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冬眠から目覚める その3(ソロ・ツーリング) [車・バイク]

話は遡りますが、今年の年頭にバイクを冬眠させようとして私のミスで購入店でお世話になったことをご報告しました。その時に店員さんから、「もう、1ツーリングで限界かな」と言われてしまいました。タイヤのことです。

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私のCBR650Fは、2017年モデルを2021年に中古購入です。その時のオドメーターは約5800km。当然、付いてきたタイヤも中古でして、「DUNLOP D222」でした。ネットで得た情報では、CBR650Fの標準装備タイヤがコレなので、まず間違いなく新車時から付いていたものと思われます(タイヤ刻印で2017製造と判明済)。冬眠させる時のオドメーターは8000km程でしたから、まあ交換時期が来たとしてもおかしくない。バッテリーに続いて痛い出費には違いないのですが、「タイヤは命を乗せています」の謳い文句のように大切なパーツですし、摩耗や劣化は避けられません。冬眠から目覚めて、快調なエンジン音を響かせる相棒君には新たなタイヤを用意することにし、標準装着のタイヤでの最後のソロツ―リング(日帰り)に出かけました(愚息は仕事なので)。

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せっかく行くなら人や車の少ない場所を走りたいですが、いつもの峠はまだ冬季閉鎖中だし、山方面や県外へは自粛指示中。なので南方面へ。一度行ってみたいと思っていた、志摩半島が一望できるという「横山展望台」を目指して南下します。高速道路を使えば自宅から2時間ほどで無事到着したのですが、土曜日という事もあって、さほど広くは無い駐車場は満車。でもそこは二輪車でして、警備員のオジサンの指示で隅に停めることができました。ところがそこから展望台まで約800mの行程で、その道は不揃いの石段や土の部分も有る急坂を上らねばならずで、春らしい陽気だったのでひと汗かいてしまいました。まあ、お陰で新品のバイクシューズがすっかり足に馴染んでくれましたが。

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展望台は広いウッドデッキになっていて、カフェもあります。そこで「伊勢志摩サイダー」と「横山天空サンド」をいただきました。当日は天候も良くて遠くまで志摩のリアス式海岸を眺めることができましたが、絶景というにはちょっと物足りなかったかな、というのが本音。お昼近くになると混みそうなので、また足場の良くない坂道を戻ることにしました。

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さて、ここからどうするか。帰るにはまだ時間が早いので、もう一か所行ってみることにしました。志摩半島の端の方にある「あづり浜」というところです。
私がこの「あづり浜」に行ったのは、結婚して間もない頃(まだ子供がいない頃)、家族5人で伊勢神宮に初もうでに行った時、そして今回で3回目です。志摩半島先端の「御座白浜」は透明度の高い海水浴場として知られていますが、そこは観光地化していて馴染めず、そこから「ゆうやけパール街道」という道をちょっと戻ったところにある、何の変哲も無い砂浜です(失礼な言い方ですが)。最初に寄った時は、確かトイレ休憩だったと思います。その時に見た夕日の何と綺麗だったこと、それが私の脳裏に何十年も刻まれて今に至っています。有名な観光地や景勝地でなくても、何となく印象に残った場所って誰にもあるのではないでしょうか。ここまで来たら、また行きたくなって寄ってきました。ただ残念ながら着いたのは午後2時過ぎで、綺麗な夕日は眺められませんでしたが。
オフシーズンですし、公設トイレと自動販売機が1台あるだけで、閑散とした浜辺です。でも私の中では、何か落ち着くところで、何時間もここで座って海を眺めていたい、と思わせる場所です。風も無く静かで、ただただ波の音を聞いてボーっとしていました。小一時間程でしょうか、太平洋を眺めていたら少し寒くなってきましたので、退散することにしました。でも、きっとまた来ることでしょう(今度はいつか分かりませんが)。

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今回のソロツーリングは、往復に高速道路を使いました。せっかくETCを搭載しているのにちゃんと使うのは初めて(機能テストの意味で一区間走ったことは有ります)。土曜日を選んだのは、ETC割引が再開されたためです。以前のGSX-RではETC未搭載だったので、高速道路では料金所で手間のかかることこの上無し。自動車よりも二輪の方がETCの恩恵が有ると感じました。その高速道路では、フルカウル車は楽だろう、と思ったら、確かに時速80kmは余裕で、100kmまでの巡航は楽。でもそれ以上の速度になると、フロントスクリーンを標準よりも大きいMRA製に変えているのに、途端に風圧が増すのが感じられて、とてもそれ以上の速度を出す気にはなれませんでした。ネイキッドバイクでかっ飛ばしている方もいましたが、フルカウルでこれじゃあネイキッドはさぞかし厳しいだろうと思いましたね。それにこの道は覆面パトカーがいることで知られた道。自車の真後ろが見難い二輪車なので、安全運転で無事帰宅しました。今回の総走行距離は約300km、最後は市内渋滞に巻き込まれ、おまけに燃料警告灯が点灯してヒヤヒヤしました。高速道路を使っても自動車ほどには燃費は伸びず、燃料警告灯の脅しを避けるなら、まあ300km程で給油が無難でしょうね。





で、このソロツーリングを終えてタイヤがどうなったかと言えば、ご覧のとおり。フロントタイヤの溝はほぼ無くなりつつあり、リアはスリップサインまで0.5mm。もう限界ですね。

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翌週、予約してあったタイヤ交換した話は次回に。

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