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Panasonic LUMIX G-100 (中編) [カメラ機材]

購入前に実店舗で実機に触って見ているとはいえ、やはり小ささ・軽さを感じます。

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パナソニックのカメラを手にするのは初めてです。マニュアル(メーカーHPからPDFをダウンロード)を見ながら自分なりの設定をしていくのですが、もうキヤノンユーザーになって長いので、メニュー形式や用語などで扱いにくさがあるのは仕方ありませんが、そんな設定作業に半日かかるとは「これが老化なのか」なんて思ってしまいましたよ。まあそれだけ、いかにキヤノンにどっぷりハマっているか、ということなのかもしれませんが。
マニュアルを見ながら、「人物をスリムに撮影するスリムモードなんて必要か?」などと突っ込みたくなったりしましたが、実に様々な機能があるものです。この点では同じミラーレス機のR3などの高価格機の方がシンプルに思えます。いろいろ搭載されているシーンモードや画像効果モードなどありますが、(じっくり時間をかけて撮るならまだしも)撮る際にそれを即座に呼び出して撮るには、搭載機能とその効果を全て熟知してしていないととてもできませんね。別に搭載機能全てを使わなければならない、ということはなく、私はこのコンパクトさを生かして、思った時にパっと取り出してサッと撮る、という目的で購入したので、使わないであろう機能は全てOFFにしました。また将来はともかく、当面このカメラで動画を撮るつもりもありません。このカメラはどうも動画撮影に比重が置かれているようで、現在では必須のボディ内手振れ補正機能も、動画撮影時しか機能しないみたいです。まあこれは購入以前に分かっていたことですし、標準ズームには(貧弱ですが)手振れ補正機能があるので、何とかなるでしょう。私はこのカメラをKiss X9とスマホカメラの中間に位置付けて使っていくつもりなので、静止画が思ったように撮れれば十分です。ではKiss X9を駆逐するカメラか、と問われれば、それは無いでしょう(今のところ)。やはりレフ機の安心感は捨てがたいです。

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さて、私の手元に来てまだ一週間の「LUMIX DC-G100K」ですが、簡単に初期感想を書いておきます。まずは良かった点は、AFフレーム選択が使いやすいこと。AFモードは(当然顔認識機能は有ります)全面49点自動からスポット1点まで選択できます。それだけなら普通なのですが、どのモードを選択していても背面液晶パネルをワンタッチすると、そこにAFフレームが現れ、前画ダイヤルをグリグリすれば、そのフレームの大きさを任意に変えることができ、背面ダイヤルでその位置を上下左右に移動させることができます。元の指定AFモードに戻りたければ、ボタン一つで戻れます。これが実に使いやすい。私はかつてキヤノンのR7でもR3でも書きましたし、メーカーにも言いましたが、全撮像面AF可能のミラーレスにしたのなら、なぜ指定AFフレームの大きさをユーザーが自由に設定できないのか、と。その希望が、R3やR7より遥かに安価なこの機種では簡単にできるのです。通常は49点全面AFを指定しておき、被写体や構図的にピントを右や左にしたければ、背面液晶をワンタッチしてこのAFフレームを出して、大きさを整えた上で移動させれば済みます。物撮りなどでも、わざわざスポット1点AFに切り替えなくても、この操作でAFフレームを極小にすれば済むのです。これは、サッと撮りだしてパっと撮る私の使い方に実にマッチした機能だと思うと同時に、どうしてキヤノンはできないのか、甚だ疑問に感じました。もちろん、設定をイジッた結果ですが、これだけで十分に価値有るカメラだと感じました。
「ズームリングを回し、繰り出してください」と電源ONする度に表示が出ます。そのズームリングを焦点距離12mm以上の撮影可能域まで回せば、レンズがググっとせり出してきます。ズームリングはマニュアルで少し固めですが、他機で採用されている電動ズームはどうにも好きになれず、こちらの方が私は好みです。危惧していた手振れ補正機能ですが、レンズ内蔵のものでも、まずまずブレないことが分かりました。またこの標準レンズでも、約2000万画素に対してなら力不足感は無いですね。画的には発色も良く、JPEG撮って出しでも見栄えがする画です。ISOも1600までなら許容範囲。ただ、RAW現像に関してはSILKYPIXの限定版をダウンロードして使わなければならず、DPPに慣れた私としては使い慣れず、しばらくはJPEGでの撮影になりそうです。

