに写ります。それと物撮りでマクロ的に使う場合、意外に寄れないことも使ってみて気になりました。
EVFと背面液晶の色味に差が有るのも気になりました(EVFの方が青っぽい)。この点も、EVFの表示調整の設定変更でまずまずの結果を得られました。また、このカメラ購入の動機となったコンパクトさですが、バックに入れたり出したりしてみると、本体やレンズ部よりファインダー部が引っかかることに気付きました。EVF装備を前提に選んだので、これはしかたないですね。またバッテリーの持ちは、一日撮るには全く問題ないので予備バッテリー必須ではないのですが、数日の旅行では宿での充電は必要でしょう。その場合、充電器が付属してないので(これはコスト削減のため?)、バッテリーをカメラに装着した状態でコードを繋いで充電する方式なのですが、その端子がmicroUSB故か、満充電まで時間がかかるような気がします。やはり今風のUSB-TypeCにして欲しかった。
まだ私の手元に来て10日程なので、今後使い続ければまた気付く点が出てくると思われますが、その際にはまたココで書いていこうと思っています。このG-100は、ドンドン屋外に持ち出して使ってやろうと思っています。
最後に作例ですが、桜はもう散ってしまったので、春の花々の画を載せておきます(全てノートリミング、JPEGの撮って出しです)。
上の写真
Panasonic LUMIX DC-G100 K 絞り優先AE 評価測光 シャッター速度 1/1600 F5.6 ISO 200 焦点距離 32mm(換算64mm)
下の写真
Panasonic LUMIX DC-G100 K 絞り優先AE 評価測光 シャッター速度 1/5000 F5.6 ISO 200 焦点距離 32mm(換算64mm)
上の写真
Panasonic LUMIX DC-G100 K 絞り優先AE 評価測光 シャッター速度 1/250 F8.0 ISO 200 焦点距離 22mm(換算44mm)
下の写真
Panasonic LUMIX DC-G100 K 絞り優先AE 評価測光 シャッター速度 1/200 F8.0 ISO 200 焦点距離 12mm(換算24mm)
上の写真
Panasonic LUMIX DC-G100 K 絞り優先AE 評価測光 シャッター速度 1/400 F4.5 ISO 200 焦点距離 13mm(換算26mm)
対して気になった点もあります。センサーはマイクロフォーサーズのサイズとはいえ、コンパクト重視のそれほど明るいレンズではないので(12-32mm F3.5-5.6)、思ったほどはボケてはくれないです。初期設定ではカメラ側が、絶対失敗させない、という設定、つまりシャッタースピードを高め、絞りを深めにするようにISOが上がりやすくなっているようで(基本ISOは200)、この点は初心者向けだと思いました。私は当然Avで、シャッター速度よりも開放F値付近を使うような設定に変えましたが、この開放F値でもそこそこシャープに写ります。それと物撮りでマクロ的に使う場合、意外に寄れないことも使ってみて気になりました。
EVFと背面液晶の色味に差が有るのも気になりました(EVFの方が青っぽい)。この点も、EVFの表示調整の設定変更でまずまずの結果を得られました。また、このカメラ購入の動機となったコンパクトさですが、バックに入れたり出したりしてみると、本体やレンズ部よりファインダー部が引っかかることに気付きました。EVF装備を前提に選んだので、これはしかたないですね。またバッテリーの持ちは、一日撮るには全く問題ないので予備バッテリー必須ではないのですが、数日の旅行では宿での充電は必要でしょう。その場合、充電器が付属してないので(これはコスト削減のため?)、バッテリーをカメラに装着した状態でコードを繋いで充電する方式なのですが、その端子がmicroUSB故か、満充電まで時間がかかるような気がします。やはり今風のUSB-TypeCにして欲しかった。
まだ私の手元に来て10日程なので、今後使い続ければまた気付く点が出てくると思われますが、その際にはまたココで書いていこうと思っています。このG-100は、ドンドン屋外に持ち出して使ってやろうと思っています。
最後に作例ですが、桜はもう散ってしまったので、春の花々の画を載せておきます(全てノートリミング、JPEGの撮って出しです)。
上の写真
Panasonic LUMIX DC-G100 K 絞り優先AE 評価測光 シャッター速度 1/1600 F5.6 ISO 200 焦点距離 32mm(換算64mm)
下の写真
Panasonic LUMIX DC-G100 K 絞り優先AE 評価測光 シャッター速度 1/5000 F5.6 ISO 200 焦点距離 32mm(換算64mm)
