2012年11月25日 - 巷の雑感・時の想い 暑さに呻いていたのは何時のことか肌を焼く陽は、斜光に変われども程よい気候を楽しむ余裕も無く近づく冬の足音に、身構えるばかり季節の移ろいに身を任せ何とかここまで来たけれど軌道を外れた身なれば何処に足跡を残してきたのやら色付く葉は花ではない未来を謳歌する花ではない去り逝く定めのその前に僅かに証を示したかっただけ佇み続けることなど許されぬそう思って歩を踏み出すが僅かな風にもコートの襟を立てる暮れゆく秋が、身に染み入る