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「安心メンテ」第二弾(その4) [カメラ機材]

安心メンテ第二弾4-0.jpg

では、今回の「安心メンテ」で検査確認を申し出た、EF200-400内臓の1.4xテレコンについてです。
下の二枚の写真は、前回紹介したシニアリーグ最終戦を撮りに行った際、グランド横の葉が落ちた木を撮ったものです。撮影者である私からは100mぐらいの距離が有ったと思います。ブログに載せるのにリサイズしましたが、ノートリミングです。さて、どちらがテレコンを使った画でしょう?

安心メンテ第二弾4-1.jpg

安心メンテ第二弾4-2.jpg

まあ、同じ木を撮ったのに大きさが微妙に違うので、すぐ分かりますね。①がテレコン無し、②がテレコン有りです。撮影データを載せておきます。
①写真(ノートリミング)
1DX MarkⅡ+EF200-400mm F4 L IS 1.4x 絞り優先AE 評価測光 シャッター速度 1/800 F4.0 ISO 100 焦点距離 400mm
②写真(ノートリミング)
1DX MarkⅡ+EF200-400mm F4 L IS 1.4x 絞り優先AE 評価測光 シャッター速度 1/800 F5.6 ISO 200 焦点距離 300×1.4=420mm
この二枚の画も前回同様、等倍(720×720 pixel)で切り出したのが下の画です。

安心メンテ第二弾4-3.jpg

安心メンテ第二弾4-4.jpg

目を凝らしてみても、これだけでテレコン使用の痕跡を見つけるのは難しいように思えます。「難しい」ということは、それだけ「優秀」ということなのですが、では静物ではなく、サッカー撮影ではどうでしょう。これも実写を載せます(同日の50歳以上のシニアリーグのものです)。

安心メンテ第二弾4-5.jpg

安心メンテ第二弾4-6.jpg

これも撮影データを載せておきます。
①写真(ノートリミング)
1DX MarkⅡ+EF200-400mm F4 L IS 1.4x 絞り優先AE 評価測光 シャッター速度 1/4000 F4.0 ISO 200 焦点距離 400mm
②写真(ノートリミング)
1DX MarkⅡ+EF200-400mm F4 L IS 1.4x 絞り優先AE 評価測光 シャッター速度 1/1600 F5.6 ISO 200 焦点距離 400×1.4=560mm
同じ選手を撮っていますが、比較して見れば、テレコン無しの方がヌケの良い画に見えますね。では、この二枚の画も前回同様、等倍(720×720 pixel)で切り出したのが下の画です。

安心メンテ第二弾4-7.jpg

安心メンテ第二弾4-8.jpg

細部の立体感にも差が有るように思えます。けれど、画面内で被写体の大きさを同じようにするために選んだので、この二枚の画は撮影者である私と被写体との距離がかなり違います。という事は、その間に存在する空気の影響を受けるわけで、いかに冬の澄んだ空気と言えども、それを考慮すれば、テレコン有りでもかなり優秀な画だと思いました。
多分に気分的なものですが、外付けテレコンを使用するより若干良い結果が得られるように思えます。

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「安心メンテ」第二弾(その3) [カメラ機材]

さて、手元に戻ってきたEF200-400と1DX2ですが、早速試し撮り。といっても年末も押し迫った頃で、今期の主な大会も終わってましたので、シニアリーグの最終戦を撮りに行ってみました。

安心メンテ第二弾3-0.jpg

結論から言えば、前ピン傾向はすっかり無くなり、ビシッと決まった画を得られます。そして今、このレンズのジャスピンの画をよく見ると、このレンズを使い始めた頃よりも、心なしか解像感が上がったように思えてきました。「安心メンテ」に出したのだから、という先入観を抜きにしても「コレがキャノン最強のズームレンズです」と言える画だと思います。
では、ちょっとだけ作例を(50歳以上のシニアリーグ戦ですが)。
下の写真(ノートリミング)
1DX MarkⅡ+EF200-400mm F4 L IS 1.4x 絞り優先AE 評価測光 シャッター速度 1/1600 F4.0 ISO 250 焦点距離 400mm

安心メンテ第二弾3-1.jpg

これだけでは分かりにくいので、この写真を等倍(720×720pixel)で切り出したのが、下の写真です。

安心メンテ第二弾3-2.jpg

撮影者である私から被写体までの距離は約40m。こうした望遠系レンズの場合、被写体との距離が有りますから、間の空気の影響を受けやすいですね。この日は冬の寒くても清んだ空気ですから、その点を考慮しなければならないですが、それにしてもテレ端の開放F値でこの解像力をズームレンズで得られるとは、値段相応だと思いました(背景のボケはヨンニッパにはかないませんが)。
もう一例載せます。
下の写真(ノートリミング)
1DX MarkⅡ+EF200-400mm F4 L IS 1.4x 絞り優先AE 評価測光 シャッター速度 1/2500 F4.0 ISO 250 焦点距離 280mm