上の写真
Panasonic LUMIX DC-G100 K 絞り優先AE 評価測光 シャッター速度 1/250 F8.0 ISO 200 焦点距離 22mm(換算44mm)
下の写真
Panasonic LUMIX DC-G100 K 絞り優先AE 評価測光 シャッター速度 1/200 F8.0 ISO 200 焦点距離 12mm(換算24mm)
上の写真
Panasonic LUMIX DC-G100 K 絞り優先AE 評価測光 シャッター速度 1/400 F4.5 ISO 200 焦点距離 13mm(換算26mm)
Panasonic LUMIX G-100 (中編) [カメラ機材]
購入前に実店舗で実機に触って見ているとはいえ、やはり小ささ・軽さを感じます。
パナソニックのカメラを手にするのは初めてです。マニュアル(メーカーHPからPDFをダウンロード)を見ながら自分なりの設定をしていくのですが、もうキヤノンユーザーになって長いので、メニュー形式や用語などで扱いにくさがあるのは仕方ありませんが、そんな設定作業に半日かかるとは「これが老化なのか」なんて思ってしまいましたよ。まあそれだけ、いかにキヤノンにどっぷりハマっているか、ということなのかもしれませんが。
マニュアルを見ながら、「人物をスリムに撮影するスリムモードなんて必要か?」などと突っ込みたくなったりしましたが、実に様々な機能があるものです。この点では同じミラーレス機のR3などの高価格機の方がシンプルに思えます。いろいろ搭載されているシーンモードや画像効果モードなどありますが、(じっくり時間をかけて撮るならまだしも)撮る際にそれを即座に呼び出して撮るには、搭載機能とその効果を全て熟知してしていないととてもできませんね。別に搭載機能全てを使わなければならない、ということはなく、私はこのコンパクトさを生かして、思った時にパっと取り出してサッと撮る、という目的で購入したので、使わないであろう機能は全てOFFにしました。また将来はともかく、当面このカメラで動画を撮るつもりもありません。このカメラはどうも動画撮影に比重が置かれているようで、現在では必須のボディ内手振れ補正機能も、動画撮影時しか機能しないみたいです。まあこれは購入以前に分かっていたことですし、標準ズームには(貧弱ですが)手振れ補正機能があるので、何とかなるでしょう。私はこのカメラをKiss X9とスマホカメラの中間に位置付けて使っていくつもりなので、静止画が思ったように撮れれば十分です。ではKiss X9を駆逐するカメラか、と問われれば、それは無いでしょう(今のところ)。やはりレフ機の安心感は捨てがたいです。
さて、私の手元に来てまだ一週間の「LUMIX DC-G100K」ですが、簡単に初期感想を書いておきます。まずは良かった点は、AFフレーム選択が使いやすいこと。AFモードは(当然顔認識機能は有ります)全面49点自動からスポット1点まで選択できます。それだけなら普通なのですが、どのモードを選択していても背面液晶パネルをワンタッチすると、そこにAFフレームが現れ、前画ダイヤルをグリグリすれば、そのフレームの大きさを任意に変えることができ、背面ダイヤルでその位置を上下左右に移動させることができます。元の指定AFモードに戻りたければ、ボタン一つで戻れます。これが実に使いやすい。私はかつてキヤノンのR7でもR3でも書きましたし、メーカーにも言いましたが、全撮像面AF可能のミラーレスにしたのなら、なぜ指定AFフレームの大きさをユーザーが自由に設定できないのか、と。その希望が、R3やR7より遥かに安価なこの機種では簡単にできるのです。通常は49点全面AFを指定しておき、被写体や構図的にピントを右や左にしたければ、背面液晶をワンタッチしてこのAFフレームを出して、大きさを整えた上で移動させれば済みます。物撮りなどでも、わざわざスポット1点AFに切り替えなくても、この操作でAFフレームを極小にすれば済むのです。これは、サッと撮りだしてパっと撮る私の使い方に実にマッチした機能だと思うと同時に、どうしてキヤノンはできないのか、甚だ疑問に感じました。もちろん、設定をイジッた結果ですが、これだけで十分に価値有るカメラだと感じました。
