11月に入っても最高気温が25度を超える日があるなんて、今年はホント暑かったですね。しかし暦は確実に進んで行き、今秋も(毎年のことですが)各年代の大会が続き、それに伴い私の撮影スケジュールは毎週末埋まっています。私が年間通じて撮りに行っている様々な大会の中で、一番観客数が多く、テレビ中継もされ、最も注目度を集めるのが「全国高校サッカー選手権大会」です。先日、その県予選の決勝が行われました。もちろん撮りに行きましたが、今回も某サッカー雑誌のカメラマン兼務です。


サッカーを撮り始めて20年の私ですが、このサッカー雑誌のカメラマン兼務は2013年からですので、丸10年になります。この雑誌の特集号、これまでは高校総体(インターハイ)と高校選手権の年2回だったのですが、今年から高校総体特集号が発刊されなくなり、私の某誌の撮影はこの高校選手権特集号のみとなりました。昨今のネット環境の充実とスマホによる手軽さからか、紙媒体の情報誌の価値が相対的に下がっているからでしょうか、それは時代の流れとして受け止めなければならないかもしれませんが、ちょっと残念な気もします。自分の写真が載った雑誌を記念に大切に保管している選手もいる、という話も聞きましたから。


決勝戦の撮影はもちろんですが、一回戦や二回戦(我が県はトーナメント形式なので)もできる限り撮りに行ったつもりです。しかしこの時期は他年代の大会も撮らなければなりませんし、この大会にしても複数の会場だと身一つですから、頑張ったつもりでも県大会出場全チームの内、撮れたのは1/3ぐらいでしょうか。確かに一回戦や二回戦では、大差がついた試合も有りましたから、如何に注目度の高い大会とはいえ、試合内容的に全ての試合が濃いとは言えません。けれど選手たちはどの試合も真剣に戦っていました。そして、そうである以上、私は撮る価値が有ると思っています。


県大会決勝は快晴の下で行われましたが、やっとこの時期らしい空気になった感がありました。4年ぶりの出場を果たした監督は、周囲からいろいろなプレッシャーがあったのでしょう、試合後のインタビューで涙ぐむシーンがありました。願わくば、高校野球の甲子園と同じように、この代表校が全国大会でどのように戦ったのか、我が県の多くの方に注目してほしいです。


(諸般の都合で、今回は無難な写真でスミマセン)