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トリートメント水槽 [熱帯魚]

トリートメント水槽.jpg

久しぶりの熱帯魚の話です。
昨年末に、飼育水槽本数を大幅に減らさなければならなくなったこと、それに伴い飼育魚種も少なくなってしまったことをご報告しました。それはまあ仕方ないことだったのですが、久しぶりに熱帯店に行って少なくなった水槽に合わせて魚を購入しました。しかしです、購入して一ヶ月程は元気で、快調にエサを食べていたのですが、それを過ぎると毎日1~2匹づつ死んでいき、二か月目を迎える頃にはほぼ全滅してしまいました。飼育環境(時に飼育水)に関しては自信が有りますし、購入直後のショック死でもなく、病気の兆候もなく死んでいくので不思議に思っていたのですが、全滅してしまったとなれば原因を探さなければなりません。
テトラ類のような小魚の場合、基本的な体力があまり無いので、調子が悪くなっている状態という時間が短く、対策を講じる間も無く死んでしまうのが常なのですが、購入した魚が全滅という憂き目にあうと、元々の購入時の魚の状態に問題が有ったのでは、と疑ってしまいます。熱帯魚店といのは、様々な魚種を、様々な仕入れ先から納品して売っているところで、入荷時の魚の状態も様々ですし、故に魚が様々な病気を内在していることもあります。優良店の場合、仕入れた魚をすぐに販売せずに、店で各種薬品等を使ってトリートメントしてから販売することがあります。ただそうすると、一手間も二手間も掛けることになって、それが販売価格に反映されます。先にも述べたように、基本的体力の少ない小魚などは、そのトリートメント中に死んでいく場合も有りますから、100匹仕入れてもトリートメント後に売ろうとしたら50匹になっていたならば、販売価格を倍に上げねば利益が出ませんし、実はそんなことは普通にあることなのです。年末セール(私の場合コレでした)や決算セールなどセール時には、大量に仕入れて薄利多売で売るので、優良店でもこうしたトリートメントの手間を省くこともあります。
納入先にしても、死んだ魚では店から代金を得られませんから、とにかく死なないような状態(ある薬品類を使うらしいですが詳細は分かりません)にして店まで持ってくる、というケースが普通にあります。その場合、一ヶ月程は元気ですが、それが過ぎると(つまり薬が切れると)バタバタと死んでいく、ということもあります。今回の私のケースはこれに該当するのではないか、と思っています。
ではどうするのが良いか。それは、自前でトリートメント水槽を作っておくこと。多くの水槽を稼働させていた時、私は1本はトリートメント水槽にしていました。その水槽は、少々の薬品や塩を使っても大丈夫だと思えるほどに、ろ過能力に対して信頼度が高く、底砂や水草等が無いベアタンクであること、水中酸素量多めで水温を高めに設定できる、そんな水槽を1本用意しておき、魚を購入したらまずその水槽に入れて、給餌は最小限で一ヶ月程飼育してみることです。必要ならば薬類を使いますが、使えばろ過能力と魚の体力が落ちますから、これは様子を見ながら最小限で。その後、安定してきたら本来の水槽に移す、ということをすれば、本水槽に影響を与えずに新魚を安心して導入できます。
まあ、店に任せずに自分でトリートメントするということですが、水槽本数が多くなればなるほど、病気等が入り込むと後の対処が大変なので、この方法が良いのではないでしょうか。店選びも大事ですが、店を信用しすぎない、ということも大切です。

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