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CANON EOS R3 [カメラ機材]

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、9月14日に「CANON EOS R3」が正式発表されました。
https://canon.jp/corporate/newsrelease/2021/2021-09/pr-eos-r3

R3-1.jpg

https://cweb.canon.jp/eos/your-eos/product/eosr/r3/

これはキヤノンのレンズ交換式ミラーレス機として、動体撮影・高速連写撮影を行うユーザーを想定した機種で、シリーズ名にEOSデジタル初の「3」を冠した製品です。噂通りの性能で、ついに来たか、という感じです。注目の主なスペックを発表資料から拾ってみると、

・自社開発のEOS初の積層CMOSセンサーで、35mmフルサイズ・有効約2,410万画素の裏面照射積層CMOSセンサー.
・映像エンジンはDIGIC X、感度はISO 100〜102400(拡張でISO 50相当とISO 204800相当)
・5軸のカメラ内手ブレ補正機構を搭載、対応レンズではレンズ側の手ブレ補正と協調して最大でシャッタースピード8段分の補正効果
・メカシャッターで最高約12コマ/秒、電子シャッターで最高約30コマ/秒
・デュアルピクセルCMOS AF IIに対応し、測距エリアは最大1,053分割
 測距点移動には、既存のマルチコントローラーやメイン/サブの電子ダイヤル、タッチパネル入力のほかに、スマートコントローラーと視線入力が可能
・EOS R5に比べてアルゴリズムが進化したEOS iTR AF Xによる被写体追従
・EVFは約576万ドット。倍率は約0.76倍。アイポイントは約23mm
・背面モニターは3.2型・約415万ドット、バリアングル式、タッチ操作にも対応
・記録メディアは、CFexpressスロットとSDカードスロット(UHS-II対応)を各1つ
・重量は約822g(本体のみ)で、1DX MarkⅢ(約1250g)の2/3程
・動画機能と通信機能は書ききれませんので省略させていただきます
・11月下旬に発売。価格は、キヤノンオンラインショップでは税込74万8,000円(ボディ単体)

とまあ、キヤノンの最新機能てんこ盛りの感じですね。レンズ交換式ミラーレス機の経験の乏しい私などが、簡単に解説できるようなものではないです。それはこれから先に出てくるであろう、プロの方のレビューにお任せします。かな~り力の入った機種だと思うのですが、キヤノンのフラッグシップ機の1系ではないので、ハイアマチュアとプロの中間機ということなのでしょう。某インタビュー記事によると、

「EOS R3はフラッグシップモデルではありません。現時点では、絶対的な信頼感と安心感を持って多くのプロの方々に使われているEOS-1D X Mark Ⅲが、プロ用のフラッグシップカメラと位置付けています。ただ、EOS R3はスペック上の多くの面でEOS-1D X Mark IIIを上回っており、従来の基準で言えば、フラッグシップと言っても差し支えないレベルになっています」

とのことですから、今後に更にグレードアップした「1」を冠したフラッグシップ機が出てくるのでしょうね(価格もすごいでしょう)。それでもR3は、東京オリンピックでデモ機がプロに貸し出された、という話もありますから、動体撮影についてかなりの自信作であることは間違いないと思います。一眼レフ機のアドバンテージ(動体追尾AFやファインダーなど)に追いつき、さらに新機能を盛り込んだ機種だと思います。値段も一眼レフ機のフラッグシップ並みですから。
私的には、画素数を3000万画素ぐらいにはして欲しかった、との思いも有ります。しかし、ネット環境の充実、それにスマートフォンの普及で、昨今の報道・スポーツ現場では速報性が求められていますから、高感度性能との兼ね合いもあり、この画素数に落ち着いたのかな、と思いました。私もJFA関係の試合や某雑誌社の撮影では、「速報する為に、試合終了後すぐに数枚送れ」との指示が来ることもありますから、いくらJPEGとはいえ、あまり大きく重いデータを選別して送るのは大変であること(特に通信回線が貧弱な場所では)を実感していますので。
9月16日から予約受付が開始されたようですが、既に供給の遅れがメーカーからアナウンスされています。半導体不足の影響でしょうか。年内に手に入れられるユーザーは少ないかもしれませんね。

