SSブログ

ボチボチ夏眠明け・・・で、悪夢 [車・バイク]

前回の記事でも書きましたが、今夏はホント暑かったですし、その暑い期間が長かったですね。もちろん私は、そのような酷暑の時期にバイクに乗るなど、到底思い浮かびませんでした。以前にも書きましたが、楽しみの為にバイクに乗るのに、楽しめないと分かっている時期には乗らない、というのが私の考えで、真冬と真夏はバイクはお休み期間です。その夏の暑さも少し和らいだように感じられる先週、ちょっと隣県までソロツーリングに行ってきました。
朝晩は真夏のムッとした空気が薄くなり、やっと夏が終わった感が感じられたので、早起きして出発し、隣県の「マキノ高原」という所に行ってきました。私の自宅からは片道約120km程ですから、夏眠明けのツーリングとしては程良い距離です。ここはキャンプ場などの施設が充実しているのですが、私が行ったのは平日だったせいか閑散としていました。目当ては併設された温泉で、日帰り入浴してきました。

夏眠から-1.jpg

その後、数キロ離れた場所にある「メタセコイア並木」に立ち寄りました。まだ夏らしい緑豊かなメタセコイヤが直線路約2.4kmにわたって約500本植えられている中を走りました。夏もイイですが、秋の紅葉シーズンにぜひとも再度訪れたいと思わせる所でしたね。
朝晩は少しは涼しくなったとはいえ、日中はまだ暑かったです。今回は夏眠明けで早朝出発したので、早々に帰宅の途につくことにしました。

夏眠から-2.jpg


ところが・・・




その帰路でのこと、コーナーを回った時にちょっとグニュっとした感じをリアに受けたので、すぐに広めの道端に停めて見てみれば、リアタイやの空気がかなり減っていました。ツーリング出発時にはタイヤの空気圧をチェックするのは常の私です。イヤな予感がして、数百メートル先にコンビニを見つけたので、そこまでゆっくり進んで駐車して見ると、シューっという音が微かに聞こえます。これはパンクで間違いない、と思って見ていたら、あっという間に空気が抜けてしまい動けなくなってしまいました。

夏眠から-3.jpg

もぅ自分ではどうしようもないことは明白なので、加入していたバイク保険のロードサービスをスマホから頼みました(四輪でも二輪でもロードサービスを頼むのは初めてでした)。ちなみに、現在位置を告げなければならないことは分かっていたので、コンビニに停めたのですが、コレは正解でした。
一時間程でサービス業者が到着すること、100kmまでは指定の場所まで運べること、その場所までバイクは運べるが私は同乗できないこと、帰宅や移動にかかる費用は保険から出るので領収証を取っておくこと、などをオペレーターから聞きました。ここから自宅までは100kmを超えそうだし、自宅に運んでもらっても自宅で直せないし。そういえば、このバイクを購入したのは全国チェーン店なので、この県に店舗が在れば、持ち込んで直してくれるのではないか、と思い、調べたら在りました(約80km先でしたが)。早速その店舗に電話して(定休日でなくて良かった~)事情を説明し、見てみないと分からないが単純なパンク修理ならすぐできます、との返事がもらえたので、これから業者に運んでもらうと告げました。ちょうど午後2時頃で、もうそれだけで暑くて汗でびっしょりです。
そのコンビニ店で飲物を買い、店員さんにそのバイク店舗のある町までの行き方を教えてもらっていたら、意外に早く(20分程)ロードサービスが到着しました。搬送先を告げれば、高速道路を使って1時間半程とのこと。自動車も載せられる運搬車にバイクをしっかり固定するのを見守って、出発してもらいました。

夏眠から-4.jpg

このバイクを購入した全国チェーン店で私はメンバーズになっているので、店舗に着けば既にバイクの車番から、私の名前・住所などは分かっている様子で、パンク修理しますか?タイヤ交換しますか?と聞かれました。まだタイヤ交換して一年ちょっとですから、前者を選択すると告げれば、たまたまピットが空いていたとのことで、15分程でパンク修理が完了しました。で、料金を支払おうとしたら、財布が無い!(愕然、大汗)。
暫し冷静に思い返してみました。確かコンビニ店で飲物を買った時は財布は有った、その時にコンビニ店員さんと話していてロードサービスが着いたので慌てて外に出たので、その際にコンビニカウンターに置き忘れたに違いない、と推測。早速そのコンビニに電話すれば、有りました(ホッ)。冷静に対処したつもりが、やはり精神的動揺があったのでしょうね。しかし、今持っているのは小銭入れと免許証だけで、クレジットカードすら無い。事情を話せば、「メンバーの方ですから後日振り込みでもイイですよ」との温かいお言葉。何度も謝辞を言って、必ず明日振り込むと言って、その店舗を出たのが午後4時半頃のことでした。
そのまま家に帰り、財布は後日取りに行っても良いのですが、それは面倒。その店舗からコンビニまで約80kmを、修理終わったばかりのバイクで戻りました。もう夕闇も迫っているので高速道路を使いましたが、泣きっ面に蜂、とはこのことで、途中から雨。たぶん通り雨だと思ったのですが、結構な量の雨が降ってくるではありませんか。ここで焦って事故でもしたら元も子もない、と慎重に走ってコンビニ店に無事到着。ここでも謝辞を言って財布を受け取ったら早々に出発。雨は上がりましたが既に暗く、また慎重に走りながら自宅を目指します。
自宅までは交通量が少ない山道が続くのですが、真っ暗な道をひたすら単独走行です。バイクのヘッドライトは自動車ほど広範囲を照らしてくれる訳ではないので、ここでも焦る気持ちを押さえて慎重に走ります。しかし、フッとメーターを見れば、燃料計が点滅(涙)。気軽なつもりで出てきたし、まさかこれほどの距離を走るとは思っていなかったので、燃料が・・・。こんな山の中でガス欠したら、今度はスマホの電波も届かないゾ、とエコランに徹して何とか街の明かりが見える所まで走って、給油できました。午後3時過ぎには帰宅できるはずが、青息吐息で自宅にたどり着いたのが午後8時過ぎでした。
自動車免許を取って40年以上毎日のように乗っているのに、その間で自動車でパンクなんて1度しか経験ないのに、その1/100以下の距離しか走っていないバイクでパンクを経験するなんて、何と不運なことか。道路に落ちている何かを踏んだとか、縁石を勢いよく乗り越えたとか、そんな事も無く普通に走っていただけなのにパンクするなんて、やはり不運なのでしょう。気軽に出かけて最悪に近い事態に陥り、でもいろんな方のお陰で(自分では)最良の選択をして乗り切れたのではないか、と今振り返っているところです。これを貴重な体験だったと切り替えて思うことで、またバイクライフを楽しみたいと思います。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 0

コメント 0

コメントの受付は締め切りました