新年を祝う気持ちは、もう遠くへ過ぎ去りました

底冷えする寒さにも、やっと慣れたこの頃です

バレンタインやホワイトデーで浮かれる歳でもなく

随分と地味な毎日を、送っているような気がします

しっかりと敷石に支えられたレールの上を走れる身分なら

きっと来るはずの春に、期待もできましょう

そうではない、不安定な我が身には

流されぬよう、立ち尽くすのが精一杯

それでも、フッと上を見上げれば

凛とした空気の中に浮かぶ雲一つ

レールなど無いここへおいで、と言っているのだろうか

それもまた良い、とは思いながらも

今はこの大地を渡る寒風に、背を丸くしながら

暫し、たたずむ2月です。