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ネックファン(首掛け扇風機) [日々の徒然]

プレゼントされました。首にかける小型扇風機(ネックファン)です。

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プレゼントされたというより、家人が家族分を購入して分け与えた、ということです。私が毎日「暑い、暑い」と言って帰ってくるからでしょうか、家内と愚息2号は屋内労働ですが、結構暑い室内での作業だからでしょうか。
首からぶら下げるファン、というのは、誰が考えたのか分かりませんが、なかなか的を得た製品だと思いました。まず、首にぶら下げているので、両手が自由です。仕事しながらでも自動車を運転中でも使用できますし、他の作業の邪魔になりません。それに、太い血管が通っている首を冷やすと冷感が得られるそうですから、そういう意味で理にかなった製品だと思いました。それに充電式でケーブルレスなので、どこへでも持ち運びできますしね。
私がプレゼントされたものは風量が5段階に調節できます。当然風量を強くすれば、バッテリーの持ちが悪くなるのですが、弱い風量1~2程度でも首元に空気の流れを感じます。逆に風量を上げ過ぎるとそれなりの作動音がして、話し声が聞きにくくなることもあります。両先端部にファンが内蔵されていて、コレの角度調整ができないのが残念ですが、そこから首に向かってのアーム部にもスリットが入っていて、頬にも風が当たります。ただ扇風機ですから、冷気を吹き付けてくれる訳ではありませんから、あくまで補助的に使うのが良いかと思います(それにちょっとゴツイ感じに見えますから、使える場所を選ぶかも)。
コロナ禍が盛り返してきたこの時期、暑くてもマスクは手放せません。そんな時に首筋だけでも風が当たれば、感じ方には個人差があると思いますが、暑さ凌ぎのお手伝いはしてくれるかな、と思いました。

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(スイッチ横のデジタル数字は充電率です)

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超時空要塞マクロス「愛・おぼえていますか」 [本・映画・アニメ・詩歌]

前回は、見てガッカリ、の話でしたが、今回は38年の時を経ても手元に残しておきたい作品をご紹介させていただきます。
1980年代からのSFアニメといえば、「宇宙戦艦ヤマト」「機動戦士ガンダム」と共に、「超時空要塞マクロス」も外せないと思います。いづれの作品も、テレビシリーズ第一作が好評で(放送当初は評価されなくても後に高評価された場合もアリ)、その後にシリーズ化や派生作品が生まれました。今回ご紹介するマクロスは、1982年から1983年にかけて放映されたテレビアニメシリーズ第一作の設定や物語を再構成した完全新作の劇場版、1984年に公開された「超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか」です。

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劇場版と言うと、テレビシリーズの総集編的なものが多かったと思いますが、本作品はマクロスの設定はそのままに、全編新作フィルムとして制作されました。それが革新的なメカの映像美と戦闘シーンの緻密さを生んだ作品として、後世に語り継がれたことだと思います(たぶん)。38年前のSF戦闘アニメとしては他の同類作品を大きく引き離す、当時のセル画表現の最高峰という意見もあるそうです。また、地球統合軍の可変戦闘機「VF-1 バルキリー」は、実在の戦闘機に酷似した飛行形態から人型に変形したり、その中間形態(ガウォーク形態)でも戦闘可能という斬新さで、各種武器や増加装備などを加えて、ガンプラマニアに重宝されて人気を博したようです(後継作品にはこのバルキリーの各種発展型も登場)。
(以下、ネタバレを含みます)
あらすじは、男性型巨人異星人ゼントラーディ軍と女性型巨人異星人メルトランディ軍は、戦う事しか知らない種族。その争いに地球人が巻き込まれて絶滅寸前に追い込まれるが、僅かに生き残った人類が、「SDF-1 マクロス」という宇宙戦艦に乗って戦火に巻き込まれながら航海を続ける。そのマクロス艦内には、軍人と数万人の民間人が同居していて、民間人は地球と変わらない生活を送り、その中でアイドル「リン・ミンメイ」が生まれます。そのミンメイと、軍人で航空管制主任オペレーターの早瀬未沙、バルキリーパイロットの一条輝、この三人の人間関係(恋模様)が中心に話が進みます。そして、この戦う事しか知らない巨人異星人たちは恋愛や文化(歌)というものを知らず、故にそれに触れた時のカルチャーショックでパニック状態になる事に気付きます。彼ら戦闘異星人を生み出した先史銀河文明「プロトカルチャー」の情報を得て、最終局面へと(戦闘も三角関係も)なだれ込んでいく、というのがザっとしたあらすじです。
実は私、マクロスTVシリーズを真剣に見ていた訳ではないので、ほぼ予備知識無しでこの作品を劇場で見ました(後の派生作品も見てません)。まず驚かされるのが、CGが無い当時のセル画でここまでできるのか、と思う程の緻密な描写(特に兵器と戦闘シーン)、これに圧倒されます。その兵器も、上映時間の関係で詳しい説明はカットされていますが、ミリタリーとして十分今でも納得できそうな造りで、これが有ってこそ、後のシリーズ化に繋がったと思います。けれど本作の本筋はそこではなく、三人の恋模様。軍人としてエリートで気丈な年上女性と、万民が崇めるアイドルとの間で揺れる主人公。何ともうらやましい状態ですが、結局結末は・・・
私と似た年代の方は、既に鑑賞済みの方もいらっしゃることでしょう。38年前の作品ですが、リマスター版も出ていますし、今見ても十分鑑賞に堪えられると思い、ここに紹介させていただきました。最終局面では、今見てもなかなかアツイです(いろんな意味で)。