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Panasonic LUMIX G-100 (前編) [カメラ機材]

またカメラを買ってしまいました。

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私がCanon Kiss X9を使っていることは、このブログでも何度か書いてきました。私の写真撮影のメインであるサッカー撮影(試合中のプレイ撮影)ではなく、集合写真や会場スナップ写真を撮るの使っています。従来はこの役目を7D MarkⅡが受け持っていたのですが、Kiss X9でも十分な性能を有しているし、何しろ小型・軽量な点が気に入っています。また、パンケーキレンズのEF-S 24mm F2.8 STMと組み合わせて、このブログ用の写真や日常スナップ撮りに、そして旅行などにも持ち出していましたから、撮影枚数的には1DX2やR3には及びませんが、私的には使用頻度の高いカメラです。そういった使い方では、手軽さ&コンパクトさがどうしても優先順位が高くなるからで、現在でも不満無く使い続けています。ただ、家の中で撮る・自動車で移動して撮る、という場合は何ら問題無いのですが、これが移動手段が自転車や二輪となると、収納スペースの関係上、これより更に小型のカメラが欲しくなってきました。Kiss+パンケーキレンズでも工夫すれば何とかなったのですが、やはり単焦点では利便性に劣る場合もあって、高倍率でなくてもズームレンズが欲しい。それで実は1年ほど前から物色していたのですが、今更コンデジには戻れないし、何でも良いという訳にもいきません。で、私が希望したのは、
・ファインダーが有ること(一眼に慣れた身としては、そんな気軽な撮影でもファインダーを覗いて撮りたい)
・でもバリアングル液晶も欲しい(主に利便性の面で)
・画素数は2000万画素も有れば十分すぎるけど、センサーサイズがなるべく大きいこと
・標準でズームレンズ(高倍率でなくてイイ)が付属し、その状態で今のKissより小型
・税込総額が9万円以下
という条件で探してみました。

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この条件だと、コンパクトデジカメは全て該当せず除外。センサーサイズも、1/2.3や1/1.7型のような小さなものを選ぶなら、今のスマホのカメラで事足りますから、フォーサーズ以上でないと私の触手は延びません。APS-C機となれば、新製品のCANON EOS R50 が真っ先に目が行ったのですが、いくら小型・軽量とはいえ、標準レンズ(RF-S18-45 IS STM)を付けてしまうとそれなりの大きさになり、Kiss X9の代替なら良いのですが、今回はそんな目的ではないので除外。その他のAPS-Cセンサー搭載機は予算が合わず、そうなると残るマイクロフォーサーズ機から探すしかない。そこで候補として挙がったのが、パナソニックの「LUMIX DC-G100K」だったのです。早速近所のカメラ店に行って実機を見て触ってみたところ、安っぽさは見当たらず、確かに小さい。これは標準ズームの12-32mm F3.5-5.6 がパンケーキ並みの薄さによるもので、撮影時にはレンズが繰り出すのですが、携帯時にはKiss X9+パンケーキレンズより小さい、というか薄い(下図参照)。標準ズームレンズを装着しながらのこの薄さが欲しかった。これならフラっとバイクに乗って出かける時に気軽に持ち出せそう。しかも、そんなに新しい製品ではないからか(2020年8月発売)、既に8万円でお釣りが来る価格になっています。という訳で、思い切って購入に至ったのでした。実機を見に行った近所のキタムラで通販価格にしてくれるとのことで、今回は通販ではなく実店舗での購入でした。
https://panasonic.jp/dc/products/g_series/g100.html

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