GSX-R 600 (L3) その3

一般的なスポーツバイクの範疇の内、SS（スーパースポーツ）と呼ばれるバイクは、ポジション的にキツイです。強い前傾になる低いハンドル、ズルズル滑る上に足つきが悪いシート、後ろ気味で窮屈なステップ、という苦行なポジションになる傾向があります。もちろんそれには理由があって、高い旋回性能を得るための深いバンク角を得る事、ハングオンなど積極的にライダーが動くスポーツ走行に対応する事、等を第一に考えられているためです。この前傾姿勢を比較するに、ハンドル・シート・ステップの3点を結んだ三角形で表したのが下の図です。

では、私が過去に乗ったことのある車種で、この三角形を示してみたのが下の図です（正確な縮尺ではないので、概念図として見てください）。

教習所でも使われるHONDA CB400を標準と見れば、今回愚息が購入したNinja 400はスポーツ性バイクと言えます。私が30数年前に乗っていたFZ400Rはレーサーレプリカと言われただけあって、それより更に前傾姿勢ですが、このGSX-R 600はそれらよりずっと過激なポジションなのが分かっていただけるでしょうか。実際に乗車してみれば、「シートに座っている感」が乏しく、常に上目使いのポジションで、まず足や首にきます。
SSがキツイポジションなのはハンドルの低さ以外にも、ステップの位置（高さ）やハンドルの絞り角・垂れ角も影響するのですが、その詳しい話は長くなるので割愛します。このキツイポジションは購入前に分かっていたつもりが、「挑戦する！」と意気込んでみたところ、あえなく撃沈となった話は、次回に。なお、GSX-R 600の諸スペックを以下に載せておきます。

それにしても、187kgに125psって・・・

コメント 2

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ジュニアユースさんこんにちは。
その３まで楽しく読ませていただきました。
読んでいるうちにまたリターンライダーへの想いが沸いてきましたが
費やすお金も時間もないことを思い出しました。〔笑〕
気をつけてライディングをお楽しみくださいね。
by kin_gyo (2020-10-09 14:09) 

kin_gyoさん、こんにちは。
現在の2輪ライダーの平均年齢は、以前よりずっと上がって、50歳代のようですよ。
ぜひリターンライダーを検討ください。
この続き、書こうとしているのですが、暇が無くて・・・

by ジュニアユース (2020-10-12 22:19)