最終局面


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「マトリックス レザレクションズ」(The Matrix Resurrections) [本・映画・アニメ・詩歌]

先日久しぶりにレンタルDVD店へ行ってみました。そこで目に付いたのが「マトリックス・レザレクションズ」。懐かしいなあ、新作か?、と手に取ってみれば、主演はキアヌ・リーブスだし、キャリー=アン・モスの名も。これは前作と同じではないか、借りるしかない!と思って、早速自宅鑑賞してみました。
結論から申し上げると、これは前三部作を見たことがある人でないと理解ができない部分が多い。そして前三部作を見た方で好感を抱いている方は、「見ない方が良い」と思います(あくまで私見です)。

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(以下にネタバレを多少含みます)。
「マトリックス(The Matrix)」という映画は、キアヌ・リーブス主演の近未来SFアクション映画として、第一作が1999年に公開され、2003年6月に第二作「マトリックス・リローデッド(The Matrix Reloaded)」が、同年11月に第三作「マトリックス・レボリューションズ(The Matrix Revolutions)」が公開された三部作です。いづれも主演はキアヌ・リーブスで、当時は難解で、でも斬新な設定と派手なアクションで話題になりましたので、たぶんご覧になった方も多いのではないでしょうか。私もその一人で、まず(当時として)その映像美とアクションが秀逸。そして現在の人類が生きている世界がコンピューターによって作り出された仮想世界であって、その真実を知った僅かな人類が仮想世界と現実世界を行き来して自由を取り戻す戦いを続ける、といった設定が、その映像美と共に高印象を残した作品でした。主要キャラが三部作とも変わっていない点もまとまっている感が有り、三部とも見て、初めて納得できる物語だったと記憶しています。
さて、それから18年経った昨年末に公開された「マトリックス・レザレクションズ(The Matrix Resurrections)」ですが、まず前三部作を見ていないと理解できない部分が多い。それに確かに主人公のネオ(トーマス・A・アンダーソン)役をキアヌ・リーブスが演じ、トリニティ役をキャリー=アン・モスが演じている訳で、これで否が応でも期待してしまうのですが、18年の歳月は長かった。両者のアクションは往年と比べるべくも無く、その点を他の出演者にゆだねることになるのですが、これが何とも軽い。日本市場を意識したのか、新幹線内でのアクションが有るのですが、必然性を感じられず。前三部作の持っていたダークだけれど重厚な感じや難解なセリフなど、引き込まれるような奥行き感が無い。ただ難解で説明不足。だって、ネオもトリニティも実はマシーンに繋がれたままで、前三部作の内容はネオ(アンダーソン)が仮想世界で作ったゲームの内容だった、ってあんまりでしょう。まあ、そんな前作の一部否定しないと続編が作れなかったのは理解できるところもありますが、私は一回見れば十分で、たぶん見直すことも無いでしょう。かえってコレを見て、前三部作をもう一度見てみようかな、と思ってしまった次第です。



公式予告編


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さらば、Ninja 400 [車・バイク]