「ズームリングを回し、繰り出してください」と電源ONする度に表示が出ます。そのズームリングを焦点距離12mm以上の撮影可能域まで回せば、レンズがググっとせり出してきます。ズームリングはマニュアルで少し固めですが、他機で採用されている電動ズームはどうにも好きになれず、こちらの方が私は好みです。危惧していた手振れ補正機能ですが、レンズ内蔵のものでも、まずまずブレないことが分かりました。またこの標準レンズでも、約2000万画素に対してなら力不足感は無いですね。画的には発色も良く、JPEG撮って出しでも見栄えがする画です。ISOも1600までなら許容範囲。ただ、RAW現像に関してはSILKYPIXの限定版をダウンロードして使わなければならず、DPPに慣れた私としては使い慣れず、しばらくはJPEGでの撮影になりそうです。
パナソニックのカメラを手にするのは初めてです。マニュアル(メーカーHPからPDFをダウンロード)を見ながら自分なりの設定をしていくのですが、もうキヤノンユーザーになって長いので、メニュー形式や用語などで扱いにくさがあるのは仕方ありませんが、そんな設定作業に半日かかるとは「これが老化なのか」なんて思ってしまいましたよ。まあそれだけ、いかにキヤノンにどっぷりハマっているか、ということなのかもしれませんが。
マニュアルを見ながら、「人物をスリムに撮影するスリムモードなんて必要か?」などと突っ込みたくなったりしましたが、実に様々な機能があるものです。この点では同じミラーレス機のR3などの高価格機の方がシンプルに思えます。いろいろ搭載されているシーンモードや画像効果モードなどありますが、(じっくり時間をかけて撮るならまだしも)撮る際にそれを即座に呼び出して撮るには、搭載機能とその効果を全て熟知してしていないととてもできませんね。別に搭載機能全てを使わなければならない、ということはなく、私はこのコンパクトさを生かして、思った時にパっと取り出してサッと撮る、という目的で購入したので、使わないであろう機能は全てOFFにしました。また将来はともかく、当面このカメラで動画を撮るつもりもありません。このカメラはどうも動画撮影に比重が置かれているようで、現在では必須のボディ内手振れ補正機能も、動画撮影時しか機能しないみたいです。まあこれは購入以前に分かっていたことですし、標準ズームには(貧弱ですが)手振れ補正機能があるので、何とかなるでしょう。私はこのカメラをKiss X9とスマホカメラの中間に位置付けて使っていくつもりなので、静止画が思ったように撮れれば十分です。ではKiss X9を駆逐するカメラか、と問われれば、それは無いでしょう(今のところ)。やはりレフ機の安心感は捨てがたいです。
さて、私の手元に来てまだ一週間の「LUMIX DC-G100K」ですが、簡単に初期感想を書いておきます。まずは良かった点は、AFフレーム選択が使いやすいこと。AFモードは(当然顔認識機能は有ります)全面49点自動からスポット1点まで選択できます。それだけなら普通なのですが、どのモードを選択していても背面液晶パネルをワンタッチすると、そこにAFフレームが現れ、前画ダイヤルをグリグリすれば、そのフレームの大きさを任意に変えることができ、背面ダイヤルでその位置を上下左右に移動させることができます。元の指定AFモードに戻りたければ、ボタン一つで戻れます。これが実に使いやすい。私はかつてキヤノンのR7でもR3でも書きましたし、メーカーにも言いましたが、全撮像面AF可能のミラーレスにしたのなら、なぜ指定AFフレームの大きさをユーザーが自由に設定できないのか、と。その希望が、R3やR7より遥かに安価なこの機種では簡単にできるのです。通常は49点全面AFを指定しておき、被写体や構図的にピントを右や左にしたければ、背面液晶をワンタッチしてこのAFフレームを出して、大きさを整えた上で移動させれば済みます。物撮りなどでも、わざわざスポット1点AFに切り替えなくても、この操作でAFフレームを極小にすれば済むのです。これは、サッと撮りだしてパっと撮る私の使い方に実にマッチした機能だと思うと同時に、どうしてキヤノンはできないのか、甚だ疑問に感じました。もちろん、設定をイジッた結果ですが、これだけで十分に価値有るカメラだと感じました。
「ズームリングを回し、繰り出してください」と電源ONする度に表示が出ます。そのズームリングを焦点距離12mm以上の撮影可能域まで回せば、レンズがググっとせり出してきます。ズームリングはマニュアルで少し固めですが、他機で採用されている電動ズームはどうにも好きになれず、こちらの方が私は好みです。危惧していた手振れ補正機能ですが、レンズ内蔵のものでも、まずまずブレないことが分かりました。またこの標準レンズでも、約2000万画素に対してなら力不足感は無いですね。画的には発色も良く、JPEG撮って出しでも見栄えがする画です。ISOも1600までなら許容範囲。ただ、RAW現像に関してはSILKYPIXの限定版をダウンロードして使わなければならず、DPPに慣れた私としては使い慣れず、しばらくはJPEGでの撮影になりそうです。