我が家は五人家族です。夏休みにはちょっと早いかもしれませんが、家族で旅行に行ってきました。


「今回はスケジュールをあまり入れないで、ホテルでのんびりする旅行にしよう」との子供達の案に従って、リラックスできるホテルをチョイス。その「リゾナーレ八ヶ岳」に着いたのは昼過ぎでしたが、部屋の用意ができているとのことで、チェックイン。部屋はメゾネットタイプの5人部屋。


庶民の私には縁の薄い「星野リゾート」だけあって、広いし高級感バッチリです。部屋には小型のワインセラーも完備。


ちょっとホテル内散策。ここでは散策できるほどのホテル内アーケードがあって、食べ物や雑貨の店、書店などが並び、どれも都会的なのにリラックスした時の流れを妨げない佇まいの店ばかりです。そして、そのお店の隣や二階が客室だったりします。なかなか凝った造りですね。



八ヶ岳山麓は、日本でも有数のワインの産地。もちろんホテル内にもショップが有って、試飲もできます。そこで購入したワインを夕食時に持ち込んで飲むことも可能。ワインのウンチクを言えるほどの知識も舌も持たない五人が、ワイワイ言いながら選びました。



施設内プールや入浴で、更にリゾート気分を満喫した後、ちょっと早めの夕食はホテル内のメインレストラン「YY grill」にて。先ほど購入したワインで、まずは乾杯。


ここの夕食は、メインを3種の中からチョイスして、その他はビュッフェスタイル。私のメインは、もちろん牛肉ステーキです。


金曜日の宿泊でしたが、まだシーズンが始まったばかりのせいか、それほど混んでいるという感じはなかったです。こんなホテルでのんびり過ごすには、最適なチョイスだったのかも。やっと顔を出してくれた月を見ながら就寝。



翌日は、しっかり朝食を取った後、「清里テラス」へ。元々はスキー場なのですね。快晴とは言い切れませんでしたが、まずまずの天候の下、リフトで標高1900mの展望台へ上れば心地良い風。


ここには木製デッキとシートが用意され、予約すればボックス席が占有(70分)できます(ここも子供達が予約しておいてくれました)。


清里へ来れば、清泉寮のソフトクリームでしょう。結構な長蛇の列でしたが、頂きました。いったい一日に幾つぐらい売れるのか(なんて考えるのはリゾート気分に反しますね)。


清里駅にも行ってみましたが、土曜日なのに人影まばらで往年の感じは無く、ちょっと寂しかったです。まあ、私が若かりし頃といえばバブル期ですから、それから比べると・・・


今回の旅行は、子供達の発案です。五人家族なのに、最近は全員が顔を合わせることが難しくなりました。上の二人は社会人で東京住い、末っ子も昨年の春から大学生として東京住いです。東京と一口に言っても広いですし、其々が其々の生活・仕事を持ってますから、会うことはなかなか無い。私たち夫婦は遠く離れた田舎住いで、定期的に子供達が帰って来てくれるのですが、五人揃うということは無理になりつつありました。親としてみれば、仕方ない事と割り切るべきなのでしょうが、子供達もその事には気にかけてくれていたようです。そこで、「費用は全て私達が出すから、休みを合わせて」との申し出があり、今回の旅行となりました。子供達が相談してホテルを予約し、日程も考えてくれました。五人揃う事、五人で旅行に行く事、振り返って見れば、末っ子の退院祝いで行ったバスツアー以来ですから、六年ぶりです。この間、私たち家族を取り巻く環境も変わりましたが、子供達もしっかり大人になってくれました。その事が何よりも嬉しい。そして、「年に一度くらいは行きたいね」と言い合って別れました。
子供達にしても、駆け出しの社会人とアルバイト学生です。金銭的に余裕が有る訳ではないでしょう。それなのに、こんな立派な旅行を用意してくれたなんて、感無量です。帰路の途中、この子達の親であって良かった、と心底思いました。私がこの子達の年代の時に、思い描いた家族の形が今ここに有るのだ、そう実感できます。そんな私はたぶん、幸せ者なのでしょうね。