毎年、銀行のロビーなどを利用してサッカー写真の展示を行うミニミニ写真展のことは、以前のブログでもご報告してきました。そして今年もやってます。
2011年度(2012年4月より展示)からですから、今回で6回目。今年も200枚以上の写真を使ったメインパネル(1456×1030㎜)1枚と単独パネル (515×364㎜)4枚の構成です。第1回目に好評をいただいてから続けているのですが、2回目を作る際には悩みました。家人が「同じようなものを作っても飽きられるわよ」と言われたからです。でも、一年を通じて様々な年代の試合を撮り続けているので、学生などは毎年学年が上がっていきますから、同じチームでも試合に出ている子達は毎年変わっていきます。なので、載せる写真(選手)は自然に変わっていきます(社会人チームやシニアは、その点難しいですけど)。そう考えれば、毎年作る意味もあるのかな、と思えるようになってきました。
これを作るためには、一年間を通じてかなりの枚数の写真を撮って、その中から選んで作らないと、パネル全体のクオリティを保てません。しかも、様々な年代で、なるべく多くのチームを撮っておかなければなりません。その点で、県サッカー協会カメラマンとしての面目躍如的な仕事だと思っているのですが、毎年少しでも前年との違いが見出せるように工夫しているのですが、これがなかなか難しい。個人的には、昨年の2015年度パネルの完成度が一番高く、その次年である今回のパネル製作には苦心しました。それがコレ↓です。例年より横長写真を増やしたことと、モノクロ写真を取り入れてみたことが試みなのですが、どうでしょう、あまり変わり映えしないでしょうかネ。


2016年度の写真パネルは後述する日程で展示され、その後我が県のサッカーの「聖地」に展示されます。今はその聖地のロビーに、2015年度・2014年度のパネルが飾られていますが、そこで試合が行われる際には、関係者や保護者、そして本人やチームメイトが熱心に見てくれてます。
「俺が中学生だった時の写真だぜ」(続けて作っていると、そんなこともあります)
「○×先輩の写真だね」(先輩の輝いている姿は目標になるのかも)
「コイツ、今は静岡の高校に進学してさあ」(指導者の方もしっかり憶えてくれてます)
「コレ、準決勝で負けた時の写真だ」(選手本人はどの試合のものか分かるものですね)
「私達も載せて欲しい!」(なるべく多くの選手を載せたいのですがネ)
などという声を耳にすれば、続けていく意義も見出せます。



銀行のロビーを利用するのは良いアイデアでした。老若男女いろんな方が出入りしますし、サッカーなど全く無関心な方も居れば、ご自身のお子さんがサッカーをしているビジネスマンや奥様も来られます。そんな方々が、銀行の僅かな待ち時間で見て下さる方も居ますし、かなりの時間を割いて端から端まで見て下さる方もいます。我が県は地方の、それも知名度のそれほど高くない県ですが、そこでも頑張ってサッカーをやっている人たちがいることを知ってもらえる、見てもらえる、それはカメラマン冥利に尽きると思います。2017年も既にシーズンが始まってます。来年作るパネルに向けて、鋭意努力していきます。