愚息2号のバイク、Kawasaki Ninja 400(2020年モデル)が我が家から去っていきました。

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愚息2号が東京から持ち帰った(乗り帰った)HONDA CB400 SuperBoldor に代わって、某バイク店で一目惚れして新車購入したものでした。私がリターンライダーとなってからは、愚息2号とのツーリングに数度行きました。しかしその後、社会人となった愚息2号は仕事中心の生活になり、バイクを楽しむ余裕が失われてしまいました。自分のことを振り返っても、社会人となったばかりの数年はそんな余裕が無いのも分かります。それでも地方在住者にとって移動手段は必須で、雨天の事等を考えると自動車の方が圧倒的に便利かつ汎用性があるのは明白で、故に我が家の軽自動車キャンバスに乗っていくことが多くなりました。その為、このNinja-400はガレージの隅にカバーを被ったままの時間が長くなり、機械ものは動かさないと調子が悪くなるので、私が月に一、二度は近距離を乗ったりしていました。その状態は続き、愚息は今年になって一度もこのバイクに乗っていません。毎月のローンを払いながらこの有り様では・・・、と売却を勧めたのは私からでした。ちょうど中古車市場が高騰していることですし、ソコソコの値段で売却できるのではないか、との算段も有ったからです。
新車購入とはいえ、左右に一度づつ立ちゴケをしているので、小傷とカウルの欠けが有ります。愚息に代わって私が二、三店舗廻って査定をしてもらい、一番高い金額を提示してくれた店(実はそれは私がCBRを購入した店でした)に売却することになりました。最後にその店に乗っていったのは愚息でしたが、特別寂しそうな感じに見えなかったのは、現代っ子だからでしょうか。でもきっといつか、私のようにリターンライダーになるのではないか、と思ったりしました。結局このNinja-400は購入後ちょうど丸2年での売却、総走行距離は3200km程でした。

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振り返ってみれば、このKawasaki Ninja-400は良いバイクです。過去にこのブログでインプレを書きましたが、その頃と印象は変わっていません。何といっても400ccなのに軽快感があって、男女を問わず、用途を問わず、他人に勧められるバイクだと思います。軽快感とは、まず第一に車重が軽い事。400ccで167kgというのは、他の400ccバイクに比べ非常に軽量で、私のCBR650Fに比べて50kg近く軽い。これはガレージから引っ張り出す時、収める時の押し引きに如実に感じられます。第二にアシスト&スリッパークラッチのお陰でクラッチが軽い事。ワイアーが切れているんじゃないか、と思えるほど軽い。これは長時間走行でグッと効いてきます。第三に、走行時も軽快感が損なわれないこと。峠ではリズミカルに倒せますし、そこからの加減速も(軽い車重も相まって)レスポンス良く走らせることができます。また250ccの車体に400cc(48ps)のエンジンを積んでいるのですから、高速道路でも余裕です。第四に、街中でも扱い易い事。シート高785mmは、短足の私でもベッタリ足が着きますし、フルカウルスポーツ車としては前傾姿勢も全くキツクは無い。最後に、ストップ&ゴーの多い街中では、停止時には1速に入れてギアペダルを(力加減無しに)上げれば即ニュートラルに入るので(逆に2速からはニュートラルには入らない)、意外と苦労しやすい車種の多い中で、このバイクはニュートラルに入れ易い。これって街中で乗ってみると意外と重要で便利でストレスフリー。これらを合わせれば、短時間・短距離であろうと、長時間・長距離を走っても、軽快感を伴いながら疲労感が少ないバイクだと思いました。
実際、愚息が手放すのなら私のセカンドバイクにしようかな、との考えも浮かんだのですが、そこまでの経済的な余裕は無いし、CBRとこのNinja両方が我が家のガレージにあれば、確実に持ち出す頻度はNinjaになるでしょう。じゃあCBRを手放すか、といえば、それは抵抗感が強い。理由は、このNinja-400で唯一好きになれない点ですが、高回転域まで回した時の高揚感が無い。やはり2気筒と4気筒の違いは大きいという事です。それに所有満足度という観点からは(あくまで私見ですが)圧倒的に4気筒車です。その点を熟慮して今のCBR650Fを選んだのですから、そこは譲れないところです。結果的には、このNinja-400を現時点で手放す決断は正しかったと思っています。
そんな訳で、多少のキズは有っても消耗感の少ない愚息のNinja-400。Kawasakiのバイク・ラインナップからNinja-400が消えることは無いと思いますが、情報では排ガス規制対応の為、2023年モデルからは若干パワーダウンされるかもしれません。良い持ち主の手に移ることを希望して、送り出したのでした。
さらばNinja-400! イイ奴だったよ!

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