今年も9月からずっと各年代男女のサッカー撮影を続けていました。そして、これも例年通りなのですが、その最後となるのが小学生年代の全国大会「JFA第46回全日本U12サッカー選手権大会」で、先週末はその県大会最終日を撮りに行ってきました。私は今年で14年連続となります。


例年通り、この最終日が行われたのは我が県のサッカーの聖地です。この施設を「聖地」なんて呼ぶのは、他県の方々にはお恥ずかしい限りですが、陸上トラックの無い天然芝のサッカー専用競技場で、観客用スタンドや選手用専用ロッカー室等を持つ施設は、地方の我が県ではココだけなのです。そしてココで試合を行えることが、我が県の子達にとって一つの目標になっていることは、以前から変わらないと思います(ウチの愚息達もそうでした)。


今では県内各地に人工芝グランドができましたが、やはりココは特別感が有ります。まだ声を出しての応援は禁止されていますが、スタンドから見守る保護者の熱い視線を感じながら天然芝の上を駆け回る、そして勝てば全国大会に行ける。これは小学生と言えど、いや、小学生だからこそ緊張しても仕方ないでしょう。事実、硬い表情で試合を始める選手達がファインダーから窺い知れました。しかし、それを乗り越えないと全国への切符は手にできないのです。


緊張感を拭い去り、それを試合を戦う意思や意欲に置き換えたチームが勝つ、毎年撮っていてそう思います。まだまだコロナ禍の中での大会でしたが、関係各位の尽力で無事この大会を開催できたことに感謝しつつ、この大会に参加した全選手、ココで勝っても負けても戦えた選手達、彼らの更なる飛躍を願いたいです。


(今回も無難な写真でスミマセン)