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さて、如何に素晴らしいスペックでも、実戦に投入して、使ってみない事には分かりません。キヤノンユーザーになって長い私ですが、期待して手にしても苦労したことも多々ありますし、ミラーレス経験の乏しさと新機能の多さから、たとえ手にしたとしても、その習熟には相当時間がかかるものと思われます。特に注目の視線入力については、数度のキャリブレーションが必要な事、メガネ使用時には精度が不安定になることがある、とのことですので、これこそ実際に自分が実戦に投入してみないと分からないですね。ここはジックリと他の方の解説やレビューを見て、考えたいと思います(まあ私の場合、バイクのローンが終わらないと無理ですけどネ)。

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すそ野にて 10(タマゴが先かニワトリが先か) [サッカーあれこれ]

今更感がありますが、ひと言。
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東京オリンピック・パラリンピックが閉幕して少し経ちました。私はその頃(ご存知のように)葬儀関係で忙しく、あまりテレビで観戦できなかったのですが、そのオリンピック関連の報道も一段落した感が有りますね。その開催の是非については他の方にお任せするとして、実際に開催されれば日本人の多くが関心を持ち(政府の狙い通り?)、テレビ放映に一喜一憂し、ネットでの解説や論評を興味深く見たことと思います。もちろん私もその一人です。私がそれらの報道の中で一番印象に残ったのは、結果の如何に問わず、選手たちがこの大会を開催してくれた多くの方々に感謝の言葉を述べていたことです。アスリートにとって最も目標にすべきオリンピック、しかも自国開催です。それが、行われるのか出られるのか分からないコロナ禍の状況は、全ての競技の選手たちが、多大な不安とプレッシャーにさらされていた証左がこれらの言葉となって表れたのでしょう。それを耳目から得た我々は、爆発的な感染拡大のニュースを横目で見ながらも、オリンピアンの活躍に拍手を送ったことと思います。
さて、私の関わっているサッカー競技ですが、その結果は既にご存知のこととして割愛させていただきますが、期待はしていても現実的な結果になった、と言えば酷でしょうか。男子はベスト4まで勝ち上がる活躍を見せてくれましたが(メダルへの夢を見せてくれましたが)、海外からの評価はベスト4に残ったチームでは最弱と目され、結果はその通りになりました。世界ランク10位の女子は、ランク上位のチームに勝つことができず、ベスト8で去ることになりました。海外メディアからは大方「順当」との評価のようです。自国開催の最大のメリット、大観衆のサポーターの後押しが無かったことが、「順当」を生んだ一因でしょう。その点は、惜しいと言えばそうだと思います。
ここで女子サッカーに目を向けて見ます。女子のなでしこジャパンは、開催国として最低限のノルマ、決勝トーナメントに進みましたが、世界ランク5位のスウェーデンに1-3で敗れました。私はこれまで、「頂を高くするためには、すそ野を広げること」と書いてきましたし、実際に10年前のW杯優勝でサッカーに興味を持つ子達が増え、日本サッカー協会(JFA)も女子の振興に本格的に力を入れ始めたと記憶しています。しかしその後、欧州各国が急激にレベルアップしている実情を考えれば、世界ランクが示す通り、トップを狙える国ではなくなってきていることも事実です。その為に「すそ野を広げる」という事を書いてきたのですが、世界ランク1位のアメリカは約160万人、2位のドイツは約100万人とも言われる競技者数に対し、日本は2011年のW杯優勝後に増加した5万人前後から伸び悩んでいます。日本を破って決勝進出を果たしたスウェーデンは、人口(約1000万人強)は日本の10分の1以下ですが、女子サッカーの競技人口は97,000人(15歳以上)で日本の約2倍もいる、らしいです。JFAは今年からWEリーグをスタートさせます。これは欧州各国が男子のビッククラブを中心に女子チームを持つことに倣ったことと思います。まだまだプロ契約の女子サッカー選手の少ない日本で、こうした女子サッカーの環境整備は重要な事と賛同いたします。しかし、それが女子サッカーのすそ野を広げることに繋がるかどうか、現時点ではまだ不透明な部分も有るのではないかと思ってしまいます。
今回の東京オリンピックで、日本は女子バスケットボールで銀メダルを取りました。世界ランク1位のアメリカには決勝で敗れましたが、十分に「快挙」と言える素晴らしい成果だと思います。そして今後、この成果を目にした子供達がバスケットボールに向かう姿が想像されます。外国人選手よりも背が低くても、頑張れば十分に対抗できることを証明したからです。そして、どの中学校にも高校にも体育館が有り、殆どの学校にバスケットボール部が既に存在しているのです。その指導環境は様々でも、受け皿は既に有るのです。それに対して、女子サッカー部が無い中学校や高校が未だ多く存在します。それが女子サッカー人口の伸び悩みの原因の一つではないでしょうか。
強豪国と言われる国は、その人口は日本より少なくても、すそ野を広げてベースとなるものを固め、頂へ向かって積み上げてきました、この約10年の間に。ピッチに立つのは同じ11人ですが、そのバックに控えている選手たちは、日本よりずっと多いのです。そのすそ野を広げることが、日本の女子サッカーの頂を高めることに繋がると、私は信じています。一方で、頂(日本代表)が高くなれば、それに憧れ、目指す子達が増え、自然とすそ野が広がることもまた事実です。それは10年前の女子W杯優勝で証明済みです。もちろん、それらの卵を受け入れ、育てる側の環境整備も必要でしょう。指導・育成の成熟が無ければ、優秀な卵は優秀な選手にはならないのですから。そう考えていくと、サッカーピラミッドにおけるすそ野を広げることと、頂点である日本代表が成果を示すことは、表裏一体なのかもしれません。「タマゴが先か、ニワトリが先か」ではなく、「どちらも同時に」というのは、難しいことでしょうが。