安心メンテ第二弾3-3.jpg

上の写真は(ちょっと逆光気味ですが)、テレ端ではなくワイド端に近い焦点距離です。これも同様に、等倍に切り出したのが下の画です。

安心メンテ第二弾3-4.jpg

約20m先のユニフォームの継ぎ目まできちんと分かります。ワイド側でも十分な解像です(本音は、後ろの白ユニフォームの選手がもう少しボケて欲しいですが)。
もちろん、この結果には1DX2のAF性能有ってのことだと思います。

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「安心メンテ」第二弾(その2) [カメラ機材]

前回書き忘れましたが、これらの機材を送る際に返送先の氏名・住所と共に、メンテで特に気になる点と要望を書いたメモを同封したのですが、そこにEF200-400の内蔵テレコンに付いても書いておきました。「このレンズ専用に開発され、付けられたテレコンの割には、外付けテレコンと大差無い感じがしますので、その点をキッチリ見てください」と。
大分から戻ってきた機材には、前回同様、其々の製品毎にメンテナンスシートが付属していますが、まず「EF200-400mm F4 L IS USM Extender 1.4x」から。

安心メンテ第二弾2-1.jpg

安心メンテ第二弾2-2.jpg

EF200-400に関しては案の定、前ピンでしたね。そして、外観もレンズを覗いてみてもスッキリきれいになって戻ってきました。これで気分良く撮影に集中できるでしょう。
では一緒に送った「1DX MarkⅡ」は、といえば以下のとおり。

安心メンテ第二弾2-3.jpg

これはちょっと意外で、後ピンだったのです。私がこのボディとEF200-400を組み合わせて撮っても前ピン傾向だったことを考えると、EF200-400はかなりの前ピンだったのでしょうね。1DX2も外観は新品並みにきれい、気になっていたセンサーのチリも取り除かれてスッキリ。今年はコレをメインで使いたいところです。

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「安心メンテ」第二弾(その1) [カメラ機材]

あ~もう我慢の限界! コレ絶対前ピンだぁ~
「EF200-400mm F4 L IS USM Extender 1.4x」、この長い名前のレンズが、1DX MarkⅡと共に我が防湿庫の住人になって一年以上が経過しました。当初のインプレをこのブログ(2017年4月)に書かせていただきましたが、昨年はこのレンズを使い尽くしてやろうと思って、なるべく多く持ち出すことを心がけました。が、その結果、前ピン画像の多いこと。サッカーという不規則に動く被写体が相手ですから、全て画が前ピンという訳ではないのですが、ボディをいろいろ代えても同様なのを考えれば、レンズ自体に前ピンの原因があると断定しました。
この様な場合、キヤノン機に付属する機能「AFマイクロアジャストメント」で調整するのがまず一考。以前の私なら、テスト撮影してその調整幅を決めるところですが、昨年後半はとにかく撮影が多くて、落ち着いてテストもできない。それに単焦点レンズならまだしも、ズームレンズとなると、テレ端とワイド端では調整値が違うかもしれないし、ボディによっても違うかもしれない。そう考えてくると、どうにも億劫、というか面倒。それならば、メーカーに送ってキッチリ見てもらって調整してもらうのが一番手っ取り早いし、信頼が持てます。その為にキヤノンは「あんしんメンテ」という有料サービスを提供しているのですから。
ところで、このレンズと同時購入した1DX MarkⅡですが、その時点で既に3万ショットを超えてまして、そろそろセンサークリーニングに出したいと思っていました(自分でする勇気は無いので)。どうせこの巨大なレンズを送るなら、その箱の余白に入れて、一緒に「安心メンテ」に出してしまおうか、との考えが湧いてきました。私の過去に経験から、サッカーという動体撮影の場合には、一にも二にも機材に対する信頼感が無いと被写体に集中できません。両方出せば、これから先暫く安心して使って行けるだろうし、ということで、このレンズ&ボディをキヤノン大分へ直送、両方とも「安心メンテ・プレミアム」をお願いすることにしました。もちろん有料ですが、今後の事を考えると、必要経費と割り切ることにした次第です。

安心メンテ第二弾1-1.jpg

昨年の撮影シーズン終了後ということで、12月初旬に発送したのですが、年末なのに意外に早くて、9日後には帰ってきました。

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