サッカー選手が試合中にジャンプするシーンを撮影することの3回目です。


前回、ある程度以上に大きく選手を捉えた場合は、上下動する選手に合わせて、レンズも上方に振らなければならない、と書きました。考えれば至極当たり前の事なのですが、その場合、
1.ジャンプすることを予想して上方を空けておく
2.ジャンプする選手に合わせてレンズを振る
3.既にジャンプした選手に瞬時にピント合わせをする
この3つが考えられます。
まず、1ですが、作例を下に載せます(ノートリミング画像です)。


連写してますので、AFフレーム(1点指定、領域拡大)を表示させて、その前後の写真も含めると以下のとおり。


次に2のケースです。これは前回書いたとおりですが、ノートリミング画像をもう一例載せます。


これも連写してますので、AFフレーム(1点指定、領域拡大)を表示させて前後の写真を載せます。背景を見れば、連写しながら上にレンズを振っていることが分かって頂けるでしょう。


最後に3のケース。これは、たとえ連写しても多くの場合、1枚目が使える写真となります。これも、ノートリミング画像の例を載せます(これは7Dですが、AFは1点指定です)。



いづれのケースも、小さく撮ってトリミング、というのに比べれば、はるかに難易度の高い撮影となりますね。