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おくやみハンドブック [日々の徒然]

まさか8月に2回も喪主を務めるとは、思ってもいませんでした。別れは突然やってくるものですね。

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葬儀といっても、宗派やその地方、またお世話になっている寺院によって様々ですよね。こうした件に精通しているのは、たぶん仕事として携わっている方々なのでしょうが、初めて喪主を務めることになった私は不安いっぱい。何をしなければならないのか、何から順番に手を付けて行けばよいのか、分からないことだらけでした。幸いなことに、亡父は地元で互助会に入っていたので、そこの担当者から様々なアドバイスを頂いて、何とか葬儀までは乗り切ったのですが、その後もやらなければならないことが沢山有ります。そこで役立ったのが、我が市が発行している「おくやみハンドブック」でした。
市役所に死亡届を出した際に渡されたものですが、葬儀後に行わなければならない手続等が、市役所の該当窓口も含めて全て載っています。もちろん故人によっては必要が無いものも有りますが、ここに記載されたことを順番に行えば、手続き漏れが防げる、という訳です。こうしたことに初体験の私は、葬儀後にやらなければならない事が沢山有るとは分かっていても不安感が拭い去れませんでしたが、このハンドブックが非常に役立ちました。コレが無いと、「まだやらなければならない事があるのでは」と思ってしまうところでしょうが、とりあえずココに載っていることを全て行えば(必要無い事も多々ありましたが)、一安心できました。我が街以外にも、こうしたハンドブックや資料を作っている所があるようなので、もしもの時はきっと役立つと思いますから、手に入れておくのも良いかも。もっとも、コレが役立たないことが一番良いのは間違いないですが。

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葬儀後にこれらの手続きをしていると、人というのはこの世の中で、いかに多くの権利と義務を持っているのか、課せられているのか、を思わずにはいられませんでした。

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今日を生きる [巷の雑感・時の想い]


今日の次に必ず明日がやって来る、とは限らない
人は限りある命なのだから
そう教えられた気がします

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過去は変えられない
立ち止まっていては、その過去に飲み込まれる
そう示された気がします
だから前を向いて
今日をしっかり生きなければならない
そう思いました


ご心配、ご迷惑をおかけしました。ブログを再開したいと思います。

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