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さらば、ハリアー(HARRIER GR SPORT) [車・バイク]

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HARRIER GR SPORTを購入したのは2018年7月のこと。それ以来、日常の足として、家族を乗せての移動手段として、そして県内各所のサッカー場を巡る相棒として、過不足無く使ってきました。未だ魅力が衰えたとは思っていませんでしたが、かといってこのままずっと乗り続けるのもなあ、と考え始めたのは、今年2回目の車検を迎える時でした。自動車業界はまだ半導体不足の影響から抜け出せていないのでしょうか、注文してから納車まで一年近く、いやそれ以上かかる車種も有るとか。その影響が比較的少ないと言われる軽自動車ですが、今年我が家が購入したダイハツのキャンバスは、発注してから納車まで半年かかりましたから、普通車、特に人気車種はもっと納期がかかるのはしかたないのかもしれません。実際にディーラーに行って話をうかがっても、人気車種では一年以上待ちの状態だとか。早々にその状態を脱する見込みが無いのが分かると、余裕をもって予約を入れておくのが得策、との考えから、ある車種(後日ご報告します)の予約を入れて、ハリアーの2回目の車検を受けたのが今年6月下旬のことでした。その時は一年待ちと言われたのですが、まあこのハリアーが嫌いになった訳でも不具合が発生した訳でもないので、気軽に待てばイイや、と思っていたのです。ところがその予定に反して先月ディーラーから電話があり、11月末には納車できると言うではありませんか。全くこの辺りのことは流動的ですね。でも納車が早まって嬉しさは有っても困ることは有りませんので、先日5年5か月程お世話になった我が家のハリアーとお別れすることとなりました。

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このハリアー(DBA-ASU65W)の前にも、ハリアー4WD(CBA-ACU30W)に乗っていたことは、過去記事にて書きました。今やSUVは当たり前となった感が有りますが、それまでスポーツカー・スポーティカーしか乗ってこなかった私に、一目見て所有欲を掻き立てられたのがトヨタ・ハリアーで、SUVが流行りだした頃の2005年に新車購入に至ったのでした。この先代ハリアーには9年11万km乗って別れたのですが、このハリアーGR SPORTも2018年7月に新車購入して、5年5か月29000km程でお別れとなりました。

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このハリアーGR SPORTを振り返ってみれば、購入時に「足が硬いですよ」とのディーラースタッフの言うとおり、今時の車にしてはかなり攻めた足回りでした。けれど先代ハリアーもスプリングを変えて車高を5cm落として乗っていた私にはさほど苦も無く、また一年もすれば馴染んできて、不快感より安心感の方が勝って乗っていました。これは単に足回りを固めただけでなく、各種強化パーツの追加装着とスポット溶接増しでシャシー剛性が高められてる故の結果であって、その点はさすがメーカー自身が手を掛けたGRモデルだと思われます。それに加え、純正モデルとは明らかに違う野太い排気音はなかなかに迫力があり、やる気にさせてくれます。ただエンジンはノンターボなので完全にシャシー性能の方が勝っていましたが、モード切替で明らかに高回転を使う「SPORT」にすれば、刺激的なエキゾーストを伴って、そこそこスポーツカー的な乗り方もできます。エアロパーツの追加等でノーマルとは一目でわかる外観は今でも気に入っていますし、古さは感じません。内装も豪華ではありませんが、シートも明らかにホールドの良いものに、ステアリングも明らかに小径のものに替えられ、各部に「GR」のロゴが見られて特別感を感じます。その後モデルチェンジした現行ハリアーよりもずっとスポーツテイストを感じられて、私は今でも好きです。専用の大径タイヤを履いている割には燃費もそこそこで、約29000kmの総走行距離の平均燃費はリッター当たり10kmを超えました。ノンターボでしたからレギュラーガソリン仕様で、今のガソリン高騰期にも助かりました。それらの点で考えれば、手放すのは惜しい気持ちも、もちろん有ります。
ただ、歳ですかね、昔ほど車に対してスポーツ性を求めなくなってきたのを自覚するようになりました。その点は、還暦過ぎてリターンライダーになってスポーツ系のバイクに乗るようになり、マニュアルミッションのダイレクト感、剝き身で走る爽快感など、そちらで十分満たされているからかもしれません。自動車には以前よりも快適性を重視するようになったのは事実です。いくら気に入っていると言えども永遠に乗り続けることはできず、複数台を所有できるほどの経済力も無く、いつかは別れるとなれば、この辺りが潮時かな、と思い至った次第です。

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5年5か月約29000kmを共にした私のハリアーGR SPORT。無事故無違反で過ごし、屋根付き駐車場故に塗装の劣化も最小限で、今見ても十分美しいフォルムだと改めて感じました。物を擬人化するのは好きではありませんが、自動車にはどうしてもそんな感情を抱いてしまう私です。良い車でした。私の車ライフの中で最後の純ガソリンエンジン車になるかもしれませんが、きっと記憶に残る車の一台になるでしょう。ホント、イイ奴だったよキミは。
さらば!、HARRIER GR SPORT!

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(なお、今でも人気車のハリアーの特別仕様車のせいか、売却額は思っていたよりずっと高額でした)


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