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レインカバー [カメラ機材]

今年のサッカー撮影が既に始まっていることはお伝えしました。例年通り、天皇杯へ出場するチームを決定する1種(社会人・大学)の試合が先週末に行われましたので、撮りに行ってきました。またしても、天候は雨(しかし最近の天気予報は正確になりましたねぇ)。

レインカバー3.jpg

天然芝グランドだけど陸上トラックの有る競技場、トラック内に入っての撮影は不可&試合中の移動も不可、という撮影条件は行く前から分かっていたことなのですが、これに雨中という天候も加われば、いつもより難易度が上がります。県協会カメラマンですので、両チームまんべんなく撮らねばならず、できれば先発全員の画が欲しいところ。この条件ならレンズはEF200-400+1.4xだろう、ボディはR3はアダプターを雨中で使わねばならず、それなら1DX2だろう、とチョイスして行ったのですが、思ったより雨量もあり雲が厚くて暗がったので、最終的にはISO4000まで上げての撮影となりました。まあ、過去にはもっと厳しい条件で撮ったことがあるし、依頼撮影である以上は、どんな条件でも結果を出さないといけない立場ですから、泣き言言っても仕方ないし・・・

レインカバー4.jpg

今回はゴールライン沿いから撮りましたが、ピッチ脇から撮る場合は傘の使用ができる場合が有りますが、競技場内に入る今回は不可。レインスーツ着用で臨みましたが、カメラ+レンズのカバーが問題。こういう場合これまでオプテックのレインスリーブを使ってきたのですが、如何に年に1回ぐらいしか使わないといえど、この製品はあくまで簡易的で、長く使う耐久性には乏しい。今回の撮影の為に久しぶりに取り出せば、もうボロボロで使用限界を超えています。キヤノン純正レインカバーのようなしっかりした製品を使うべきなのは分かっていたので、これを機に購入しようか、とも思ったのですが、「年に1回使うか使わないかだろう~?」という貧乏性がまたまた顔を出してきて、安価なものに手を出してしまいました。「JJC」というメーカー(大陸製と思われる)の透明ビニールカバー(RI-5)を通販で(2枚で1000円)。

レインカバー1.jpg

下の写真は、1DX+EF200-400 F4L+1.4xに装着してみた画ですが、まあピッタリでした。これがヨンニッパだと、レンズフードがもっと大きいので厳しいかな(ヨンニッパ単体にカバーして、その上からレンズフードを付ければ使えないことも無いかな~、ですが)。しかし、それまで使ってきたオプテックのレインスリーブもそうですが、ファインダー部や一脚装着部には自分それに合わせた穴を開けねばならず、これらの製品はあくまで簡易的で非常時用と割り切った方がよいです。といっても、私は2枚で7~8回ほど使いましたが(雨の降り方や撮影時間にもよりますので、あくまで自己責任でお願いします)。

レインカバー2.jpg

そんな訳で、結構な雨量の中の90分の試合を2試合撮ってきました。
ところが・・・



ここ数年の私は試合中の撮影を除いて、集合写真、スタジアムの雰囲気を伝えるスナップ写真、表彰式の写真などを撮るのに、Kiss X9+EF-S15-85mm ISを使ってきました。Kissというエントリー機を使うなんて、とのご指摘も有るかと思いますが、動体撮影に使う訳ではない、連写性能が必要な訳ではない、特別に高感度、高画質がでなくても2400万画素あれば十分、それより大きく重いカメラ+レンズと併用するなら小型軽量カメラの方が楽で良い、との考えからです。そして何より、15-85mm(換算24-136㎜)という焦点距離がこの用途にジャストフィットだからです。

レインカバー6.jpg

さて今回の雨中撮影でも、この組み合わせで試合中の選手以外のシーンを撮っていました。試合中の撮影時は、自分の着ているレインスーツの中に収めていて、必要な時だけ取り出して撮っていたのですが、最後の最後にシャッターが切れなくなりました。見れば、操作していないのにメニュー画面が表示されていて、アレっ?と触ろうとすれば、勝手にメニュー画面が変わったり消えたり、内臓フラッシュが立ち上がったりします。これは回路の暴走状態?と思い、バッテリーの抜き差しをやってみたのですが、一時的に治るもまた再発。これはダメだ、と撮影を諦めたのでした。
原因は雨水の侵入でしょう。これまで雨の中で同じような使い方をしてきましたが、ここまで酷くなったのは初めてのことでした。防塵・防滴仕様でないKiss X9ですから、こうした撮影を強いた私の責任ですね。帰宅してから水分を丁寧に拭き取り、急激に乾かすのは良くないと思い、レンズ・バッテリーを外して暗室にて保管していると、約24時間後には幸いにも復活してくれました。今のところ、依然と変わりなく撮影できています。
他のプロカメラマンがこうした集合写真やスナップ写真的な撮影にも、それなりのカメラ+Lレンズを使っているので、私も今回を機に再考すべきなのかもしれません。もしKissが復活しなかったら、修理に出すか、新たな組み合わせを考えるか、しばらくパナのLUMIX G100でしのぐか、などと考えてしまいました。今更レフ機を新規購入するには躊躇しますし、中古購入にも二の足を踏んでしまいます。ミラーレス機にこの用途に合う組み合わせを探すにしても、ちょっとじゃない予算が必要になります。アレコレ一晩考えて、ネットで調べたりして悩んで結論が出ませんでしたが、翌日Kissが復活してくれて正直ホッとしています。丸5年便利に使ってきたKiss X9ですが、この件は今のところ、今後の宿題ということにしておきます。

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